「美々卯」のうどんすきを頂き、御霊(ごりょう)神社の「金の溜まる人」「お金の溜まらぬ人」のお告げを読みました。

大阪市立大学大学院の入学式の後、
大阪市内をブラブラして、その後、今夜の夕食に、御霊(ごりょう)神社の西裏にある「美々卯」に行きました。

うどんすきの「美々卯」

数寄屋建築を取り入れつつも、家具や照明にモダンなものを使い、新しさの中にも老舗の風格を表しているお店です。

うどんすきの「美々卯」

「美々卯」と言えば、「うどんすき」です。「うどんすき」は、「美々卯」の登録商標にもなっています。 もし、お店などで「うどんすき」という名前を出していると、商標登録に触れるそうです。

うどんすきの「美々卯」

すき焼きにうどんを入れるぐらいなら、どこでもしていると思っていたら、商標登録で名前を独占しているのには、美々卯の経営者の先見性だと思います。

うどんすきの「美々卯」

「美々卯」のうどんすきは、宗田目近と利尻産の昆布からとった出汁をたっぷりとお鍋に張り、自家製麺の太打ちうどんと、野菜や海の幸を入れた鍋料理です。

うどんすきの「美々卯」

うどんを入れる前に、まず、野菜類を入れていきます。待っている間に、今が旬の筍と木の芽を使った、若竹煮が出てきました。

うどんすきの「美々卯」

野菜や鶏肉などの他にも、穴子や蛤、湯葉なども入っていて、具沢山です。

うどんすきの「美々卯」

ところが、ビールを飲みながら、うどんすきを頂いていると、すぐお腹がいっぱいになってしまって、なかなか2人で二人前も食べられなくなってしまいました。

うどんすきの「美々卯」

うどんすきの「美々卯」

そこで、お店の方に、「持って帰ってもいいですか?」と尋ねたところ、快く「いいですよ」と言ってくれて、残った材料を包んでくれました。

お出汁も付けてくれました。

「美々卯」でうどんすきを美味しく頂いた後は、近くの御霊神社(ごりょうじんじゃ)に行きました。

御堂筋のビジネス街を少し入ったところに、色鮮やかな赤い鳥居と社殿が印象的な神社です。

御霊神社

船場の商家からは、「御霊さん」と呼ばれて、厚い信仰を受けていたそうです。戦前までは、この界隈では、縁日の屋台や芝居小屋で賑わったようで、明治から大正にかけては、人形浄瑠璃の御霊文楽座があったことで有名です。

御霊神社

今でも、御霊神社は、 浪速の氏神として多くの崇敬を集めています。

御霊神社

特に、厄除け、縁結び、諸事円満成就、開運招福、商売繁盛、夫婦円満、子孫繁栄の神様として、 格別な尊崇を受けている神社です。

御霊神社

御霊神社には、「福は内、鬼は外、金のなる記」というものがありました。

○金のたまる人 ●金のたまらぬ人
1.感謝の生活をする人

2.収入以下で生活する人

3.夫婦仲の良い人

4.金や物を大事にする人

5.健康に心懸ける人

6.獨立自尊心の強い人

7.仕事を趣味とする人

8.一事につらぬく人

9.常に節約する人

10.儲けをあてにせぬ人

1.常に不平不満を云う人

2.見栄を張り贅沢する人

3.夫婦仲の悪い人

4.物や金を粗末にする人

5.悪友を持つ人

6.依頼心の強い人

7.道楽の多い人

8.三日坊主の人

9.常に借金をする人

10.一攫千金の夢を見る人

「徳は元戝は来るぞよ 徳つめば金は自由になるものと知れ」と書かれていました。これを見て、「なるほどなぁ」と思いました。

1から10までそれぞれ対比されています。その中で、5の「健康に心懸ける人」の対極が、「悪友を持つ人」になっているのには、意外でした。

本来、健康に心がける人の対極は、不摂生かと思っていました。御霊神社を出て、御堂筋を歩き、地下鉄淀屋橋から梅田まで電車に乗り、阪急電車に乗り換えて、神戸に戻ってきました。

2007年4月5日(木)