法善寺の水掛不動明王にお参りしてきました。
法善寺といえば、夫婦善哉、月の法善寺横丁なんて、若い人は知りません。 社長ブログ/大阪なんば 法善寺
民芸酒房牧水で飲み会を終えると、一人で神戸に帰ります。
帰り道、法善寺の看板に誘われて、法善寺横丁に自然と足が動きました。
私の時代で法善寺といえば、織田作之助の夫婦善哉とか、藤島桓夫の月の法善寺横丁です。
包丁一本さらしに巻いて 旅へ出るのも 板場の修行
まっててこいさん 哀しいだろうが
ああ若い二人の思い出ににじむ法善寺 月も未練な十三夜
つい、口ずさんでしまいそうな歌詞です。
法善寺の路地は、たくさんの飲食店が立ち並んで、中にはおぜんざいの店もありました。
心斎橋通りに比べると、少し離れただけで、静かな場所になっています。
皆さん、ここに来るのは不動明王、いわゆる水掛不動にお水をかけて、お願い事をするためです。
不動明王は、大きな意味では仏教ですが、ブッダが悟りを開いた教え、仏教とはかなり違っています。
インドで生まれた仏教には、インドの在来の信仰であるヒンドゥー教があります。
ヒンドゥー教の教えとブッダの教えが混在した教えとなり、日本に伝わってきています。
不動明王は、ヒンドゥー教の神の、シバ神の一つの形といわれています。
信じる人にとってみたら、いわれはともかく、不動明王にお水をかけてお願い事をして、それが叶うように信心を強く持てばいいのです。
『生れ落ちたる星の下、わが身の定めしるすべもなく、流れるままの人生に、信じる者こそ救われる』、と言われる通りです。
お線香のにおいを袖につけ、人の流れを追って街中に出てくれば、千日前です。
ここから地下街を通り、地下鉄御堂筋線に乗ります。
あら、あちらの方から先ほど、飲み会で一緒だった清水さんが歩いてきています。
せっかくだからもう一軒どこかで飲みましょうとお誘いを受けたものの、もうこれ以上飲めば足がふらついて、神戸に一人で帰れそうにないので、ここはぐっと我慢です。
神戸三宮と大阪難波は阪神電車でつながり、わずか50分もあれば移動できる距離ですが、今夜来てみて、三宮となんばのにぎやかさの違いに改めて驚きました。
街の規模としては、神戸くらいが住みやすくていいなぁと、改めて思いました。
2016年4月
“法善寺の水掛不動明王にお参りしてきました。” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。
いいものですね、ブログを書く、残す。鑑賞される、評価される、更に工夫する。より良きものに
進歩していく。私の写真はいつの間に?この人は進歩しません。又、お会いして社長漫遊記など
を森繁さん以上に話し合えたら。