タバコの害は目の障害に影響します。メニコンの禁煙啓蒙活動
投稿No:8245
タバコの害が眼の障害に影響するのでメニコンは企業の社会的責任として禁煙啓蒙活動に取り組んでいます。
タバコの害と目の病気とのつながり
株式会社メニコンは、2016年6月27日(月)に、禁煙運動推進の事業化について、定款に追加致しました。
喫煙者の身体に与える影響は各種報告されておりますが、目の病気として、白内障、加齢黄斑変性症や緑内障の発症に影響することも確認されております。
メニコンは目に携わる企業であり、高度管理医療機器メーカーとして従業員はもちろん、お取引先様や地域社会の皆様にも禁煙運動を推進して参りました。
今後は禁煙運動の推進を事業化する為、「禁煙運動推進のための研修会、講習会など各種教育事業に関する企画、立案、制作、運営ならびにコンサルティング業務」などにも取り組んで参ります。
「より良い視力の提供を通じて広く社会に貢献する」を企業スローガンとして、今後とも地域の皆様と共に住みやすい環境づくりが出来るよう努めて参ります。
メニコンの禁煙啓蒙活動
メニコンは駄洒落が好きな会社です。
メニコンという社名自体も、ダジャレで名付けられた社名です。
元々は東洋コンタクトレンズという地域名を掲げた会社でした。
テレビ広告を始めた頃、東洋コンタクトレンズでは、名前を覚えて貰えないので、目にコンタクトを入れることから、メニコンとダジャレにかえたのがメニコンの始まりです。
今回メニコンの禁煙啓蒙活動にもダジャレが活かされています。
それは、禁煙しても困りゃせん!という、ネーミングです。
困るとコマが回るが、ダジャレになっているのです。
タバコは止めたくても、止められない
「タバコをやめようかな……」とも思うけど、「禁煙なんていつでもできる」と楽観していませんか?
現在、タバコを吸っている人のうち、およそ3人に1人が「タバコをやめたい」と思っています1)。
ところが、タバコを吸う人の割合は、ここ数年横ばいです1)。
つまり、タバコをやめたいとは思っていても、禁煙に成功している人は多くないということです。
外国の調査でも、禁煙に挑戦して6ヶ月以上続いた人は、わずか1割ほどです。
禁煙を続けるのは、あなたが思っている以上に難しいのです。
厚生労働省:平成 29 年国民健康・栄養調査結果の概要 2017/10/11参照
タバコがやめられないのはニコチン依存症
「今度こそ絶対にタバコをやめる!」と決意しながら、何故ついまた吸ってしまうのでしょうか?自分の意志が弱いからでしょうか?
いいえ、実はニコチンのもつ依存性が原因なのです。
どのようにしてニコチン依存症になるのでしょうか。
タバコを吸うと、ニコチンは脳にあるニコチン受容体に結合します。
すると、快感を生じさせる物質(ドパミン)が大量に放出され、喫煙者は快感を味わうことができます。
これが、「タバコを吸うと落ち着く」「ホッとする」といった効用が得られるしくみです。
しかし、30分もすると体内のニコチンが切れて、反対にイライラする、落ち着かないなどの離脱症状(禁断症状)があらわれます。
そして、その離脱症状を解消するために、またタバコを吸うようになり、そうしてニコチン依存症になっていきます。
こうなると、タバコをやめたいと思っても、やめるのが困難になります。
ニコチン依存症から抜け出すのは、ヘロインやコカインをやめるのと同じくらい難しいといわれています。
禁煙が難しいのは、ニコチン依存症によるものですから、自分の意志の力だけで乗り越えられないのも当然といえるでしょう。
メニコンの禁煙推進グッズ
株式会社メニコンは、高度管理医療機器メーカーとして目の健康を守っていくことを目的とし禁煙運動を推進しておりますが、この度、禁煙推進グッズとして「禁煙しても困りゃせん!」を制作いたしました。
発売は4月1日以降を目指しております。
タバコの煙が身体に与える影響は各種報告されておりますが、目の病気として、白内障や加齢黄斑変性症などの発症に影響することも確認されております。
そのため、当社は、2016年に禁煙運動推進を事業化いたしました。
また、本社近隣地区には禁煙ポスターを掲示し、禁煙に関する講演を行うなど、様々な活動を通じて地域社会の皆様とともに禁煙運動を推進して参りました。
今回のグッズはそんな禁煙運動推進のひとつとして、まだ禁煙が徹底されていない飲食店などに対し、禁煙を促すことを目的としています。
タバコによる不快な気持ちを婉曲に伝える
飲食店などで食事をした際、タバコの煙によって不快な気分になったり、
せっかくの美味しい料理なのに残念な気分になったりした場合に、「禁煙しても困りゃせん!」を灰皿などへ置くことで、タバコによる不快な気持ちをそっとお店に伝えることができ、ひとりひとりが禁煙への意思表示をすることで、さらなる禁煙運動推進につながるものと考えます。
ぜひ多くの企業や団体のみなさまにご活用いただき、禁煙運動のひとつとして取り入れて頂きたいと考えております。
当社は、今後も様々な禁煙グッズを予定しており、「より良い視力の提供を通じて広く社会に貢献する」を企業スローガンとして、引き続き地域の皆様と共に住みやすい環境づくりに努めて参ります。
骨抜きになった改正健康増進法
2018年7月に成立した、受動喫煙対策を強化する「改正健康増進法」では、
多くの人が利用する施設の屋内を原則禁煙に、喫煙専用の室内でのみ喫煙できるようにし、東京オリンピック・パラリンピック開催の2020年4月までに全面施行する方針でした。しかし、法案は骨抜きになってしまいました。
飲食店は「原則禁煙」としながらも、①資本金5000万円以下、②客席面積100平方メートル以下の店は「例外」としてとして喫煙できるのです。
現実では5割を超える飲食店が「例外」になってしまいました。
個人や中小企業が経営する、客席面積が100平方メートル以下の既存店には、例外を認め「喫煙可能」などと標識で示せば喫煙が認められているため、禁煙か喫煙かは、店舗の判断に任されています。
政府の禁煙ジレンマ
本来、国民の健康を守る厚生労働省が禁煙を取り決めるべきです。
それができない背景に、日本は「たばこ事業法」という法律によって、国がたばこ事業から税収確保をしなくてはならぬ、という台所制約があるからだと言われています。
つまり、厚生労働省は国の商売の邪魔をしてはいけないのです。
もう一つ考えられるのは、自由民主党内のヘビースモーカー議員からの抵抗です。
喫煙者にはタバコは簡単には止められないのです。
国が法令で公共の場所や飲食店での禁煙をきっぱりと決めればいいのです。
国民の健康を守るべきか、税収を守るべきか、はたまた国会議員の嗜好を守るべきか、自由民主党も悩みに悩んだようです。
禁煙するとタバコ嫌いになる?
私の友人の何人もの方が健康上の理由で、たばこをやめています。
たばこをいったんやめると、しばらくすると,身体からニコチンが抜けて、他人が吸っているたばこの匂いが嫌になって来たそうです。
よくまあ、あんな臭い匂いのするたばこを吸っていたものだと思うそうです。
私の若い頃の日活の映画スターは、映画の中でタバコをよく吸っていました。
あの姿を見て、たばこを吸うことは格好の良いことだと思い、吸い始めた人もいました。
以前はたばこを吸う人を受け入れられる社会でした。
私はたばこを一度も吸ったことがないので、若いときからたばこの匂いが大嫌いでした。
しかし、たばこが嫌でも、タバコを吸っている人に対しては遠慮があり、おおっぴらにタバコは嫌だと言えない時代が長らく続いていました。
最近になってやっと、社会全体で煙草を社会的な悪だと認めるようになりました。
テレビを見ても映画を見ても、画面の中で煙草を吸う姿は、ほとんど見られなくなりました。
調理人がタバコを吸うことは味覚が歪むので、調理人はタバコを吸ってはいけないと言われています。
それでも、タバコを吸う調理人はいます。
オリンピックとタバコ問題
オリンピックを機に、日本全体が飲食店でタバコを吸えないように法制化の取り組みがなされましたが、自由民主党の中の一部の反対で、100㎡以上の広い店舗だけに適用されて、殆どの小規模店舗は、お店の判断に任されることになりました。
神戸の街を歩いてみると、以前のように、ポイ捨てタバコはめっきり減りました。良いことです。
タバコの喫煙は、社会全体にとって悪いことであるという意識がもっともっと広がるようになって欲しいと思います。
まとめ 禁煙活動は社会全体の問題
禁煙は難しい取り組みです。個人の意思に依存できる程簡単なことではないようです。
治療を受けるほどの科学的対処方法すら必要です。
青少年にタバコの害を理解してもらう教育活動が、初期の禁煙活動に効果を表すと予想します。
社会全体で、タバコは人間に悪であると、共通認識する必要があります。