少しずつ、少しずつ天ぷらを揚げています。
少しずつ、少しずつ天ぷらを揚げています。少しずつ、料理が出る方が、熱くて美味しいのです。 春善で天麩羅(3)
少しずつ、少しずつ天ぷらを揚げています。少しずつ料理が出る方が、熱くて美味しいのです。少しずつ食べてた方が、一度に料理が並ぶより沢山食べられます。
春善のお客様はその後も無く、私たちだけです。誰かに聞かれる心配もないので、かなり身内的な話になってきました。
松葉博雄のお母さんの時代から一緒に働いているので、昔話も忘れていたような事も出てきます。
穴子の天ぷらは、天つゆで頂きます。少し端の方を塩で食べていました。この塩はどこの塩でしょう? なんと、アンデスの岩塩です。ふんわりとした、柔らかいお塩です。
少しずつ、今の若い人に対する教育的な話になってきました。曰く、今ある幸せは、お母さん、お父さんのお陰なので、お陰様の気持ちが大切です。
自分一人で大きくなったように思ってみても、自分が親の立場になったら、それが分かる・・・。うんうん。なるほどなるほど。と、焼酎を飲みながら肯いています。
空豆の天ぷらは、本来なら春先の食材ですが、今の時代は促成栽培も抑制栽培もあります。
よく気が付く人は、とっさの判断でも、お客様が喜ぶ行動が出来ています。教えなくても学ばなくても、生まれながらに持っている性格でしょうか?
料理で例えると、天ぷらを揚げる場合でも、天ぷらの温度や揚げる順番に気を使い、熱々で食べれるように、食べる人のペースも見ています。
この相手を思う気持ちが、ビジネスでは顧客満足に繋がります。例えばコンタクトレンズを購入に来た方がメガネを併用していれば、一言声をかけて、メガネのクリーニングをして、メガネを綺麗にして返すのも気遣いです。
お二人で来られた方の用件が終ったら、待って居られる同行の方に「もう終りましたよ」とご案内するのも気遣いです。
いよいよデザートになると、食事が終る頃です。三人のデザートの注文は、一人は抹茶アイス、一人はイチゴ。もう一人はイチゴに練乳をかけると、三者三様でした。
すっかり酔っぱらってお腹もいっぱいになり、お料理も大絶賛されたので、誘って良かったです。
なにしろ母が亡くなる時に、夢に出てきて事後をお願いするような夢の内容なので、かなりの深い信頼関係にありました。
2011年12月3日(土)