「コンタクト老眼にフィット」近視・遠視・乱視を矯正できる遠近両用コンタクトとは
投稿No:8047
白内障患者も脱メガネ、遠近両用コンタクト
コンタクト老眼にフィット
日本経済新聞2018年12月24日(月)に、コンタクトに関する記事が掲載されていました。
題して『老眼にフィット』です。
ここで、記事の内容を紹介したいと思います。
日本経済新聞記事
日経新聞の読者には、老眼に関心が高い読者が多いので、コンタクト老眼にフィットの記事が掲載されました。
中高年になると老眼で近くが見えづらくなり、老眼鏡などの「メガネが手放せない」という人が増えます。
さらに年齢を重ねると、白内障も進行し、手術後メガネが必要になります。
しかし、近視用コンタクトレンズを使い慣れた人は、メガネに抵抗を感じる事が多いのです。
こうした中で遠近両用のコンタクト製品が増え、白内障の治療法の選択肢が広がるなど、メガネに頼らない生活を後押しする動きが目立っています。
コンタクト老眼にフィットの体験記事
ある58歳の女性は、50歳手前から使っていた老眼鏡に慣れず、肩こりに悩んでいたそうです。
それが約2年前に遠近両用コンタクトレンズに変えたところ、症状が改善し、現在は編み物やゴルフを楽しんでいるそうです。
老眼は調節力の衰え
老眼は見たい距離にピントを合わせる目の水晶体の調節力が衰えて、小さい文字がぼやけて見えなくなったり、手元が霞んだりする老化現象のことを言います。
大抵は40歳代から自覚症状が出ることが多いです。
ジョンソン・エンド・ジョンソンが2014年に実施した調査で、45歳から49歳までの男女81%が「手元が見えにくい」など老眼の症状を感じていたことが分かっています。
手元から遠くまでが見える遠近両用メガネは、見たい距離に応じて視線を上下にずらす必要があるため、慣れるまで煩わしく感じる人が多いようです。
遠近両用コンタクト
そんなメガネを使いたくないという人に向いているのが遠近両用コンタクトレンズです。
これまで遠近両用を使ってきた人が老眼と診断された場合、眼科医に相談すれば、コンタクトを処方してもらえます。
2WEEKメニコン プレミオ 遠近 トーリック(乱視用)
最近は多様な機能を持つ製品が登場しています。
コンタクト大手のメニコンは、老眼と乱視を矯正できる、「2WEEKメニコン プレミオ遠近トーリック」を12月上旬に発売しました。
同社の推計では、コンタクト利用者の内、40代以上が約45%を占めます。
ただ、遠近両用タイプの使用は約8%にすぎません。
乱視も矯正する機能を製品に持たせて、シニア層の継続利用を促しています。
人工眼内レンズを入れる手術
60歳代以降になると、白内障が老眼に覆い被さるように進行します。
視界がぼやける、かすむといった症状がひどくなるのが特長です。
こうなると、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工眼内レンズを入れる手術が必要となります。
これは先日、松葉眼科で子供の手術体験で行ったものと同様です。
ピントを遠くまたは近くのどちらかに合わせる単焦点の眼内レンズが現在の主流の為、遠近ともにはっきり見る為には、手術後にメガネをかけなければいけません。
遠近両用コンタクトのように多焦点の眼内レンズを入れれば、遠くも近くも見えるようになり、メガネは要らなくなります。
ただ、公的な健康保険の対象外(先進医療適用)で高額なのが難点になります。
「モノビジョン」と呼ぶ治療法には、公的保険が適用されています。
左右で見え方が違う単焦点の眼内レンズを入れる手法で、効き目に遠くのピントが合うレンズ、もう片方の目には近くにピントが合うレンズを入れるのです。
両目で見ると自然な見え方になるとされています。
白内障の手術は年間150万件が行われていると推計されますが、このうち多焦点の眼内レンズは2%程度とみられます。
ほとんどの手術が単焦点のレンズです。
多焦点の眼内レンズは夜間に照明の周りに光の輪が出来たり、滲んでまぶしく見えたりすることがあります。
単焦点レンズを使う「モノビジョン」は立体的に見えにくい事があります。
日本眼科医会井上賢治常任理事は、「日常生活でどんな見え方を優先するのか、眼科医とじっくり相談し、理解・納得した上で慎重なレンズの選択が必要だ」と強調しています。
メガネでの矯正には、全視界メガネがあります。
さんプラザコンタクトレンズ メガネ店では、全視界メガネを取り扱っています。
全視界メガネは、東京銀座の和真が開発した、遠近両用メガネです。
さんプラザコンタクトレンズメガネ店は、唯一、神戸地方で全視界メガネの指定取引先になっています。
全視界メガネの発明とは、フレームを指で上下に移動させると、6ミリ程度フレームが上下移動して、その結果、近点と遠点を見るレンズ層が移動して、遠近が見やすくなっています。
2018年12月24日()