明石海峡大橋に感動して

投稿No:8284

明石海峡大橋に感動して、人生を振り返る。

感動すると、心境の変化が

感動体験は、ある対象を自分にとっての絶大なる肯定的な存在と認知評価したことで、情動的興奮から心身が動揺し、それが充満することで恍惚的快感に至る、一連の心の動きといえます。

感動の強さである心的動揺が大きい場合は、他の感情を圧倒して際立つため、その体験が感動だと認識されるのでしょう。

感動体験の結果、心境が大きく変化し、当事者が常々抱えていた問題意識とかかわる新たな目標に気づかせ、それへ向かう行動を始発させます。まさに「感じて動く」のです。

心理学では感動体験の効果を、

①動機付け

②認知的枠組みの更新

③他者志向・対人受容

としています。

こうした感動体験は特別な記憶として深く刻まれます。

そして、想い起こすたびに内省することで精緻化され、かつ、先の効果を増強しながら、自己実現の歩みへと導くのです。

(出典 相田みつを(2014)「肩書きのない人生」文化学園文化出版局)

明石海峡大橋に感動すると、記憶を想い起します

明石海峡大橋を、淡路側の松葉庵から見ると深い感動に陥ります。

海が見えるところに家を建てたい、船が通る景色を見ながらお茶が飲めたら、と思うのも、幼いときの感動の残像が残っているからかと思います。

感動は私が抱えていた問題意識と、新たな目標に気づかせ、それへ向かう行動を始発させます。

呼び起された記憶とは、これまで年代によっていろいろと問題意識と言うか、願望が変わってきていることです。

記憶の回想

若いときから、今日まで、いろいろな問題意識と願望がありました。

社会に出る前の学生のころは、朧気ながら人生の光明を得たいという願望のようでした。

社会人になって、親からの扶養を離れ自立するようになると、お金や資産を得たい、それにはどうすれば良いのかという問題意識と願望が自然と湧いてきました。

自分自身だけでない、家族を受け入れ

結婚して家庭ができると、家庭での幸福の願望を抱くようになりました。
そして、子供たちを授かると、考えることは、この子供たちが幸福になって欲しいと思う問題意識と願望です。

日常の家庭生活がゆっくりと進んでいくうちに、両親との別れを迎える時期になりました。

会社経営では、顧客と社員との良い関係への希望が強くなってきました。
子供たちは家を出ていき、自立していくと、二人だけになった夫婦間が円満であることの願望が毎日の生活の中で大きくなってきます。

健康への関心が高まる

両親が老いていくと、自分自身もやがて、高齢に向かうことが認識してきます。

そうなると健康への願いが強くなってきました。

血圧、体脂肪、血糖値などの数値に関心が湧いてきました。

同年代の友人、知人、同窓生などの消息で、亡くなっていく人が年々増えてくると、自分自身の安らかな死への希望が頭をよぎってきます。

死ぬよりは前に、しておきたいことを

死ぬよりも前に、真理を知りたいと思い、したかったことをしようと、もう一度教育を受けたくなり、専門知識の延長上の教育を目指して、学位修得の願望を叶えました。

人生を賭けた仕事にも、そろそろ終着駅が近づくと、これまで何をしきたのか総括し、ゴールを明らかにしたいと思う問題意識と願望が湧いてきます。

夕暮れは静かに、暗闇はゆっくりと

これまで一緒に過ごした友人たちに恵まれたいという願望とはうらはらに、友達からの音信は、段々と少なくなっていくのです。

痴ほうになりませんように、健忘症、認知症が出ませんようにと、精神の健康がうまくいくようにという願望がでる頃は、そろそろ、これ以上の願望もなくなる、無欲な人になっていくのです。

まとめ 明石海峡大橋 終わりなき感動

回想を思いめぐらせている内に、明石海峡大橋は、季節ごとに、昼夜

ごとに、天気ごとに変化を続けています。

変化に触発されて、感動し、回想は広がっていくようです。

周囲が暗闇に消える夜になると、感動は昼とは違った感動を呼び起し、その感動に誘われて口にするお酒は、回想を忘れさせるような、心地良い酔いが回ってくるようです。

今夜も、灯りを消して、明石海峡の輝きに酔いしれています。

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2019年6月6日(木)