大阪市立大学大学院 査読論文の書き方の指導
大阪市立大学大学院 査読論文の書き方の指導 論文構成の具体的事例を書いたペーパーを参考に、論文構成の話をお聞きしました。
査読論文の書き方の指導
大阪市立大学大学院で客員研究員を務めています。
客員研究員は、博士課程後期のゼミに参加して、ゼミ生の発表を聞かせてもらいます。
博士課程のゼミ生は、ゼミで研究内容を発表して、指導教授から指導を受けます。
毎週月曜日の夕方は大阪市立大学の大学院で、博士論文につながら査読付き投稿論文の作成に励んでます。
ゼミの発表を聞いて、わたしも、参考意見を話すことになります。
経済環境は悪化
図書館で東洋経済の「解雇失業」という記事に目がとまりました。
この現在の景気はリーマンショックに続くほどの大変厳しい不況が起きているそうです。
まず挙げられるのが、ソニー、シャープ、パナソニックなど日本の家電を引っ張って来た大きな企業が軒並み赤字になっている事が挙げられます。
ついこの前まで、シャープは亀山モデルとして液晶テレビがもてはやされていたのですが、今では企業の存続が出来るのかというところまで、業績が落ち込んでいます。
大阪市立大学大学院 博士課程後期のゼミ生 発表
今日の明石芳彦ゼミの発表者は谷田さんで、テーマは経営史です。
ゼミが始まる前、12月なので最後の日に飲み会をしますか?という提案がありました。
基本的には、飲み会の幹事役は現役生がすることになっています。
OBが幹事役をしてしまうと出しゃばることになります。
そこで、現役生で飲み会の幹事役を出来る人が今いるでしょうか?なかなか手が上がりません。
このままでは年末の忘年会は無いかもしれません。
ゼミの発表を聞いて、いつものように明石芳彦先生の講評がありました。
査読論文の書き方の指導
明石芳彦先生は、ゼミ生の為に作った論文の書き方という一枚の紙を皆さんに配布してくれました。
どうすれば体裁の整った論文を書けるかの論文の作法を簡潔にまとめた紙です。
このように書いてくださいという教え方です。
第一章:研究の目的と意義 : 何を明らかにしたいか
第二章:先行研究の展望と検証課題の提示: 研究課題と設定の絞り込み
第三章:研究(検討)・検証の結果と解釈
第四章:考察:何が論点か
第五章:結論:何を明らかに出来たか
ざっと、こんな論文の進め方です。
この方法が分かったからといって、忽ち論文が書けるわけではありません。
でも、道筋が分かると、とても無駄がなくなります。
私は、「先生、私の時は、こんな便利なまとめは貰っていません」と言うと、「松葉さんはちゃんと出来ていたから、それは必要なかったんです。」と言われました。
こういう要約の資料を早くもらっていたら、より簡潔に論文の書き方を修得できます。
ゼミが終わって1月の予定を先生が言われました。堺市の副市長に就任している狭間恵三子さんの博士論文の公聴会が近づいたので、ゼミで一度リハーサルしたいという事になりました。
1月に狭間恵三子さんの、博士論文公聴会のリハーサルをします。
まとめ
大阪市立大学大学院 査読論文の書き方の指導がありました。
論文構成の具体的事例を書いたペーパーを参考に、論文構成の話をお聞きしました。
査読論文の採択には、ルールに沿った書き方で投稿しなければ、さいたくされません。
社会人大学院生は、自己流が抜かなくて、なかなか投稿論文がかけません。そのため、指導教授は様式をまとめて配布しました。
2012年12月10日(月)