春節祭で大学院同期生が一時帰国です。
投稿No:8088
中国では、日本のテレビが衛星放送で見れるので、日本の事はよくご存知です。
神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院の同期生の松井英郎さんが、我が社で購入して頂いたメガネの修理にやってこられました。
松井英郎さんは現在上海の駐在員なので、普段は上海暮らしです。
今は、春節祭を利用した一時帰国です。
メガネ店から松井英郎さんが来られていますと、連絡を受けて、売り場の方に行ってみました。
奥様とお嬢ちゃんが一緒かなと思っていましたが、松井英郎さん単独で来られていました。
メガネ店が繁盛している様子を見て、松井英郎さんは、「商売繁盛でいいですね」と、応援の言葉を頂きました。
松井英郎となかなかお会いできる機会がないので、事務所の方に来て頂いて、しばらくお話をしました。
松井英郎さんは上海に赴任して、すでに8年経過しています。
8年も中国で仕事をしていると、会社の中では中国通と言われるようになっています。
家族のことを考えると、もうそろそろ日本に帰してもらいたいころですが、
会社としては、中国通の松井さんに頼ることが多く、なかなか帰国させてもらえないようです。
中国語は日常会話は出来るようですが、ビジネスの細かいことになると、なかなか思うように話を進めるのが難しいこともあるようです。
取引先の中には、ビジネスが成功して、中国で株式を公開する企業も相手先に現れているようです。
中国の株式公開は審査が厳しくて、取引先にまでその調査に来る事もあるようです。
一旦株式を公開すると、相当な資産ができて、大金持ちになる方もいるようです。
「松井さんは、中国に8年いると、こんな商売なら日本に持って来て、何か新しいビジネスが出来るというような目で、周囲を見ていますか?」と尋ねました。
それが日常の仕事が忙しくて、なかなか新規事業に繋がるヒントは見つからないそうです。
ビジネスのチャンスを見つけれるかどうか、これが起業家になれるかどうかの分かれ目です。
起業家は、他の人が気が付かないことに気が付いて、それを新しいビジネスとして起業しています。
日本からの駐在員は、当然のように中国の住民票はないので、中国で銀行から融資を受けて、中国のマンションを購入することは出来ません。
中国の不動産価格は、8年前に比べるとかなり上昇したそうですが、それが分かっていても、不動産を購入することはできなかったそうです。
松井英郎さんと私は、神戸商科大学大学院の小西一彦先生のマーケティングゼミで一緒でした。
小西一彦先生は、最近松井さんを訪ねて上海まで来られたそうです。
上海の発展振りを見て、その発展に驚かれたというお話を聞きました。
中国は日本を抜いて、GDPはアメリカについて世界第二の経済大国に成長しました。
まだまだビジネスチャンスはありそうです。
中国で何か新しい事を見つけてきて、神戸で応用できたらいいですねと話しました。
2019年2月9日(土)