大変だ!明石海峡の魚が減っている。漁船に高い建造費を払ってる人や、人気のしらす漁に関わる人達は、休漁が難しいようです。

近海の魚を増やすには、漁業の利害関係者の皆さんが納得出来る計画的な漁業が必要のようです。

淡路市の岩屋は、明石海峡大橋がかかる以前には、淡路と明石を結ぶフェリーボートの発着場がありました。

フェリーボートに頼っていた時代は、岩屋の町は淡路島への玄関口として、大変賑わっていました。

明石海峡大橋が開通してからは、今は岩屋の町は通過される町になってしまいました。

しかし、漁港は今も賑わっています。

明石海峡を挟んで、大阪湾と播磨灘は、瀬戸の魚が沢山獲れるのです。

岩屋漁港に揚げられた魚は、すぐにセリにかけられ、大阪神戸から来ている活魚を運ぶトラックに生きたまま入れられ、京阪神へと運ばれていきます。

一部の魚は岩屋の町で、行商のおばちゃんたちの手で、道端で売られています。

岩屋の町で、以前から行商しているおばちゃんは4人います。

いずれも、長い歴史を持っています。

昼網のせりが始まり、競り落とされた魚は、2時過ぎには道端で売られています。

それぞれ馴染み客がいて、魚の露店が始まると、馴染み客が集まってきます。

今日は下平目と、鯛、タモリ、タコがメインです。

5月に竹原市の忠海で買ったタモリは、今日のタモリと同じくらいの大きさで、800円でした。

今日のタモリは、1匹400円です。

岩屋が安いのか、忠海が高いのか、市場のセリで値段がつくので、どちらが高いのかは分かりません。

毎日毎日魚を獲って、魚は絶滅するのではないかと心配します。

しかし、魚は卵の数が何千・何万と一匹の魚から生まれて来ます。

新しく魚の命が生まれて来るから、大丈夫、という意見もありますが、それでも魚は現実に減り続けています。

岩屋の魚に詳しい人の話では、魚の取り方に問題があるそうです。

一例として、岩屋のちりめん漁が挙げられます。

ちりめんを獲るのは、網目の小さい網で、比較的海面に近い魚の群れをまとめて獲っていきます。

この縮緬漁の中には、他の小魚が混じって、一網打尽に獲られています。

鰯の稚魚を干して縮緬に加工しますが、干した後、他の魚が混じっていると、選別して捨ていきます。

魚に詳しい人の話では、縮緬の選別に行った時、シラスに交じって獲られて蛸の稚魚を、選別して除去すれば、足下には地面が赤く染まるほど、蛸の稚魚でいっぱいになるそうです。

この稚魚は、育てば明石海峡の蛸になりますが、稚魚のまま獲られると、ゴミ扱いです。

他の魚でもそうです。

沢山の稚魚が縮緬漁の為に、幼いまま捕獲され捨てられています。

もう一つは、底引き網です。

馬力の強い船2隻で改定に網をおろし、海の底にいる魚を選別することなく、力尽くで引き上げていきます。

引きあげた魚は、鮮度が新鮮なうちに、高速の運搬船に積まれて漁港に運ばれ、競りにかけられます。

網元は底引き船2隻と、運搬船1隻合計3隻を用意して、漁を続けています。

3隻の船を調達する建造費、乗組員への賃金、これを考えると漁は休めません。

禁漁期間を設けて、海を休ませた方が魚が増えることは、みんな分かっていることです。

しかし、海面近くの魚を獲る漁も、海底の魚を獲る漁も、生活がかかっていて、禁漁期間を守ることは、強い力を持つ農林水産省の行政が介入しなければ、難しいようです。

斯くして今日も船は出漁し、せりに出せない小さな魚や、縮緬にならない種類の違う稚魚は、ゴミのような扱いを受けています。

こんな話を、地元の漁業関係者の話を聞いて、なんとかならないものかと思いました。

2018年6月7日(木)

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