精神科医・安克昌さんの遺言「震災後の社会へ」NHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』

精神科医・安克昌さんの遺言

2007年1月16日(火)付けの朝日新聞朝刊第17面「生活」13版に、

「傷つく人が心癒やせる品格ある社会をめざす」という記事がありました。

2007年1月16日(火)付けの朝日新聞朝刊第17面「生活」13版に、「傷つく人が心癒やせる品格ある社会をめざす」
 

 

この新聞記事は、災害や、事件・事故に遭遇した人の「心のケア」の重要性について、安克昌さんの活動によって、世の中に認知されたことを紹介しています。

安克昌さんは、2000年12月に39歳の若さでお亡くなりになりました。

安克昌さんの執筆した、

阪神淡路大震災後の避難所訪問での罹災者への「心の傷」は、産経新聞に連載され、被災地の記録は、単行本「心の傷を癒やすということ」にまとめられ、出版されました。

そして、サントリー学芸賞を受賞しました。

今日のこの記事の紹介のご縁となったのは、安克昌さんの身内の方が、我が社に縁があって、一緒にお仕事をしていることにあります。

この記事を読むことにより、1995年1月17日の阪神淡路大震災によって、さまざまな人が、さまざまな生き方をしたことを改めて知ることができました。

NHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」

NHK土曜ドラマの放映が近づいてきました。

NHKでは、ドラマの事前案内が始まりました。

役者の紹介と並んで、実物の安克昌さん家族の写真が、放映されました。

NHKの写真は、2007年1月16日(火)付けの朝日新聞の写真と同一です。

新しい写真は、下のご夫妻と子供さんたちとの写真です。

NHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』2020.1.18放映開始

2020年1月18日(土)に、NHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』の第1回の放映がが始まりました。

前日の1月17日は、阪神淡路大震災の25周年の日でした。

25年は四半世紀の一区切りとして、朝から夜まで、震災報道が続いていました。

神戸の街では、改めて犠牲者への追悼が東遊園地を中心に行われました。

NHK土曜ドラマでは、ドラマとしての映像と、事実としての写真が放映されたことは、震災とドラマが重なり合って見ごたえのあるものでした。

阪神・淡路大震災から25年を迎える2020年に、人の心に寄り添い、心の絆を繊細に描くヒューマンドラマが始まったことは、感銘深いドラマです。

阪神淡路大震災 関連記事 アーカイブ

精神科医・安克昌(あん・かつまさ)氏プロフィール 

1960 年大阪市生まれ。

神戸大学附属病院精神科勤務を経て、神戸市西市民病院精神神経科医長を務める。

阪神・淡路大震災直後より、

全国から集まった精神科ボランティアをコーディネートし、避難所などでカウンセリングや診療活動を行う。

震災一年後に臨床報告としてまとめた

「心の傷を癒すということ~神戸・・・365 日~」で第18 回サントリー学芸賞を受賞。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の若き研究者として治療活動に尽力するも、

2000年12 月死去。共訳に「多重人格性障害-その診断と治療」などがある。

 

柄本佑が精神科医に、NHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」制作開始

8/29(木) 7:56配信

MusicVoice

 2020年1月18日スタートのNHK土曜ドラマ

心の傷を癒すということ』のキャストがこのほど発表され、主演を柄本佑が務めることが決まった。

 本作は、「傷つきにやさしい社会」の実現を願う精神科医・安克昌氏が懸命に生きた証を綴る被災者の“心のケア”のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ。

 阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医・安克昌(あん・かつまさ)氏。

手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、心の痛みを共に感じ、寄り添い続けた日々。

震災後の心のケアの実践に道筋をつけ、日本におけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となった。

在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去りながらも、険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」を描く。

主人公の精神科医・安和隆を柄本佑が演じ、妻役に尾野真千子、親友役に濱田岳

兄役にはNHKドラマ初出演となる森山直太朗が決定した。

阪神・淡路大震災から25年を迎える2020年に、人の心に寄り添い、心の絆を繊細に描くヒューマンドラマが届けられる。

※安克昌氏の遺族関係者への取材から得た事実を元に、人の心の傷に寄り添い続けた精神科医の物語として

大胆に再構成し、人物や団体名改称した上で、フィクションとして届けられる。

また、安克昌氏が書いた同タイトルのルポ/エッセイ集とは内容を異にするオリジナルストーリーとなる。

■あらすじ

ジャズピアノはプロ級の腕前、

レコードと読書をこよなく愛する

“はにかみ屋”の若手精神科医・安和隆(柄本佑)。

自分の居場所を探し続ける青年時代を送ってきたが、明るい妻・終子(尾野真千子)と出会い、同じ在日としての悩みを共にできたことでようやく心穏やかな日々を送る。

第一子が誕生した直後、阪神・淡路大震災が起きる。

大地震が起きてすぐ、安和隆(柄本佑)は勤務先の病院に向かう。

そこで目にしたのは野戦病院さながらの光景だった。

自分の無力さを痛感した和隆は、避難所を回りながら、精神科医として自分にできることは何かを模索し続ける。

そんな中、旧知の新聞記者から

「震災を内側から書いて欲しい」とコラムの連載の依頼を受け……。

心の傷に苦しむ被災者に寄り添う日々が続く一方、和隆の実家では父・哲圭(石橋凌)の事業が傾き始める。

精神科医としてできることは何か・・・模索の日々が始まる。

和隆は被災者に寄り添い話を聞き続ける中で、

精神科医にできることは、被災者を治療すること

ではなく、治癒力を回復させる手助けをすることだと気づいていく。

その後、精神科医として見た被災地の様子を一冊の本にまとめ、学芸賞を受賞。

震災から5年がたち、神戸の街は徐々に復興を遂げつつあった。

新しい病院に移り、精神科医として理想の医療に燃える安和隆(柄本佑)。

そんな中、和隆にがんが発覚する。

仕事を中断して治療に専念するか、病を抱えながらも患者に向かい続けるか、選択を迫られる。

自然治癒率は500分の1。

幼い二人の子どもを抱えながら、身重の妻・終子(尾野真千子)と共に有効な治療法を探す和隆は、ついに「心のケア」の本質にたどり着く…

■主人公・安和隆役・柄本 佑コメント

 現在、桑原亮子さんの本が3話まで手元にあります。

桑原さんの描かれる登場人物は皆、

文字という2次元の世界で3次元的に苦しんだり、悲しんだり、

喜んだり、生き生きと躍動しています。

そんな脚本に出会えた事に興奮しています。

10月より安達もじり監督たちと共に安克昌さんを探す旅がいよいよ始まります。

愚直にまっすぐ、安さんの人生を生きていこうと思います。頑張ります。

 

出典 ヤフーNews 2019年8月29日 7:56配信