ホウボウは、昔は高級魚、今は大衆魚です。
ホウボウとコンタクトレンズは、昔はもてはやされ、今は大衆品になっていることが似ています。 社長ブログ神戸/淡路ブログ/かつみ
メニコンの田中英成社長の表敬訪問が恙無く終わりました。
メニコンの田中英成社長とは長いお付き合いなので、現在、何が課題であるかはお互いに理解し合っています。
今後、短期的な課題と中長期的な課題についての意見交換をし、大筋合意をしました。
その緊張感も解けたので、今夜は奧さんと淡路のかつみに来て、二人で慰労会をしました。
ホウボウ
今日、皿盛りに乗っている魚は、ホウボウという魚です。
ホウボウという魚の漢字表記は、『魴鮄』、『竹麦魚』と書きます。
調べてみると、ホウボウは非常に上質の白身で、江戸時代には「君の魚」といって上流階級の食べるものとなっていたそうです。
初めて、生まれたばかりの子供が祝い膳で頂く、いわゆるお食い初めの料理にも、ホウボウが使われていました。
淡路島のような暖かい海域に多く住み、東浦の海でもよく獲れているそうです。
昔は高級魚でしたが、漁業技術の発達で漁獲量が増え、今では庶民的な価格になったようです。
ホウボウのこの話を聞くと、つい連想してしまうのがコンタクトレンズとの関係です。
コンタクトレンズも、使い捨てレンズが登場する前は高価な医療機器でした。
それが、イノベーションにより、大量に使い捨てレンズが製造されるようになると、一枚が100円とか200円の安価な価格になり、今では決して高価な医療機器とは言えなくなりました。
只、名前は変わり、以前の医療器具から今では高度管理医療機器という立派な分類になりました。
分類は立派になったのに、市場での扱われ方は雑貨店でも売られるほどの扱いになりました。
ホウボウを頂いていると、盛り皿の上にはホウボウの頭の部分が乗せられいて、ホウボウの頭はまだピクピクと、生きた動きをしていました。
いっそ早く楽にしてあげたらホウボウも苦しまなくて良いなぁと思いながら、じっと見ていると、なんだか可哀想になってきました。
2016年3月24日(木)