みかん農家 淡路市のミカン農家 片山農園の経営をお聞きしました

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みかん農家 淡路市のミカン農家 片山農園の経営をお聞きしましたみかん農家は高齢化が進み、後継者に悩んでいます。

片山農園 (090-8211-6019) 淡路市下司990 片山勝義

淡路島はみかん農家が多い島でした。

それが最近では、みかん農家が減少しています。

みかん農家に何が起きているのか、訪問取材しました。

訪問先は、片山農園で、淡路市下司990の片山勝義さんです。

みかん農家は減少傾向にあります

みかんの需給構造の変化につれて、みかん農家の数も大きく変動しました。

1960年に21万戸であったみかん農家数は、70年には37万戸に増大しました。

当時は東海以西の農家の1割以上がみかんを栽培していました。

しかし、みかんの需要減少に伴って、

みかん農家の数は90年には14万戸、

2005年には6.6万戸に減少しています。

みかん農家の泣き所

日本のミカン農家、1戸当たりの平均栽培面積は70年0.37ha、

90年0.46ha、05年0.59haと徐々に拡大しています。

しかし、日本のみかん畑には泣き所があります。

①.傾斜地が多く、収穫作業が機械化していないため、労働集約的産業になっている。

②.経営規模の拡大には限界があり、みかん農家は現在も零細である。

③.経営規模別の農家数の変化をみると、

全ての階層でみかん農家の数は減少しているが、

特に小規模なみかん農家の数の減少率が高い。

みかん農家の経営収支

みかん農家の10a当たりの経営収支をみると、粗収益(販売額)は485千円で、

所得は221千円です(06年)。

過去5年間の平均でみると、10a当たりの所得は168千円であり、

日本のみかん農家の平均規模(0.59ha)で得られる所得は99万円です。

戦後まもなくは、みかんは儲かる農業部門でしたが、

70年代の生産過剰の時代になると、価格低迷に悩み

、生産量が減少した今日でも、

みかんはそれほど収益性の高い品目ではありません。

ミカン農家の所得向上

日本のみかん農業は、生産過剰と輸入自由化の危機に対応して

新品種の導入や栽培技術の向上による品質向上に努めました。

温州みかんは輸入オレンジに駆逐されることはなく

日本の代表的果実としての地位を維持してきました。

ネーブルなど温州みかんに代わるかんきつ類も導入し、

市場で一定の評価を得てきました。

ぽんかん、しらぬい、清見、ユズなど

地域ブランドとなっている柑橘類もあります。

温州みかんは皮がむきやすく、手ごろな価格で購入することができ、

今後も日本の冬の果実として根強い需要が続いています。

しかし、みかんの価格は低迷しており、みかん農家は厳しい状況にあります。

みかん農家の所得向上には、

①.みかんの品質のさらなる向上を図る。

②.果汁・加工品の開発などみかんの需要開拓を進める。

③.インターネットを通じて消費者に直接販売するような、流通機構の改善

などにより・みかん農家の手取り所得を増やすことが大きな課題となります。

【出典 農中総研 調査と情報 2009年1月号】

みかん農家 片山農園はおのころアイランドの近く

しかし淡路島でも、全国と同じように、

ミカン農家の経営者の方が、だんだんと高齢になり、

ミカン農家を引き継ぐ後継ぎのいないところも出てきています。

こんな中でも、美味しいみかんをどこかないかと探しあてたのが、淡路市の片岡農園です。

片岡農園は、淡路ワールドパークONOKOROの近くにあります。

電話で予約して、ミカン畑に案内してもらいました。

片山農園のみかん畑は明治から開拓

山の傾斜地を切り開いて作ったミカン畑です。

片山農園の始まりは、明治のころからです。

明治・大正・昭和・平成と山を切り開いてミカン畑を作ったそうです。

案内して頂いた片山勝義さんは、地方公務員を退職後、

ミカン畑を引き継いだそうです。

片山勝義さんの子供の頃には、ミカン畑は、

まだ舗装がされていなくて、トラックもない時代、

牛の牽く荷台にみかんを積んで、

みかんを市場に運んでいた時代があったそうです。

山の麓からミカン畑に続く道は、急斜面で細い畦道です。

勾配の急な上り坂なので、道路の道幅か確認できず、

ミカン畑に上がるまでの道はとても緊張した道路でした。

みかん畑は1町歩(1ヘクタール)

片山農園のミカン畑はおよそ1町歩(1ヘクタール 約3000坪)あります。

全て山を切り開いて作ったミカン畑です。

山を切り開いた畑なので、傾斜地です。

南向きの傾斜地は、日当たりが良く、水捌けも良いのですが、

傾斜地の畑はアップダウンがあって作業は大変です。

農薬は極力使わない

みかんの木の下には、雑草が茂ります。

ミカンの育成方針としては、できるだけ除草剤を使わないで、

手間ヒマ掛けて草刈り機で草を刈り取る方法だそうです。

ミカンの花が咲いて受粉し、実がつくと、摘果して、

みかんの数を減らしてて、ミカンの木に過大な負担をかけないようにしています。

散水は自然任せ、渇水はみかんを甘くする

夏になると、日照りが続きます。

以前はみかん農家が共同して貯水池をもっていて、

貯水池の水をミカンに給水していた時代もあったそうです。

散水を控えて、水は自然に任さ多方がみかんの実は甘くなるようです。

この話は、トマトの栽培でも聞きました。

とまとも渇水の方が甘いトマトが収穫できます。

今は、周りのみかん農家は、皆さんが廃業して、

ミカン農家はこのあたりでも片山農園だけになっています。

ミカンの種類は温州みかんを中心にして、鳴門オレンジ、

デコポン、八朔などいろいろな種類のみかんを栽培しています。

得に注文が多いのは、淡路市のふるさと納税に対する返礼のみかんです。

淡路市のふるさと納税返礼品に採用

インターネットで調べてみると、

片山農園の紹介は、ふるさと納税に関する案内がいくつもありました。

淡路市はふるさと納税の返礼に、

片山農園のみかんとキューイを採用しています。

ミカンの美味しいのは、大きい方がお美味しいのか、

小さい方が美味しいのか、真ん中くらいが美味しいのか尋ねてみると、

ミカンの樹によって味が違うそうです。

しかし、収穫したミカンは混ざるので、

どの木のみかんなのか、分かりません。

そこで一般的には、Mサイズくらいが美味しいそうです。

肉体的にしんどいのは、9月から始まる収穫期です。

プラスチックの収穫籠に20kgのみかんが入ります。

これを軽トラックのところまで運ぶのですから、かなり重労働です。

手伝ってくれていた人たちも高齢化で来れません

片山勝義さんはみかんの収穫時期には腹筋が割れるほど筋肉を使ったそうです。

何しろ、最近は人手不足なので、ミカン畑に手伝いに来てくれていた人たちも、

高齢化で手伝えなくなり、その後の募集は出来ていません。

みかんを刺す蛾

ミカン畑でも、みかんを狙う獣や、ミカンを台無しにする害虫がいます。

猪に対しては、ミカン畑全体を冊で覆ったので、猪は入れなくなりました。

夏に蛾が飛んできて、ミカンの皮に針を刺すそうです。

蛾に刺されたミカンは、みるみるいうちに、

干し柿のように縮んで行き、出荷できなくなります。

父の背中を見て、後継者に

片山勝義さんのお父さんはお年は80代ですが、

いまでもお元気にミカンのお世話をしています。

お父さんの後姿をみて、片山農園を引き継ぐ気持ちになったそうです。

お父さんは、80歳を過ぎても、軽トラックを運転して、

細い道を通ってミカンを運ぶ作業にも参加しています。

ミカン畑の窪地がある急斜面を、軽トラックで上れるまで登り詰めて、

ミカンを収穫して、軽トラックにみかんを積む作業もしています。

片山農園の屋号

片山農園の籠は、山とカを組み合わせたマークです。

漢字のちからでなくて、カタカナのカです。

読み方は【やまか】とよむそうです。

かは片山農園のカです。

ふるさと納税が最盛期になると、毎日佐川急便が急な坂を上って、

ミカンの出荷の集配に来ています。 

おいしいみかんを食べていただきたい

ミカンに対する愛情がとても細やかで、

美味しいミカンを消費者の皆さんに食べて頂きたいという、

仕事に対する熱心な気持ちが伝わってきました。

ミカン畑をめぐって説明を聞いたときに、

それぞれのみかんの試食をさせていただました。

ミカンの実は、収穫して数食べるより、

2~3日置いて食べたほうが味が美味しそうです。

淡路市にふるさと納税、返礼品は片山農園を選んでください

いろいろなミカン農家のご苦労話を聞かせてもらって、

片山農園のみかんを応援したくなりました。

我が社の社員の皆さんにも、片山農園のみかんを買って帰って、

風邪予防に食べてもらいます。

ミカンは、一箱が5kgとか10kgがあります。

葡萄やいちじく、いちごに比べると、ミカンは沢山あって値段が安いのです。

ミカン狩りをするような、バスが入れる道路ではありません。

そのため、一人ひとりお客様を増やして、

毎年の出荷高を高めてきたそうです。

ミカンは南向きの温暖な日当たりのいい斜面に育っています。

頂いた試食も美味しかったので、お歳暮にも使わせてもらうことにしました。

淡路島の温暖な気候もと、陽当たりのよい急斜面で爽やかな潮風をいっぱい受けて、

有機肥料と減農薬で育てた淡路島のみかんとキウイです。

深みのある甘さをお楽しみください。

片山農園で注文した沢山のみかんが届きました。

これをスタッフの皆さんに食べていただきます。

沢山の量があるので、みかんが好きな方には1個とはいわず、

せっかくなので遠慮せずに食べてもらいました。

皆さんそれぞれ、お昼休みや、仕事終わりに会話をしながら美味しそうに食べています。

会社にこたつはありませんが、

暖房がきいた温かい部屋で話ながら食べていると、

冬だなぁと実感できます。

ミカン好きな人は、美味しいミカンを選ぶのも上手です。

山積みの中から、どれを食べようか選んでる人は

きっととっておきの美味しいみかんを引いていると思います。

実際に届いたミカンを食べると、中の薄皮はかなり薄く、

柔らかい実がしっかり詰まっていて美味しく味わえました。

片山農園 (090-8211-6019)

兵庫県淡路市下司990 片山勝義

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2019年12月12日(木)