水仙の丘 見てもらったらうれしい 井上善人夫妻が拓いた10万本の水仙の丘
投稿No:8209
水仙の丘 「お客さんに見て貰えて、喜んでもらえたら、私たち夫婦も嬉しいです」と井上善人夫妻が言われました。
水仙の丘 立川水仙郷(たちかわすいせんきょう)の次
淡路島にある立川水仙郷(たちかわすいせんきょう)のスイセンが咲き終えると、次はスイセンの丘のラッパ水仙が満開に咲く時期になりました。
ここのオーナーは井上善人夫妻です。
お二人の考えは、水仙の丘を見てもらったらうれしい、喜んでもらったら嬉しいと言われました。
水仙の丘に注目が集まっています
2019年の3月には先日、テレビでも取材を受けていました。
年ごとに、知名度が上がり、多くの方が水仙の丘に訪れるようになりました。
沢山の方が来られるので、井上夫妻も、一人一人の顔を覚えきれないようで、
私がご挨拶したとき、「初めて来られるのですか?」と、逆に質問されました。
スイセンの丘には、竹細工の作品が、あちらこちらに展示されています。
記念写真を撮る、長イスの後ろには、竹細工で作った飛行機が、まるでトンボが竹に止まるように、2機、太い竹に止まっていました。
黄色い水仙の球根から白い花が
ラッパ水仙をここで買って庭に植えると、黄色い花でなく、白い花が咲きました。
不思議なので、黄色ラッパ水仙から、白いスイセンが咲くことはあるのですか?と尋ねてみました。
考えられないそうです。
しかし、スイセンの丘の入り口で売られていた、黄色いラッパ水仙を買って帰ったのは確かです。
その時、黄色い花が咲いていました。
家に持ち帰り、土に植えて、また翌年咲くのを楽しみにしていました。
咲いてくれたことは咲いてくれたのですが、黄色が白になるのは、まるで卵の黄身が白身になったような不思議さです。
水仙の丘に10万本の水仙の花が風に揺れて
水仙の丘を下から見ると、全体が見えます。
風が吹いて、すいせんが稲穂のように、風に靡く姿はとても綺麗です。
一輪ずつ見るラッパスイセンも綺麗ですが、10万本のラッパスイセンが、まるでマスゲームのように、
同じ方向に向かって、同じように演技をしているようで、とても見事です。
水仙の丘は、10年以上かかって、井上善人夫妻が切り開いた、スイセン畑です。
大変なご苦労があったと思いますが、水仙の丘は入場料が無料です。
水仙の花が咲き終えると
やがてスイセンの花が咲き終わると、このスイセンの丘に訪れる人もいなくなります。
井上夫妻は、咲き終わった後、また今年の作業が始まるそうです。
帰りに、スイセンの丘でできた、文旦の実を購入しました。
自然に落ちた完熟の文旦です。
帰って食べてみると、かなりすっぱかったので、専門的に栽培している文旦との違いを感じました。
黒岩水仙郷のは有料ですが、ここ水仙の丘は無料なので、ただで帰るのは気の毒なように感じます。
今年も、竹笛を購入しました。
この竹笛の使用用途は、高齢者の方が介護を求める時に使うことが多いそうです。
部屋が離れていたり、遠くの人を呼ぶときに、竹笛が遠くまで届くので、合図の為に購入する方が多いと聞きました。
2019年3月21日(木)
水仙の丘には、10万本のラッパスイセンが咲いていました
水仙の丘 最初1000個のスイセンの球根から始めた、スイセンの丘は、20年経って10万本の水仙の花が咲くようになりました。
水仙の丘
今日見つけたのは、淡路花遍路、花の札所48番 水仙の丘です。
場所は、伊弉諾神宮のすぐ近くでした。
小さな標識が道路脇に掲示されていて、急いでいるとつい見落としそうな小さな掲示板でした。
この掲示板を見つけて、伊弉諾神宮を右側に、正面の鳥居を見ながら、左側にハンドルを切って、しばらくすると水仙の丘に到着です。
確かに花の名所48番の案内がありました。
入場料は無料という事で、個人の所有する土地のようです。
小さな休憩所があり、そこの脇に水仙の鉢や、竹細工のおもちゃを売っていました。
水仙の鉢を見ていると、水仙の丘のオーナーの奧さんが、声をかけてくれました。
およそ20年前から、この水仙の丘をご主人が始めたそうです。
最初は、ラッパ水仙の球根、1000株からスタートです。
一年に一回、球根を掘り起こすと、球根は地中で増えているそうです。
増えた球根を、また別の場所に移して、さらに球根が増えるように水仙の丘を耕していくと、
今では10万本の水仙の丘になったそうです。
黒岩灘の水仙は有名ですが、あの水仙は日本水仙です。
水仙の丘の水仙は、ラッパスイセンという西ヨーロッパの水仙です。
12万坪もある山裾の傾斜地に段々畑を作り、斜面いっぱいに咲かせています。
日本水仙は2月が見頃ですが、ラッパスイセンは3月が見頃で、およそ1ヶ月のずれがあります。
奧さんと2人でスイセンの丘を一回りしてみました。
よくまぁ、一人でこれだけの広いスイセンの丘を開拓されたものだと感心します。
スイセンの丘には、スイセンの花だけでなく、梅の花や、沈丁花が咲いていました。
沈丁花の花は、甘い匂いがして、匂いに引き寄せられます。
一通りスイセンの丘を一巡すると、もう一度入り口の休憩所に戻ってきました。
ここでオーナーの方が、お子様には竹細工を教えてくれています。
名刺を出すと、オーナーさんからも名刺を頂きました。
お名前は、井上善人さんです。
ご夫婦で、一年中このスイセンの丘を守っているそうです。
お話では、春になって口コミでスイセンの丘に見学者が来てくれて、皆さんからスイセンが綺麗だとか、素晴らしいという声を聞くと、これまでのご苦労が消えるような嬉しさがあるそうです。
ご夫婦が並んでいるところを写真に撮らせて頂き、私の社長研究室でも、スイセンの丘を紹介しておきますねとお話すると、また遊びに来て下さいと、お誘いを頂きました。
入場料をとらないので、これでは申し訳ないと思い、ラッパ水仙の鉢二つと、竹細工の笛を二つ購入させてもらいました。
綺麗なスイセンを見せて頂き、ありがとうございました。
【水仙の丘】花の札所 第48番 淡路市多賀396-9