明石芳彦教授 退職最終講義 大阪市立大学大学院 思い出の講義
明石芳彦教授 退職最終講義 大阪市立大学社会人大学院の立ち上げのメンバー、明石芳彦先生の退任最終講義です。 社長ブログ神戸/大阪市立大学大学院/明石芳彦先生退職/送別会
明石芳彦教授 退職最終講義
大阪市立大学社会人大学院の明石芳彦先生が、
2016年3月末をもって、退任されます。
今日は退任最終講義が行われます。
明石芳彦先生と並んで退任されるのは、
特任教授の長澤紘一先生、
准教授の冨永千里先生です。
最終講義とあって、
教室には社会人大学院生の生徒達で満席の状態です。
2007年4月に
大阪市立大学大学院創造都市研究科博士後期課程に入学し、
明石芳彦先生から博士論文作成の
指導を受けてきました。
明石芳彦教授の最終講義のテーマ『社会人大学院・アントレ分野での教育と私』
明石芳彦教授の最終講義のテーマは、
『社会人大学院・アントレ分野での教育と私』がテーマです。
明石芳彦先生は、
大阪市立大学大学院が社会人大学院を
設立した当時の設立メンバーです。
この社会人大学院設立当時の思い出から、
講義の始まりです。
明石芳彦先生の信条
明石芳彦先生の信条は、
『自分は出来ない』事の言い訳はしない、
過去を振り返らないという考えです。
Better Late Than Never! が信条です。
そういえば、
私が2007年4月に大阪市立大学に入学したとき、
明石芳彦先生から言われた言葉を思い出しました。
それは博士課程後期での3つの約束です。
1.遅い・早いは無い 自分が考える事と比べて遅い早いがある
2.謙虚な姿勢 他人の意見を聞く、視野を広げる
3.社会人、教員、大学との共働 欲求ばかりでなく、提案する事
もう一つは、
4つの原則です。
1.新しい自分 『自分がしたい事』 『自分が出来る事』 したい事を出来るようにする
2.『知識』と『理解』 知っている事と分かる事の違い
基礎となる理解、真実を判断できる事で、『分かる』ようになる
自分の言葉に置き換えてみる
3.『役に立つ』『能力アップ』 根底にある理解が有れば、
基礎にある理解力、自分の言葉で表現できる
4.『表現する』『やってみる』 自分の言葉を使って、相手に解ってもらう
『暗黙知』知っている事の10分の1しか伝わらない
最前列の席に座り、
明石芳彦先生の最終講義を拝聴していると、
こんな入学当時に、
明石芳彦先生から言われた事を思い出します。
今、目の前で最終講義に際し、
明石芳彦先生が言われていることは、
私が入学した2007年4月の頃とほぼ同じお話でした。
何もぶれていません。
根源は何か、『何』が問題で、それは『何故か』を考え、真の原因を探る
問題のポイントを理解するには、
根源は何か、『何』が問題で、
それは『何故か』を考え、
真の原因を探るよう考える。
それには、なぜ?何故?ナゼ?
と、なぜ?を3回も、5回も繰り返し『深掘り』をする事です。
このお話も、博士課程のゼミで、
教えられたことがあります。
査読付投稿論文を作成するには、
査読者が納得するほどの、深い思考が求められます。
自分自身で、なぜ?何故?ナゼ?と、
深掘りすると、論文の厚みが深くなります。
社会人大学院生を受け入れて、
新たな分野の学問を拓げていくには、
教員の自分自身を学ばないといけないと言われています。
いや、それより、社会人の学生からは、
ビジネスの現場で起きている事を、
問題となっているこ
とを、むしろ教員の方が学ばせて頂いたと、
感謝の言葉もありました。
学んだ知識は、
ぐちゃぐちゃにして
箱の中に詰め込んでいては使えません。
知識の整理が必要で、
知識の引き出しが用意されているか、
知識の引き出しの開け方と、開く順番が整っている
か、このように整理が必要です。
「君の言う事で日本は良くなるのか?」
最後に、明石芳彦先生の
ご自分の事について触れられました。
恩師は安倍一成先生で、
恩師から言われたのは、
「君の言う事で日本は良くなるのか?」
神戸大学大学院経済学研究科では、
新野幸次郎先生から多くの事を学ばれたそうです。
小田切宏之先生からは通説を猛勉強し、
後にノーベル賞を受賞した
オリバー・ウィリアムソン先生から指導を受けたそうです。
『今やらなければ、いつできる。わしがやらなければ誰がやる。』
これが、現在の明石芳彦先生の心境のようです。
入学から修了までの思い出
大阪市立大学大学院 社会人大学院 入学式
平成19年度大阪市立大学、
学部第1部・第2部・大学院の入学式が、
大阪市中央体育館でありました。
松葉博雄は、大阪市立大学大学院に入学し、
創造都市研究科博士(後期)課程で研究をします。
学長がご挨拶をされ、
「大学生活は、社会に出る前のモラトリアム期間だから、
その間にしっかり勉強をすること」とお話されました。
身が引き締まる思いです。≫記事を読む(2007年4月)
大阪市大 入学式後のセレモニー・ガイダンス
大阪市立大学大学院創造都市研究科の
入学セレモニーとガイダンスがありました。
平成19年度創造都市研究科入学セレモニーが行われました。
博士課程と修士課程の入学者を代表して、
松葉博雄が、学科長に「誓いの言葉」を述べ、
これから博士を目指して、
勉学に励む誓いの宣誓をしました。≫記事を読む(2007年4月)
大阪市立大学大学院 修了式
修了式では、創造都市研究科の総代を務めました。
各学部、各研究科の代表の卒業生・修了生が演壇に上がり、
1人ひとりが金児曉嗣(かねこ さとる)学長から、
学位記を受けます。
明石芳彦ゼミ 前期最終日 ステーキハウスSKYで打ち上げ
前期の最後には、
明石芳彦先生に声掛けをして、
前期打ち上げの飲み会にいきました。
参加者は、明石芳彦先生と、
竹田さん、吉田さん、松葉博雄の4名です。
明石芳彦先生の博士コースの同門会はまだありません。
そこで、修了後も音信不通にならないように、
同門会を作ろうという提言をしました。≫続きを読む(2012年7月)
博士課程後期の新入生
2013年の、博士課程後期に入学した方は2名でした。
今日は新入生2名の初めての発表です。
博士課程が始まったばかりなので、
今日の報告は、修士論文が元になった、
これからの研究の方向性を報告する事になります。
2016年3月5日(土)