教訓:父の日にちなんだ教訓 吉田松陰(辞世の句)・芥川龍之介(杜子春)・松葉博雄(井戸掘り理論) の教訓

教訓:父の日にちなんだ教訓 吉田松陰(辞世の句)・芥川龍之介(杜子春)・松葉博雄(井戸掘り理論)の話しを、父の日のプレゼント・父の日の食事会でしました。

教訓:父の日にちなんだ教訓には、吉田松陰(辞世の句)・芥川龍之介(杜子春)と、松葉博雄(井戸掘り理論)の教訓があります。

父の日のプレゼントは、何を頂きましたか?父の日には、家族でどんな風に過ごしましたか?父の日の食事は、どこで食べましたか?

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松葉博雄の父の日のプレゼントは、子ども達からお花を頂きました。子ども達が自立しても、誕生日や父の日には、子ども達が集まってくれています。

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父の日の夕食に、神戸 三宮「季節料理 汐彩」で、子ども達と奥さんと、懐石料理を頂きました。

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「季節料理 汐彩」は、三宮の新道沿いにある、ホワイトローズタワー3Fにあります。個室のあるお店です。インターネット経由の食べログで予約をしたことを伝えると、8,400円のコース料理が、5,000円になるとの事でした。

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一品ずつアラカルトのつもりが、5,000円で8,400円のお料理が食べられるのであれば、それは、コース料理の方になびいてしまいます。中々上手な勧め方です。

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料理人の方が、料理を運んで来て、一つずつ説明をしてくれます。「ここのお店は誰が経営しているのですか?」と、いつものように経営について尋ねてみました。

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すると、「汐彩」は、神戸市中央区中山手通りにある花屋さんの「Cendrillon センドリヨン」の社長さんが経営していることが分かりました。

「料理長は誰ですか?」と尋ねると、料理長は元々、神戸のケーキ職人でした。それが、阪神淡路大震災で被災し、神戸以外の場所で、和食の修行をして、神戸に戻って来たそうです。

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「汐彩」の話しから、父の日の話しに戻します。松葉博雄が、3人の子どもを奥さんと一緒に子育てして教育をしていた時は、それはもう、とても厳しいお父さんでした。

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松葉博雄の教育方針は、井戸の水をあげても、井戸の水は、いつかは枯れてしまいます。

井戸の水をあげ続けるよりも、井戸の堀り方を教えた方が、身につき、いつか井戸の水が涸れても、他の場所で井戸を掘ることができるし、水に困っている人たちがいたら、井戸を掘ってあげることができるということを、教えました。

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一時の喉の渇きを癒す水よりも、乾きを癒す水の源を掘り当てることこそ教育であると、井戸掘り理論を教えて続けてきました。

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もう一つの例に、芥川龍之介の「杜子春」の話しもよく引用しました。

杜子春の話は、親の遺産や人から貰ったお金で、富貴を得ても、身につくものではなく、内面の充実をした方が幸せになれることを言っています。

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こんな話を、食事の時に、大人になって親から聞かされても、料理が美味しくなるわけでもなく、今日は父の日なので、まぁいいかとサービス精神で聞いてくれています。

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しかし一方では、子どもができて親になってみると、また、親と同じような教訓を言い伝えることを繰り返すかもしれません。

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吉田松陰が、辞世の句に「親思ふ心にまさる 親心 けふの音づれ何ときくらん 」と、詠んだように、親孝行をしていると言う気持ちは、深いと思っても、親はそれ以上に深い気持ちで子どもの事を思っていると、吉田松陰はよく気持ちを理解しています。

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鮎が出て来ました。この鮎は、焼いて、蒸して、油で揚げた、三つの料理方法を一つの味にしているそうです。

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このお皿の脇にある草はなんでしょう?これは、鮎の好物だそうです。噛んでみると、苦みのある、美味しくもない草です。実はこれが、蓼(たで)です。

諺に、「蓼食う虫も好き好き」と言います。あの蓼(たで)です。

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この蓼は、びわ湖のほとりに茂っている蓼だそうです。鮎は、蓼が好物で、鮎料理には、蓼が相性が良いとされています。

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いずれのコースにも、お肉がついているそうです。最後は、鯛飯です。

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あと、デザートは、リンゴ甘露煮と小豆アイスを特別に用意してくれました。

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最後はお勘定です。ここは子ども達におまかせして、今夜はご馳走になりました。

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5,000円のコース料理は、5,000円で済むわけがなく、飲み物が加わり、7000円を超えてしまいました。ご馳走様でした。

2011年6月19日(日)