査読論文を書くには、何度も何度も指導教授から指導を受けます。博士論文を書く為には、査読付論文を採択される事が必須条件です。

大阪市立大学大学院:さんプラザコンタクトレンズに増井麻依子さんが来られました。

大阪市立大学大学院の博士ゼミは、毎週月曜日ですが、その前に、同期の増井麻依子さんがさんプラザコンタクトレンズに来られました。

大阪市立大学大学院の博士課程後期で学んだ時、共生社会を学ぶ講座でご一緒した増井麻依子さんが、さんプラザコンタクトレンズに立ち寄ってくれました。

増井麻依子さんは、現在、大阪信愛女学院短期大学の看護学科で准教授をされています。増井麻依子さんのお話では、来春からまた、大阪市立大学大学院 博士後期課程に復学したいというお話でした。

今日の大阪市立大学大学院の博士ゼミの前に、村田光男さんと、黒澤監督が選ぶ百本の映画について、TSUTAYAのネットレンタルで選んでみても、実際には、「欲望という名の電車」、「刑事ジョン・ブック/目撃者」、「旅立ちの時」、「ジャッカルの日」、「遙かなる山の呼び声」、「バリー・リンドン」くらいしか見られなかったという話をしました。

そこで、村田光男さんがアフターフォローをしてくれたのは、5人の評論家が選んだ映画リストです。これならきっと見られますよと、リストを持って来てくれました。

雑談が終わり、今日の博士ゼミは、ベトナムでの日本企業のソフトウェア開発に関するテーマです。発表者の吉田さんが、パワーポイントを使った発表の準備をしているのですが、大学の設備と持参のパソコンとの接続が上手くいきません。

教務の方が応援にきてくれて、接続が上手くいきました。これで、パワーポイントを使った発表が出来ます。

発表報告が終わると、途中休憩なしのぶっ続けの2コマ目に入ります。講評は、明石芳彦先生から始まり、新藤晴臣准教授、小沢貴史准教授へと続きます。

一つの査読論文を書き、学会に投稿して、査読を受け、採択されるまでには、何回も何回も報告発表をして、徐々に論文の質を高めていく隠れた進行があるのです。投稿するまでには、しっかりと投稿論文のレベルアップを続けています。

いつも先生方から指摘があるのは、この論文で問題となる事はなにか、つまり、何を言いたいのか、何が分かったのかを明らかにする事です。

松葉博雄も、同じ様な経験をしています。コンタクトレンズの専門の知識がありすぎて、あれも言いたいこれも言いたい、あれも書きたいこれも書きたいと、盛りだくさんな内容になって、結局、先生方から見ると、何を言いたいのか分からないような論文になった経験があります。

松葉博雄も経験した事ですが、現実のビジネスでの知識と、査読論文との違いがあるのです。社会人大学院生は、その分野の専門知識では研究者に負けませんが、知識が先走りすぎると、研究者のようなアカデミックな論文にならないのです。

ゼミが終わって帰ります。阪急百貨店の前のホールは、もう、すっかりクリスマスモードです。天井には、神戸のルミナリエのようなアーチが飾られています。そろそろ年末の賞与の査定をする時期になってきました。

帰りの電車の中では、社員の書いた自己評価 考課シートを読みながら、電車に揺られて帰りました。

2012年11月26日(月)