こんなところに しだれさくらの名所 丹波篠山市の高蔵寺

投稿No:8207

こんなところに しだれさくらの名所がありました 丹波篠山市高倉の高蔵寺(4)

こんなところに しだれさくらの名所の看板が。

ドライブ中に見つけた看板は、桜の名所、天台宗 宝橋山 高蔵寺です。

これまで見過ごしていた看板です。

まもなく桜が咲き始める時期が近づいてきました。

こころウキウキする桜のシーズンが来るので、

これまで知らなかった桜の名所を見つけたら、

下見してみることにしました。

誘導看板が無ければ道は狭くて険しそう

誘導看板は必要です。誘導看板が無ければ通り過ぎるところでした。

看板が示す方向は、幹線道路から外れて、

山里に入る脇道でした。

途中に、誘導看板はありません。

 

田んぼが両側に広がる細い道を、

不安な気持ちで進んで行くと、やっと誘導看板がありました。

誘導看板には、この道は細いけど、

四トントラックが通れる道なので、

この道がお寺の境内に続く道です。

と誘導してくれました。

誘導看板があったので、途中、

道が行き詰まることはないと思って、

自信を持って進むことができました。

さくらが咲くときには、

この細い道に沢山の車が押し寄せてくると思います。

とても、両側通行できる程の道幅ではありません。

どうするのでしょうか?

岡山県真庭市の醍醐の桜も、細い山道に沢山の車で渋滞していて、下山の車

対面交通を避けて迂回道路を誘導していました。

行く手に古い立派な山門が

細い道を進むと、行く手に突然、山門が見えました。

とても大きな山門です。しかも、かなり古い山門です。

駐車場は広い

山門の奥に、参道が続きます。

春になり、桜が咲く頃になると、

相当な桜見物の車が集まるのか、お寺の周りには、

車に対して注意書きがいろいろ掲示されていました。

花見の賑わいの前の静けさ

今日は、誰も居ません。

車で奥の方まで入る事が出来ました。

ひっそりと咲いているのは梅の花です。

梅の木は、白い苔に覆われるほど古木です。

境内を見て、どこに名所となるような巨木の桜の木があるのか、

ぐるりと見渡してみても、大きな木はありません。

車を駐車場にとめて、さらにお寺の方に行ってみました。

そうすると、しだれ桜の木があちらこちらに沢山植えられていました。

さくらが咲けば素晴らしい眺めに

これは素晴らしい、これだけのしだれ桜が一斉に咲けば、

素晴らしい眺めになります。

桜の季節には、観光バスも集まるようで、

バス専用の駐車場もありました。

入場料は300円です。

しかし今日は、徴収されませんでした。

あいにく雨が降ってきて、気温も冷えてきました。

寒いお寺の境内の本堂に向かいます。

高蔵寺の由来

当山開創は、孝徳天皇の大化2(646)年

播磨国法華山一乗寺を草創して、

この地を訪れた法道仙人が、

黒頭峯(くろづほう)の嶺にかかる金銀珠玉の雲の架け橋を見て

宝橋山(ほうきょうざん)と号したことが始まりといわれる。

いにしえの頃、黒頭峯の堂之尾(どのお)と呼ばれた中腹には、

七堂伽藍二十一ヵ坊の堂宇を誇ったが、

天正年中、明智軍の兵火に遭い、消失した。

その時、氷上柚子村(ゆずむら)の人が雑兵にまぎれて守り奉ったのが、

現存本尊十一面観世音菩薩と伝えられている。

この十一面観世音菩薩は、稽文会・稽首勲両仏師の作で、

大和(奈良)長谷寺の観音像と同木同作と伝承され、

普段は秘仏として宮殿(くうでん)の中に

お祀りされているが33年に一度御開扉される。

兵火に遭った後、本堂は、聖徳2(1714)年。

本尊脇侍の龍王権現と雨法童子は、

共に永禄10(1568)年の作である。

近年では、平成7(1995)年に

新・丹波七福神霊場として弁財天が奉安された。

また、平成13(2001)年に檀信徒の先祖供養、

回向道場として新たに阿弥陀堂が建立された。

山門から本堂にかけての寺領は春には桜、

夏には紫陽花、秋には紅葉、

冬には椿と四季を通じて花の寺として知られている。

特に平成25(2013)年より篠山市内文保寺、

大国寺と共に「丹波篠山もみじ三山」として秋には多くの方が訪れている。

大化二年(646年)、

法道仙人が黒頭峰(くろつぼ)の山腹に

一宇を建立されたことに始まるという古刹。

盛時は七堂伽藍を備え、僧坊は二十一を数えたが、

明智光秀の丹波攻めによって焼失、文禄元年(1952年)、

現在地に本堂と西蔵坊、光源坊、泉蔵坊が再建されました。

その佇まいは大山八景の一つに「高蔵寺の晩鐘」として数えられています。

山号の宝橋山は、

法道仙人が高頭峰に金銀珠玉の架け橋を見たことから

名づけられたのだといわれています。

現在の本堂は、江戸時代はじめに焼失したものを

享保六年(1721年)に復元されたものであります。

山門から本堂にかけての寺領は春には桜、

夏にはあじさい、秋には紅葉、

冬には椿と四季を通じて、花の寺として知られている。

また丹波篠山もみじ三山の一つである。

出典:高蔵寺HP

さくらの開花前には訪れる人影もなし

管理人の姿も見えません。静かな境内です。

でも、よく手入れされた境内でした。

本堂の前で一例して、中を見たかったのですが、

誰も居ないので、入れません。

なんだか素晴らしい宝物を見つけたような気持ちになって嬉しくなりました。

4月になったら、もう一度高蔵寺にお花見に来ます。

奧さんは、雨が降るので、車の中でスマホをいじりながら、

私の視察が終わるのを待っていました。

私は、しだれ桜がいっぱい植えられていて、

このしだれ桜が一斉に咲く頃は、

素晴らしいお花見ができることを話しました。

今は、寒さの中で、花も緑もありません。

それが季節が変わると、まるで古着を脱いだら、

絢爛豪華な衣装が出てくるように、様子が変わるのです。

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