神戸三宮銀平 鯛めし 蛤 刺身(ミナミマグロ、太刀魚、イカ、ハマチ)手打ちすだち蕎麦
神戸三宮銀平と言えば、鯛めしです。鯛めしは、持ち帰りOKです。メガネ店拡張オープンを家族でお祝いします。
株式会社 湯川(湯川智仁社長)の経営する、
「銀平」神戸三宮店に、
今夜は、メガネ店拡張オープンをお祝いして、
家族で食事に来ています。
銀平を選んだのは、
乳児が一緒だからです。
乳児が泣くと、お店にも迷惑をかけます。
お客様にも迷惑をかけます。
そこで、個室があれば、
お店にもお客様にも、家族にも、
乳児が泣いても困りません。
「銀平」の湯川 智仁社長のこだわりは、
その日に仕入れた魚だけを使い、
お客さんに提供することです。
なんと、夜8時以降ご来店されたお客様には、
魚料理を半額で提供するのだそうです。
畳の座敷に掘りごたつがあり、
掘りごたつは、子どもが落ちても、
けがをしないように、深くしていません。
代わりに、座椅子代わりの座布団を
三枚くらい重ねたくらいの高さになるような、
敷台が用意されています。
この敷台に座ると、掘りごたつが浅くても、
床と足の高さが調節されています。
リッキー君は、
お父さんの膝の上に座って、ご機嫌です。
今日頂くのは、
「鯛めし料理コース」です。
松葉博雄は、ビールを頼みました。
ビールの銘柄は、
アサヒスーパードライがありませんでした。
代わりの銘柄は、馴染めない味でしたが、
用意されていないのですから、
仕方がありません。
松葉博雄の息子は、
車の運転があるので、
アルコールは、とりません。
代わりに、生のグレープフルーツを搾って、
ソーダに入れて、
グレープフルーツソーダを作りました。
お店の人が、コースの料理を順番に運んで来て、
説明をしてくれています。
まず、付きだしに、ホタルイカともずくなどです。
これが、木の芽を和えた、
季節の味で、とても美味しかったです。
大阪の言葉に、
「あいつは、じゅんさいな奴や・・・」と、
人の性格を表す言葉があります。
そのじゅんさいが、付きだし4品の中に入っています。
じゅんさいは、水草の若芽で、
ぬめりがあり、料理にすると、
つるっと、お口の中に入るような、
寒天質の粘液で、
喉越しのよさが世渡りの上手さを表しています。
けど、じゅんさいな奴やと言われたら、
褒め言葉ではありません。
次に、お造り盛り合わせです。
ハマチ、イカ、タチウオ、ミナミマグロの4種類です。
人の性格に、美味しいものを先に食べる人と、
美味しいものを後から食べる人がいます。
美味しいものを先に食べるのは
、頷けますが、美味しいものを、
後の楽しみにしておくことも、頷けます。
誰かと一緒に食事をするときは、
どんなタイプなのか、参考になります。
銀平の器の盛り方は、大きな鉢を使い、
カチ氷を下に敷き、水気を遮るために、
草の茎を使っています。
松葉博雄は、ミナミマグロが美味しく、
太刀魚の薄造りがなかなかのもので、
イカは、そうめんのように細く切られて、
口の中で踊るように、
ハマチは、脂がよく乗って、
いずれも、これから初夏を迎える、
青葉の頃の味でした。
今が旬の魚の刺身が、
綺麗に盛られています。
手打ち蕎麦には、すだちの輪切りを乗せ、
とてもアッサリとした風味です。
さすが、和歌山出身のお店で、
南国風と言うか、少し四国の文化が、
匂うと言うか、よく考えた味わいです。
鍋が出ますと言われ、
下から熱を加えて、
鍋炊きでもするのかと思っていたら、
アルミの行平鍋に、蛤と春キャベツ、
ベーコンを一緒に煮込んだ鍋です。
リッキー君のお食い初めの時に、
蛤を買って来て、お吸い物を作った時、
蛤の値段が高いのに驚きましたが、
今日の銀平の蛤も、
結構大きなサイズで、
これならきっと、高いだろうなぁと思いました。
蛤の殻は、
プラスチックの容器がない昔の時代には、
軟膏を入れる用具に使われていました。
もっと昔、紫式部の時代には、
貝合わせと言って、
蛤の殻に、蒔絵を施し、
トランプのワンペアのように、
1組が揃うと得点できる、
お遊びがありました。
蛤の一組を、ぱくぱくと、
鳥のくちばしがパクパクするように、
リッキー君に、お愛想遊びをすると、
とても嬉しそうにしています。
これなら、U君にもしてあげないとと思い、
蛤の貝を一組、そっと持って帰りました。
最後に出てくるのが、
銀平と言えば、「鯛めし」です。
写真を撮り忘れてしまいましたが、
大きな土鍋に鯛を一匹丸ごと乗せて炊いた鯛めしです。
ホテルでも飲食店でも、
食べ残った余り物を、
家に持って帰りたいと言えば、
もし、食中毒でも起きれば、
お店の暖簾にキズが付くので、
持ち帰りは許してくれませんが、
銀平の鯛めしは、持ち帰り公認でした。
2011年4月29日(金)