心のふるさと 沖縄から沖縄のお母さんが神戸へ
投稿No:8029
心の故郷とは、自分が生まれ育った場所に劣らない、そこにいると気持ちがなごむ場所です。 金城千賀子さん来訪(1)
心の故郷、それは沖縄です。
始めて沖縄を訪問したのは今から50年も前、まだ沖縄が本土復帰する前でした。
沖縄に行くのも、パスポートが必要でした。
使うお金は、アメリカドルです。
初めて沖縄を訪れたとき、すっかり沖縄に魅了されました。
何度も沖縄に行くうちに、沖縄の食べ物や景色、サンゴ礁の海だけでなく、
沖縄の土地の人達との繋がりがあったらなぁと思うようになりました。
メニコン沖縄営業所の情報により恩納村前兼久にリゾートマンションが建設されているという連絡がありました。
すぐに恩納村前兼久に現場の視察に行きました。
気に入ったので、ここを沖縄訪問の基地にすることにして、リゾートマンションを購入しました。
前兼久に沖縄滞在の足掛かりが出来たので、
今度は地域の人達と繋がりが出来たらいいなぁと思いました。
恩納村前兼久にはムーンビーチホテルがあり、
ここから西海岸にリゾートマンションが広がっていった場所です。
地元海人(うみんちゅ)たちとの出会い
前兼久には、前兼久漁港があります。
前兼久漁港を奧さんと夕方散歩している時に、
土地の人達が集まってテントの中で飲み会をしていました。
少し離れたところからオジサンたちを見ていると、
中の一人が私達に気が付いて、こちらにいらっしゃいと、
声をかけてくれた人がいます。
その人が、金城正則さんです。
地元の幼馴染の人達が仕事の後集まって、一日の疲れを癒すサークルで
朝日会という社交目的のサークルです。
声をかけてくれた人は、朝日会の会長の金城正則さんです。
これをご縁にして、前兼久に行くたびに朝日会に参加して、
段々と土地の人たちと親しくなっていき、
そのうち皆さんの自宅にも呼ばれるようになりました。
特に金城正則さんのお家には、前兼久訪問の度に、毎日のように行っていました。
沖縄のお母さん
金城正則さんの奧さんは、金城千賀子さんです。
金城千賀子さんと、私の奧さんととても気が合って奧さん同士の交わりも深まりました。
話が良く合うのは、金城家と、私達との家族構成が似ているからです。
お互いに三人の子供がいて、その三人の子供は年代がほぼ一緒です。
金城千賀子さんには、金城家を訪問する度にご馳走になっていました。
うちの子供達に、やさしくして頂き、お母さんの様に接してくれました。
まるで沖縄のお母さんです。
もう20年近くになるので、金城千賀子さんに、
ぜひ神戸に遊びに来て下さいと、声かけを続けていました。
金城千賀子さんが神戸へ
2018年12月に、やっと金城千賀子さんが大阪・神戸に来る計画が実行されました。
金城千賀子さんの妹さんが大阪府に住んでいるので、妹さんを訪ねて、関西に来ることになったのです。
「それなら是非、神戸に来て下さい。」
と声かけをして、この度やっと金城千賀子さんが神戸に来られました。
初めてのひとり旅
金城正則さんは、区長の仕事があるので、ご一緒出来ませんでした。
金城千賀子さんは、ひとりで旅行やお泊りをすることが無かったので、一人旅をとても心配していました。
妹さんが大阪から神戸まで送ってくれたので、道に迷うことはありませんでした。
おもてなしのスケジュール
どこでおもてなしをするか、奧さんと私は考えました。
1泊目は淡路島の松葉庵と、2泊目は洲本温泉にしました。
金城家の夕食では、金城正則さんと金城千賀子さんの馴れ初めについて、根掘り葉掘り尋ねたことがあります。
ふたりの出会いは高校生の時代の時でした。
今夜の食事は、私の得意料理のすき焼きでおもてなしをします。
まず最初に、お肉をすき焼き鍋で炙って、卵を絡ませて頂きました。
これはとても美味しいと喜ばれて、神戸牛の美味しさが伝わりました。
すき焼きと一緒に頂いたのはワインです。
最近、金城千賀子さんは、少しずつアルコールが飲めるようになっています。
ガラケーからスマホへ
金城千賀子さんは、スマホを使い始めるようになりました。
ラインに凝り始めて、なにかあると写メして、ラインに投稿していました。
始めての一人旅なので、楽しんでいるようでも、沖縄の家の事がとっても気になるようです。
「そんなに気になるのでしたら、電話をしたらどうですか?」と勧めて、
金城正則さんと電話が繋がりました。
今夜のすき焼きも、早速写メして沖縄の金城正則さんに送信していました。
今夜もすき焼
淡路島で美味しいといえば玉葱です。
今夜のすき焼きには、玉葱を沢山使いました。
お肉だけを頂いたあとは、野菜と一緒に通常のすき焼きになります。
このときは、金城正則さん単独でした。
今回は金城千賀子さんも単独です。
なかなか夫婦二人揃って、神戸に遊びに来る機会は作れないようです。
すき焼きの仕上げは牛丼です。
ご飯の上に沢山のすき焼き具材を乗せて、上からダシ汁をかけて、特製牛丼の出来上がりです。
これも大変高い評価でした。
美味しい美味しいと言って頂きました。
すき焼きの後は、ゆっくりと明石海峡大橋の明かりをみながら団欒です。
部屋の明かりを全部消して、外が見えるように暗くして、
お酒を飲みながら、これまでの沖縄での想い出話を夜遅くまで話しました。
2018年12月12日(水)