ぼっけえの おーがっそうじゃ おえまぁがー いんどかれ。
岡山弁では、びっくりしたとき、「ぼっけぇの」と言います。良くないときは、「おえまぁがー」といいます。
孫のUくんに、テレビでやっていた岡山弁の話をしました。
「秘密のケンミンショー」では、地方の方言を、その地域の人に理解されても、他の地域の人にはその意味が通じるかどうかを取り上げています。
春休みでUくんが会社にやってきたので、一緒に丸萬のラーメンを食べに行きました。
Uくんに、『ぼっけぇの!おーがっそうじゃ、おえまーがー いんどかれ』の意味を伝えます。
岡山弁の「ぼっけぇの」とは、「すごいなぁ」といった感嘆詞です。
「おーがっそうじゃ」とは、髪が乱れているという意味です。
「おえまぁが」は、「良くないですよ」という意味です。
「いんどかれ」は、インドのインドカレーではありません。
帰る事を岡山弁では、「いぬる」と言います。
「帰りなさい」なら、「いになさい」です。
そこに、語尾が命令形になると、「いんどかれ」になります。
つまり、全体を通しての意味は、あなたの髪は大変乱れている、これではよくないので、お家に帰って直した方がいいですよと言った意味です。
これを、ぼっけぇのおーがっそうじゃ、おえまーがーいんどかれ。
と通して言われると、さっぱり分かりませんでした。
最後のいんどかれは、インドのカレーライスかと思いました。
Uくんは、丸萬のラーメンが大好きで、私のケンミンショーで聞いた岡山弁の話に耳を傾けながらラーメンを食べています。
私が注文したのは、ラーメンと焼き飯のセットです。
焼き飯は、Uくんにもおすそ分けしました。
もうしばらくすると春休みは終わりです。
Uくんが、一人で電車に乗って、会社に歩いてこれるようになると、もっと頻繁においでねと、誘いの言葉をかけました。
Uくんは今日の丸萬の料理が多すぎて、食べきれないようです。
残してはいけません。この場合たくさん残っている料理を持って帰るようにUくんに勧める言葉を、岡山弁を応用すると、
『ぼっけぇのこっとるのぉ、おえまぁがー、料理はおーがっそうじゃ、もっていんどかれー。』
となります。
実際の所、時間をかけてゆっくり丸萬の料理を食べたので、持って帰らなければいけないほどは残っていませんでした。
Uくんは次回、鶏の唐揚げが食べたいようです。
これから食べ盛りになりそうなので、三宮にこれるようになったら、食べたいものを聞いて、連れて行ってあげます。
2018年4月3日(火)