もし六甲山が噴火したら、神戸の街は、ポンペイのように、溶岩と火山灰に埋もれるのでしょうか?
もし六甲山が噴火したら、神戸の街は、ポンペイのように、溶岩と火山灰に埋もれるのでしょうか? 寅さんの台詞のように、『それを言っちゃあおしまいよ』のレベルまで言い過ぎれば、人間関係も自然災害のように壊れてしまうこともあります。
もし六甲山が噴火したら、神戸の街は、ポンペイのように、溶岩と火山灰に埋もれるのでしょうか?
マスコミ報道によれば、
草津温泉のある白根山が、爆発したそうです。
この所、各地で火山が爆発し、
近隣の住民に不安感を与えています。
日本は、火山国であることを忘れてはいけないのです。
六甲山は、火山か休火山なのか調べてみると、
六甲山は火山ではないようです。
もし、地殻変化や、マグマの活動が活発になれば、
六甲山でも火山が爆発する可能性あるのです。
写真出典 PHOTOGRAPH BY DAVID HISER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)
西暦79年に起きたベスビオ火山の大噴火により、
周辺の古代ローマ帝国の都市とその住人は
一夜にして消滅しました。
大量の火山灰がポンペイの町に降り注ぎ、
建物はその重みで崩落しました。
その後激しい火砕流が山肌を駆け降りて町を焼き尽くし、
さらに近くの港町ヘルクラネウムや近隣の町をも襲ったのです。
写真出典(Painting Karl Brullov, The Artchives, Alamy Stock Photo)
2000年近く前の噴火がもたらした
甚大な被害に疑問を呈する専門家はいませんが、
多くの犠牲者がどのようにして死んでいったかについては、
意外にもまだ多くの論争があるようです。
神戸の街に、六甲山の火山の溶岩が流れ込めば、
街は焼けてしまいます。
その上から火山灰が降り注ぎ、消防でも自衛隊でも、
なす術がありません。
写真出典 PHOTOGRAPH BY EREZ MAROM
資料出典 ナショナルジオグラフィック
こんな話を奧さんと
回転寿司でお寿司を食べているときに話すと、
びっくりしていました。
六甲山が休火山であることは、
あまり気にしていません。
だから、もしも、もしもの話です。
日本列島は、台風の頃は、台風の風と雨に痛めつけられ、
地震の時には、地震の揺れや津波に大きな被害に見舞われ、
そして火山があるのです。
六甲山の急斜面に 深層崩壊が起きたら
ふつう、山の表土(表面の土壌の層)は
厚さが0.5~2メートルていどだと考えられています。
深層崩壊は、それより深いところから
斜面がくずれる現象(げんしょう)ということになります。
深層崩壊は表層崩壊に比べて、
くずれる土砂の量がはるかに多いので、
その土砂によって起きる土石流や河道閉塞(かどうへいそく)
などの規模も大きくなり、被害も拡大します。
深層崩壊を引き起こす原因の代表的なものは、
大雨・雪どけ・地震です。
六甲山の場合、休火山が爆発したら、
表層崩壊の可能性もありそうです。
岩盤のなかに小さな割れ目が
たくさん入っているようなところに、
大雨や雪どけで大量の水がしみこむと、
水は割れ目にたまり、
その圧力で岩盤がくずれると考えられています。
またそういう場所に地震の強いゆれが加わると、
岩盤がくずれ、深層崩壊が起きるわけです。
六甲山は急斜面なので、もし台風で大雨が降れば、表層崩壊が起きるかも知れません。
人間関係でも、突然、ちょっとしたことに怒り出し、
怒りが怒りを生んで、
火山の様に怒りが吹き出すことがあります。
こうなると、人間関係の修復は難しくなります。
表層崩壊も、人間関係に置き換えてみると、
ふとした一言や、ふとした行動で、
これまでの穏やかな関係が崩れてくることがあります。
マスコミ報道によれば、日馬富士の暴行事件にしても、
その深層には、別の問題が根深く影響しているようで、
一つのきっかけが、
他の大きな結果に繋がっていることがあります。
男はつらいよの映画で、渥美清さんがよく言っていた台詞、
『それをいっちゃおしまいよ』は、
現実にあるのです。
あの一言で、これまでの良好な関係が崩れたり、
あそこまで言っちゃいけないあの一言で、
関係がお終いになってしまうことがあります。
天然の災害は、なかなか防ぐことが難しいのですが、
人間関係の災害は、
それを言っちゃお終いのレベルまで言わないように、
心掛けるようにしたいものです。
2018年1月18日(木)