国産松茸 岡山美作産松茸の値段調査

投稿No:7969

いつまでも有ると思うな親と松茸 松茸はどんどん稀少化しています。

岡山県北の美作産松茸の値段は?

岡山県の松茸の今年の値段はどうでしょうか?

10月も半ばに入り気温も下がってきて、松茸の最盛期になってきました。

例年訪れている岡山県美作市湯郷の平田商店と美作屋から、

今年も松茸のたよりが届きました。

神戸から中国縦貫道を走って、およそ2時間で湯郷温泉に着きます。

2018年の美作市の松茸の相場を調べるために平田商店、美作屋、彩菜茶屋(さいさいぢゃや)の三軒の松茸を視て回りました。

松茸の平田商店

平田商店は、以前は湯郷温泉街の入り口近くに店舗を構えていました。

今年は、以前のお店に行っても店舗はありませんでした。

店舗は、美作ICの近くに移転していました。

来た道を引き返し、平田商店の移転先に行ってみました。

顔馴染みの松茸の専門家が出迎えてくれました。

マツタケ山には松茸泥棒が付きもの

ちょうど地元の農家の方が平田商店に採れたての松茸を持ち込んで、買い取ってもらっていました。

神戸のある高等学校の校長を務めていた方で、定年退職後は、この美作市で暮らしているようです。

所有している松茸の山にはロープを張って、進入禁止をしているそうですが、毎年山には入って松茸を盗む人が出るそうです。

今年も、松茸を盗んでいる現場に出会わせたそうで、相手がお年寄りだったので、大人しく松茸泥棒を認めてくれたそうですが、血気盛んな若い方だったら、取っ組み合いの喧嘩にもなることがあるそうです。

松茸泥棒は、原則警察に通報して逮捕してもらうそうですが、今回の高齢者の松茸泥棒は、警察に通報するのはなんなとか許して欲しいと懇願されたので松茸を返してもらい、説教をして放免したそうです。

松茸の値段は?

今年の松茸の値段はどうでしょうか?

2018年は雨が多く松茸の生育には、気候条件が良かったそうです。

例年以上の豊作で、10月に入ると松茸の値段は幾分下がっています。

特上クラスで1kgが10万円ですが、今日のところ特上クラスは展示されていませんでした。

上クラスは、1kg7万円くらいです。

並のクラスで1kg5万円くらいだそうです。

しかし、明確な記事にはある訳ではなく、一般的な判断として蕾の状態は、上クラスです。

傘が開いたり、虫食いがあれば並クラスか、さらに酷い場合は、下のクラスになるそうです。

松茸の傘が開くほど成長すれは、松茸は大きくなり重さも重くなります。

そこで、値段は7万円から5万円にまで下がるそうです。

下のクラスは陳列されていませんでしたが、程度によては1kg3万円~1万円だそうです。

平田商店は、今の社長の親の代から松茸を扱っていて、松茸80年の歴史があるそうです。

贈答用には篭盛の化粧

すでに篭盛になってた松茸が、展示されています。

竹かごに収まり、松茸の下敷きにワラビの葉を敷いていました。

こうなると一段と高貴に見えてきます。

松茸料理に欠かせないスダチもお供に控えています。

予算に応じて自分で箱の中から気に入った松茸を選んで、新しく篭盛もしてもらえます。

篭盛にして見栄えの良い松茸は、贈答用です。

自家用で家で食べる松茸は、贈答用とは少し違った松茸を選びました。

平田商店は社長、奥さん、番頭(会長)、若手の4名で営業中

平田商店の社長は、話が面白い方です。

番頭さんはやや高齢の方で、以前に旧店舗でお会いしたことがあります。

自分の事を会長と言っていたので、本当に会長さんかと思ったら、

自分で会長と称しているだけでした。

若手の方は、冗談が好きな方で

「1シーズンの松茸の扱い高は、一億円を超えるのですか?」と尋ねると、

「そんなもんではありません。一人1億を優に超える扱い高です。」

と、とても景気のいい話をしていましたが、実は、これは大ボラでした。

でも親切で、買った荷物や頂いた果物を駐車場まで運んでくれ、

また来年も来て下さいと、丁寧なご挨拶を受けました。

彩菜茶屋(さいさいぢゃや)

彩菜茶屋には美作市に着いた日と、泊まった翌朝の2回行きました。

美作市に着いた日には、彩菜茶屋のお店には松茸がかなり並んでいました。

値段も、1万円から5000円程度で、買いやすいように小分けして、売っていました。ここでは、贈答用の化粧はしていただけません。

これだけあるなら、明日来ても大丈夫と思い、出来るだけ新鮮な松茸を買いたい為に、翌朝行って見ると、もう売り切れていました。

いつまでもあると思うな親と松茸と、思った通りです。

美作屋

美作屋は松茸のシーズンだけの店舗で、仮設テントで販売しています。

美作屋の品揃えは充実していました。

贈答用の篭盛された松茸は、蕾の松茸が多く、1パックが3万円前後~1万円前後まで予算に合わせて幅広く用意されていました。

ラップをかけていたので、松茸の匂いは拡散しないようにされています。

反面、外から松茸の匂いが確認出来ません。

しかしよく見ると、パンチで空けたような小さな穴があいています。

この穴に鼻を近づけて、篭盛の中の松茸を匂ってみると、ほのかに松茸の香ばしい香りがしてきました。

平田商店で購入するか、美作屋で購入するか、あるいは、どちらからも分散して購入するか、奧さんと相談しました。

なんとなく信頼性が高いのは店舗があって、どの家に住んでいる人か分かった方が、これからの長い取引関係には良いのではないかと思ったものです。

まとめ

松茸の購入の為に美作市湯郷に来てみて感じた事は、

松茸は高価なために一本一本の値段が非常に厳しく査定されていました。

外形が同じような松茸の蕾であっても、専門家は中の状態まで推測しています。

持ってみた松茸の重さ、香りが放つ新鮮さ、虫食いの状態、乾燥の状態などを見て、値付けをしていました。

昭和30年代までは松茸は、子供の弁当箱に入っていたほど普通の食材でした。

経済成長期を迎えると、山に入る人も減少し山の世話をしなくなり、山が荒れて行きました。

農林省の指導で、松の木に代わりスギやヒノキが植林され、急激に松茸山から松茸は消えていきました。

結局、松茸は自然環境が値段を高くしたことになります。

2018年10月14日(日)