寒くなったので、沖縄の鉢類は、温室へ戻りました。

投稿No:7991

アルミ温室は、200ボルトの電力で最低温度15度に設定しました。

11月になると、気温は1日ごとに冷えてきます。

そろそろ屋外に出していたハイビスカスやブーゲンビリア、バナナ、パパイヤ、プルメリアなどの鉢を温室に移す時期が来ました。

屋外に出して、対応の光を直接浴びて沖縄の植物たちは、大きく育ちました。

ハイビスカスは、朝顔のように毎日たった一日の花の命を咲き続けていました。

温室に戻すとなると、冬越えの為に、ハイビスカスの枝を切り払い、選定をすることになります。

選定の目安は、全体の半分もしくは三分の一程度にまで枝を切り詰めることです。

おしいなと思うほど、枝を切り払っても、翌年の初夏から、枝はどんどん復活します。

冬眠の為に、枝を思い切って短く切り詰めました。

羊の毛を刈るように、ハイビスカスの枝を切り詰めていくと、元の姿から、どんどん小さくなってきました。

勿体ないなぁと思ったのは、切り払った枝です。

枝には、小さな蕾もついていたり、まだまだこれから伸びそうな芽もついていました。

以前に、挿し木にしたことがありますが、11月を過ぎての挿し木は、根がつくのは難しく、挿し木をするなら、来年の気温があがる初夏にした方が、効果が良いです。

ブーゲンビリアの枝は、鋭い棘が出ているので、温室に入れて、そのままにしておくと、世話をする時に手が触れると、手にキズが残ってしまいます。

それなら、うんと切り詰めて、針が刺さらないようにしたほうが得策です。

鉢で育てたバナナは、観葉植物としてはバナナの葉が綺麗ですが、鉢のサイズでは、バナナの実の収穫は期待できません。

バナナの鉢も、越冬のためには思い切って根元近くまで切り詰めました。

これから11月、12月と、気温が下がっていき、植物の活動は休眠期間に入ります。

休眠期間中は、水やりも回数がうんと少なくなります。

一番はっきり休眠するのは、プルメリアです。

プルメリアは寒くなると、次第に枝葉が落ちて、棒のような枝だけになっていきます。

寒くなるとあまり期待はできませんが、温室に入れて暖房を効かせると、ハイビスカスの花は、時々咲いてくれます。

休んだらいいのに、懸命に花を咲かせようとする姿を見ると、けなげに思います。

これならうんと温かくして、冬が無い状態にすれば、ハイビスカスは咲き続けますが、それには暖房費がかかりすぎます。

温室に移す鉢を全て剪定し終えると、次は鉢を温室に移す作業です。

これは私一人では出来ないので、奧さんに手伝って貰いました。

台車を持ってきて、重い鉢を台車に乗せて、温室へ運びます。

剪定した枝は、集めると沢山ありました。

温室の中に作った蔓を這わせたトンネルは、光が下に届かないほど茂っています。

主にブーゲンビリア、アリアケカズラ、アケボノカズラです。

温室の中に入れた鉢は、コンクリートを敷いた通路部分に置きました。

土のある部分は、バナナがよく茂り、鉢を並べる隙間もありません。

蔦類がよく茂ったため、通路に置いた鉢には、あまり直射日光は届きません。

これから本格的な冬に向かって、今日一日で鉢の移動が出来ました。

朝から始めた作業は、お昼を過ぎて2時頃までかかりました。

外に配管していた自動散水のパイプは、冬になるとビニールが凍って割れることがあるので、この配管も一旦室内に撤収です。

斯くして、秋から冬への準備が完了しました。

鉢類は、今日から部屋に入れられたので、ホッとしているようです。

2018年11月1日(木)