回転寿司は昔の百貨店の大食堂のように、食堂化しています。
投稿No:7997
かっぱ寿司で回転寿司のイノベーションに触れました。タブレットが大活躍です。
奧さんは、以前に「くら寿司に行ってみたい」と娘に言うと、「行かなくてもいい」と言われたことがあります。
なぜ、行かなくていいのかと言えば、奧さんの満足出来るお店ではないと思ったからです。
なのに、今度はかっぱ寿司に行きたいと言い出しました。
かっぱ寿司の店の前を車で何度も通っていると、気になり始めたようです。
ならばご案内しますと、車を駐車場に止めて、お店に入ってみました。
かっぱ寿司のお店のシステムに興味があるようです。
回転寿司は色々工夫をしていて、新しい店に行ってみないと、回転寿司の進化が味わえないからです。
入ってみると、確かにお店はこれまでの回転寿司よりも進化していました。
何が進化しているかといえば、お寿司のオーダーの仕方です。
お店に入ると、空いている席を指定した番号札を渡されます。
この札の番号のところに座るのが、システムのようです。
53番の札をもらったので、53番の席を探して座りました。
どの席も、ベルトコンベア形式の回転寿司が流れる流通に面した席になっています。
回転してくる寿司を取るまでは、鮮度が落ちています。
新しく握ってもらう寿司は、各座席に置いてあるタブレットで注文するようになっていました。
これは取り外すことが出来るので、手元に置いて注文が出来ました。
オススメのお寿司が、画面に出てきます。
なるべく、今の時期の食材を選んで注文することにしました。
11月となると、蟹の素材が旬です。
蟹を注文して、しばらく待っていると、お客様が注文したお寿司は、店員の方が座席へ持ってくるのではなくて、回転ベルトの上にお客様指定という受け皿があって、その受け皿の上に注文した寿司が乗っていました。
注文した寿司が自分の席に近づくと、タブレットから音が鳴り、目の前に注文したお寿司が近づいていることを知らせてくれました。
これはイノベーションだと思います。
これまでの回転寿司では、メニューを見て、カウンターの中の店員の方にお寿司を注文すると、出来上がったお寿司は、握った店員の方が席まで運んでくれるのが普通でした。
かっぱ寿司では、人手に頼らないで、タブレットで注文し、寿司が流れてくると、タブレットが教えてくれるのです。
こんなことをコンタクトレンズでは応用できないだろうかと、つい考えてしまいます。
寿司とコンタクトではまるで違うので、このシステムを応用することは無理のようです。
しかし、タブレットを利用して希望のレンズを事前に用意して貰う方法なら可能かもしれません。
問題は、タブレットのソフト開発費です。
よほど付加価値がなければ、開発コストが吸収できるものではありません。
奧さんがお寿司屋さんに来ると、注文したがるのは茶碗蒸しです。
かっぱ寿司でも、茶碗蒸しを注文していました。
もう一ついつも注文するのは、赤だしです。
赤だしは今日は選んでいませんでした。
奧さんの意見では、かっぱ寿司でどんな進化が起きているのか、それが分かれば、もう赤だしは要らないそうです。
そういえば今日のお寿司の注文量は、普段より少ないので、お勘定も一人分で二人分がまかなえました。
お寿司は二極化しています。
一つは、高級なお寿司に進んでいます。
もう一つは、お寿司がお寿司でなくなるほど、大衆化しています。
今日のかっぱ寿司では、ラーメンの注文が出来るようになっていました。
これまでのお寿司屋さんのカテゴリからはみ出たメニューは、いっぱい並んでいます。
もうお寿司というよりは、昔百貨店の大食堂が賑わったように、一つの場所で和食、洋食、中華料理といったように、お寿司屋さんが食堂化していることが伝わってきました。
奧さんのお供をすることで、回転寿司の進化が勉強できました。
2018年11月11日(日)