気になる話 コンタクトレンズの市場規模はどの位なのか?

投稿No:8214

気になる話とはコンタクトレンズの小売り市場規模の話です。気になる話を支払日にしました。

気になる話 コンタクトレンズの小売り市場の規模

支払日には取引先各社の担当者の方と、意見交換をする機会です。

皆さんが気になる話は、市場規模の話です。

今日の話題は、コンタクトレンズの最近の市場規模について担当者の皆さんと意見交換と情報提供を頂きました。

コンタクトレンズの市場規模は小売り販売の総量のことです。

市場規模を構成する販売ルートは、サークルレンズや美容目的のカラコンも含めると多岐に渡っています。

コンタクトレンズが高度管理医療機器であると自覚している企業は、サークルレンズやカラコンへの取り組みに社会的責任の面から一定の距離を置いています。

市場シェアや、売上高や販売利益に比重を置いている企業はサークルレンズや、カラコンがもたらす眼障害のリスクに対して医療性よりも営利性に経営の比重を置いています。

高邁な理念を掲げながら、医療性よりも営利性に比重を置いて、なりふり構わず市場シェア拡大に邁進している企業もあります。

これに対して医療性に比重を置いている企業は化粧品化した、ビューティーレンズに嫌悪感すら抱いています。

社会的責任の背景はともあれ、小売ベースの市場規模は次のチャネルで流通しています。

コンタクトレンズ専業小売店、メガネ店、眼科、コンタクト企業直営店、インターネット通販、カラコン専門店、雑貨品店などです。

これらのすべての販売数値を把握することは不可能です。

それでもGFKジャパンや矢野経済などの調査会社や、政府系の調査機関、経済新聞社などは各社の独自の方法で市場規模を予測しています。

コンタクトレンズ製造・販売会社にとっては、小売り販売の市場動向は重大な関心事です。

自社の市場シェアーや競争企業の市場シェアーには関心が向きます。

小売店にはメーカーの持っているマーケット情報は貴重な情報源です。

メニコン、シード、アルコン、ボシュロムの担当者に、小売り市場規模をお尋ねしました。

公表されている資料を集めると、各社の資料には違いがありましたが、それは集計の方法の違いもあります。

コンタクトレンズ小売市場 (GFK 日経)

小売市場規模は3130億円

 2018年のコンタクトレンズ小売市場の販売金額は前年比5%増の3,130億円となっっています。(図1)

販売金額の7割程度を占める1日使い捨てレンズが同6%増と好調であったことや、インターネット販売の伸長が市場成長を支えていました。

さらに、平均価格の上昇も金額規模拡大に寄与しました。

① 大手メーカーによる値上げにより販売価格が上昇しました。

② 高単価な90枚パックやシリコンハイドロゲルレンズの拡大をうけ、コンクトレンズ一箱当たりの税抜き平均価格は3,050円へと、前年から3%上昇しました。

インターネット販売の市場シェアは27%

販売チャネル別の動向を詳しくみると、店頭販売は前年からほぼ横ばいに対し、インターネット販売は金額前年比21%増と急伸しました。

その結果、インターネット販売の金額構成比は27%と、前年から4%ポイント拡大しました。

 

シリコンハイドロゲルレンズの伸長

 高い酸素透過性で眼の負担を軽減する特徴のある「シリコンハイドロゲル」素材を採用した高付加価値レンズが近年伸長しており、2018年では金額前年比11%増と大きく伸長しました。

また、市場全体における金額構成比は38%と、前年から2%ポイント拡大した。

交換頻度別にみると、2週間交換レンズに占めるシリコンハイドロゲルレンズの金額構成比は77%と前年から2%ポイント伸長し、1日使い捨てレンズにおいては25%と4%ポイント伸長した(図2)。

2週間交換レンズにとどまらず、1日使い捨てレンズにおいても普及が進んでおり、シリコンハイドロゲルレンズはコンタクトレンズ購入時のユーザーの選択肢として定着したとみられます。

 

ビューティーレンズのラインナップ拡大

ビューティーレンズ(美容目的のレンズ)は金額前年比5%増となりました。

その大部分を占めるサークルレンズの販売拡大が成長を支えています。

サークルレンズでは各メーカーの既存ブランドから新色が発売されるなど、ラインナップの充実が目立っましています。

これまでは瞳をくっきりと際立たせるレンズが主流でしたが、2018年は瞳の色に溶け込むグラデーションや、自然に馴染む色合い等、瞳を自然に際立たせるデザインのサークルレンズが相次いで発売されしたました。

ユーザーの需要変化に伴い、今後も製品選択の幅が大きく広がることが期待されます。

出典:日本経済新聞

日本コンタクトレンズ協会の市場規模

 

上の図は、日本コンタクトレンズ協会が出している、コンタクトレンズ・ケア用品の市場規模です。

コンタクトレンズの市場規模は

2008年は約1669億円、

2014年には約2056億円、

2017年には2237億円

ケア用品は

2008年は390億円、

2011年は400億円、

2014年には377億円、

2017年には327億円と、

使い捨てレンズが主流になるにつれて、販売高は下がってきています。

国内コンタクトレンズ市場メーカー別シェア (シード)

シードの調査では、1992年は市場規模は408億円だったのに対し、2016年では2210億円に上昇しています。メーカー別に見てみると、

メニコン  33%→19%

シード   14%→10%

ボシュロム 14%→7%

ジョンソンエンドジョンソン  5%→35%となっています。

従来型コンタクトは年々低下しているのに比べ、使い捨てコンタクトは1993年から2010年までに急上昇していることが分かります。

出典:SEEDHPより

カラコンの市場推移(シンシア)

カラコンの市場推移としては、

2013年  509億円、

2014年  563億円、

2015年  602億円、

2016年  607億円、

2017年  673億円

と、カラコンの市場は拡大していっています。

シンシアHPより

 

 

 

コンタクトレンズ取引先メーカー アーカイブ

2019年3月29日(金)