淡路市生田のホタルカフェ 福島淳さん夫妻がホタルカフェを経営しています。
淡路市生田のホタルカフェには、水車小屋があります。6月初旬から中旬にかけて、蛍が飛び交います。
淡路市でホタルを見るなら 淡路市生田のホタルカフェ
6月になると、梅雨が始まる前に、
ホタルが飛び交う季節になりました。
花鳥風月を追い求める松葉博雄としては、
ホタルが出る頃には、気持ちがそわそわしてきます。
以前には、噂を聞いて、西脇市の、ホタルの宿を、訪ねて行ったことがあります。
今年も、闇夜の中に緩やかな光を放ちながら、
恋の相手を探すホタルの幻想的な光を見たくなってくるのです。
ホタルが住みにくくなるのは、河川を改修した時です。
昔のままの川の流れだと、蛍は棲みやすいのですが、
コンクリートになると、蛍は死んでしまいます。
田舎の里山をドライブしていても、
川の流れはコンクリートによって改修され、
蛍が棲めない川がほとんどです。
淡路市生田村の、水車公園に「ホタルカフェ」があります。
この看板を見て、
このあたりに蛍が棲んでいることを知りました。
そこで思い出したのは、
以前に淡路市へドライブした時、偶然ホタルカフェを見つけたことを思い出したことです。
事前にホタルカフェに電話をして、
昨夜にホタルが飛んでいたかどうかを確認しました。
ホタルが飛んでいるそうです。
ただし、ホタルを見られるのは、
その日のお天気、風、温度などで変わるそうです。
ホタルが見えるのは、当然暗くなってからです。
三宮で仕事をして、
それから車で淡路に向かい、
ホタルカフェに付いたころは、
ちょっとまだ薄暗い、夕方の7時を過ぎた頃でした。
条件が悪いのは、ホタルにとっては、
飛べないような環境の時です。
例えば、風が吹いている、雨が降っている、
気温が下がっているなどホタルにも都合があるようです。
ホタルカフェ
ホタルカフェのお店を経営しているのは、
福島淳さんと奥さんの福島由美さんのお二人です。
電話をして、夕食の予約をしていたので、
お料理はできていました。
夕食を頂きながら、
福島淳さんに名刺を渡して自己紹介をした上で、
色々とお話を聞かせて頂きました。
数年前から淡路島で暮らすようになり、
このホタルカフェをオープンするようになったそうです。
お客様は地元の方が中心で、そのため、
周りの人達とはすっかり顔なじみになっているようです。
食材は、この近くの畑でとれた野菜を使っています。
福島さんご夫妻は関東のご出身で、
ご両親は新潟生まれだそうです。
この話になったのも、
ホタルカフェへの夕食のご飯がとても美味しかったので、
お米の話になり、そのお米の話から、
新潟のお米も美味しい話に広がったわけです。
ホタルカフェには、二匹のワンちゃんがいます。
お客様がワンちゃん達に何か食べ物をあげようとすると、
ワンちゃんには肥りすぎや、
心臓への負担がかかるので、
ワンちゃん達に心付けやチップはあげないようにと、
お願いの表示がありました。
ゆっくりと、話しながら夕食が終わり、
周りは暗くなってきました。
こうなると、いよいよホタルが出る頃です。
カメラを持って、明るいときに見ていた
川沿いをゆっくり歩いて見ると、
ホタルのあかりが見えました。
今夜は少し気温が下がり、風も吹いています。
このため、ホタルはわずかしか飛んでいません。
福島淳さんに、どのあたりに
ホタルがたくさん飛んでいるかアドバイスをしてもらい、
そちらに行ってみると、
水車小屋の近くよりは、
たくさんのホタルが飛んでいました。
蛍が闇夜に乱舞するとはどんなイメージかと言えば、
下の写真のようなイメージです。
こちらは、西脇市中畑川の流域に広がる、ホタルの生息地での写真です。
それはそれはとても神秘的な、幻想的な光景です。
蛍が乱舞するのを見られるかどうかは、
ホタルカフェの福島淳さんによれば、
運がかなり左右するそうです。
毎日ここにいれば見られることがあっても、ちょっと来て、
その時に蛍の群れが見られるのは、本当にラッキーだそうです。
ホタルが見えるのは、
1年のうちで6月の初旬から、
中旬までのわずかな期間です。
そのわずかな期間に、
ホタルカフェがその名の通りに注目を浴びるのは、
今がその時です。
土日にホタル見物が集中するようです。
ホタルカフェへの電話番号を、
カーナビに入力しても、
すんなりとホタルカフェに到着できる方はわずかなようです。
中には、道に迷ってホタルカフェに到着することが
困難な方も出ているようですが、
地元の人に尋ねたら、親切に教えてもらえます。
2017年5月31日(水)
2018年6月
ホタルカフェは、水車小屋があるカフェです。オーナーは福島淳さんと福島由美さんご夫妻です。
淡路市でホタルを見るなら生田村です。
生田村にはそばカフェがあって、
外が暗くなってホタルが見える頃までの間、
ホタルカフェで食事を済ませることができます。
2017年6月にもホタルカフェに行き、ホタルを鑑賞しました。
オーナーの福島淳さんと福島由美さんご夫妻のお話では、
車のナビでホタルカフェをセットしても、
ナビがとんでもないところに案内することがあり、
ホタルカフェまで辿り着くのに難渋している人も多いようです。
それで、「やっとみつけた!!ホタルカフェ」
と看板表示したそうです。
確かに、初めての方には難しく、
なかなかすんなりとは辿り着けません。
その理由は、ホタルを見ようとして、
暗くなってから生田村に着くからです。
明るいうちに生田村に入れば、
道のあちらこちらに置いてある
ホタルカフェの案内板が見えるのですが、
暗くなってくると、それを見過ごしてしまいます。
私は、下見のために、
少し早めに生田村田尻に入りました。
日が沈む前だと、地形を見れば、
どのあたりにホタルが生息しているのか、
おおよその見当がつきます。
生田村の田尻川に沿ってホタルが生息しています。
田尻川のどのあたりにホタルが密集するのかは、
まだ明るいうちでなければ見当がつきません。
一番心配なのは、真っ暗な田舎の道を、
照明灯もなしに歩くことです。
田植えが始まっているので、畦道は滑りやすく、
誤って進むと、畦から滑り落ちてしまいます。
田んぼの畦道に沿って田尻川の川筋を歩いていると、
このあたりにホタルが密集しているのではないかと
予想される場所を見つけました。
場所が見つかれば、安全な道の確保です。
道に危険な場所はないか、
田尻川の川底にどこまで近づけるか確認をしました。
下見をして安全確保ができると、
あとは日が沈んで周りが真っ暗になっても、もう大丈夫です。
ホタルカフェには予約が必要です。
一年のうち、ホタルカフェが忙しくなるのは、
5月下旬から6月中旬までです。
そのなかでも土日は混み合います。
ホタルカフェに予約をしておいたので、
付近を散策して食事時間を待ちます。
ホタルカフェの建物のすぐ脇には、
水力で動く水車が回っています。
予想どおり、今夜は予約客でいっぱいのようです。
ホタルカフェは、ペット同伴可のお店なので、
ワンちゃんを連れたお客様が、
すでに何組か入店していました。
6月の夕暮れ時は、暮れそうで暮れない、夕暮れです。
まるでお父さんから、
くれそうにくれない、子供のお小遣いのようです。
西の空の山の端には、飛行機雲が二筋、
筆で線を引っ張ったように伸びています。
2本の飛行機雲も夕日を浴びて、
やや金色に輝いて見えました。
生田村の田んぼにはすでに水が張られ、
一部の田んぼは、田植えが終わっていました。
田植えの終わった田んぼには空と山の景色が写っていて、
上下対称の形のように見えます。
ホタルカフェでは、奥さんはハンバーグ定食で、
私はハヤシライスを注文しました。
生田村のお米は、寒暖の差があることから、
とても美味しいそうです。
確かに、今日のご飯も、
一粒ずつが光を反射して、輝いていました。
8時をまわると窓の外はゆっくりと暗くなり、
ホタルがそろそろ輝く頃です。
ホタルカフェのオーナーの福島淳さんは、
昨年と比べて顔にひげをよりたくさん蓄えています。
奥さんの福島由美さんのお話では、
旦那さんのひげは嫌だそうです。
なぜ嫌なのか、それはサービス業だからです。
奥さんの福島由美さんから、
私からも旦那さんにヒゲは剃った方が良いよと
アドバイスしてほしいと頼まれました。
帰る時、旦那さんの福島淳さんは、
来年はホタルカフェが続いているかどうかわかりませんと、
弱気な発言をしていました。
なぜならば、それは普段のお客様の来店が少ないからです。
「今年もブログに紹介しますね」
とお話すると、福島さんから
「ぜひもっともっとお客様がホタルカフェに来るように、
宣伝してください」と頼まれました。
ヒゲを剃ったら、お客様が増えるかもしれません。
でも、福島さんは、ひげは剃りたくないし、
お客様は増えてほしいようです。
この後、すでに下見を済ませていた場所に、
蛍鑑賞に行きました。
思った通り、暗い夜道でも、田んぼの畦道を進むことができて、
予想した通りの場所にとてもたくさんの
ホタルが飛び交っている光景が見られました。
奥さんは、近年にない素晴らしい
ホタル鑑賞ができたとの感想でした。
やはり何事も下見が大事です。
残念ながら、蛍が飛ぶ光景は、写真には撮れませんでした。
2018年6月3日(日)