京都南禅寺界隈 この辺りには池を配する豪商の別邸が残っています
京都南禅寺界隈 この辺りには池を配する豪商の別邸が多くあります
京都南禅寺界隈
いい話がありました。
なかなか行けない、
京都南禅寺の近くにある、
豪商の別邸の見学です。
JR山科駅で降りて、
京都地下鉄線に乗り換えます。
乗り換えの改札の前に、
お団子屋さんがあり、
松葉博雄の奥さんは、すぐに反応し、
お団子屋さんに近づき、
お団子の種類を選んでいます。
お団子といっても、沢山種類がありました。
餅だけのお団子やら、お団子の中に
あんこや栗あんが入っているお団子などです。
もっとしつこい甘いのは、みたらし団子です。
辛党には、目を背けたくなるような光景です。
今夜の夢に出てきたらどうしようかと思います。
お団子を食べて、胸焼けがして、
ここでお茶を飲んで、
胸焼けを和らげようとしても、
身近にお茶がなくて、
お茶を求めて悶えているような夢です。
これから行く南禅寺の紅葉を写したポスターがありました。
地下鉄は蹴上でおります。
ここから、少し歩けば
南禅寺の境内に入ります。
京都疎水のトンネルをくぐって通り抜けると、
もう、そこは南禅寺の界隈になります。
琵琶湖から水を引き、
南禅寺界隈で水を受け、
ここから地上に水を給水することで、
この辺りには池を配する豪商の別邸が建ち並びました。
向こうから来るのは人力車です。
もちろん観光用です。
二人乗りの方もいます。
さすが南禅寺界隈です、
一軒一軒の敷地は広く
、門構えもあり、立派なお家が続きます。
家の前には疎水が流れ、
雨水や下水とは趣が違います。
桧造りの門が格式の高さを感じさせます。
こんな門構えのお家は、民家ではありません。
企業の別邸のようです。
一軒一軒が、曰く因縁のありそうな、門構えです。
徳川家康の時代に、
金地院 崇伝が建てた寺院です。
観光案内には、単に金地院と書いています。
いずれの御門も柵が建てられ、
自由に入れる敷地ではありません。
京都は奥が深いなぁと思います。
千年の歴史があるので、
歴代の天皇家や、貴族、寺院に繋がる閨閥が
それぞれ争って、寺院や別邸を建てています。
新興勢力の武家や、明治以降の豪商、
そして最近の企業の成功者が、
歴史のある屋敷を引き継ぎ守っています。
一旦家に引き込まれた水は、
お庭の池の水を満たし、
また屋外へ排出されます。
公共施設などの社会整備の基盤をインフラといいます。
東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡などの
日本の重要な工業都市は、
第二次世界大戦で、アメリカの空爆により、
ほとんどのインフラを破壊されています。
この点、奈良と京都には、
文化財保護の為、アメリカも空爆をしていません。
そこで、京都には、千年に渡り築かれた
インフラが残っているのです。
南禅寺界隈を歩いてみても、
いつの時代に作ったのか、石積みの溝や、
神社、寺院を始めとして、昔の道が残っています。
これが、破壊された都市にはないので、
各地から京都に日本の昔を求める人が集まるのです。
2012年11月27日(火)