料亭やす井に来てみてごらん。料理は美味しく、おもてなしは奥深く、落ち着いたお部屋です。
料亭やす井の料理長は、櫻井泉さんです。女将の安井ちなみさんとは、残念ながらお会いできませんでした。 彦根ツアー(7)
料亭旅館やす井のコンセプトは、季節のうるおいを日本庭園とともに、堪能することです。
時はめぐり、時はとどまる。
心ははなやぎ、心はかさなる。
和はたゆたう、和はしみる。
このように、季節の変化と心模様、心の落ち着きと、心の平安を、日本庭園とお料理で、表そうとしています。
やす井の名前の由来は、彦根城主であった「井伊家」の井から一字をとったのだとか。
歴史に名を残す井伊直弼も、この彦根城の第15代藩主です。
やす井は、400年の歴史が残る国宝「彦根城」のある、彦根市にあります。
江戸時代の面影を今に残す天守閣の美しさと、歴史を感じる事のできる料亭です。
こちらもまた江戸時代の「和」と日本の伝統を基調にした趣のある部屋です。
部屋に入ると、まだ部屋が散らかっていない内に、記念写真を仲居さんに撮ってもらいました。
沖縄から、車でやってきた、片山正喜さんと、やす井で落ち合い、今夜は一緒に、蛍狩りに行きます。
片山正喜さんには、奥さんが選んだ好物をお渡ししました。とても嬉しそうです。
まずは乾杯ですが、乾杯に使うのは、彦根サイダーで、梅酒に割って頂きます。
昔ながらの爽やかな甘さが売りのご当地サイダーだそうです。
「国宝彦根城をを世界遺産に!」との願いも込められているとか。
今夜頂く、料亭旅館やす井の料理長は、櫻井泉さんです。この方が、美味しい料理を、厨房で作ってくれています。帰る時には、玄関でお見送りをした頂きました。
夕食のお品書きです。
まずは先付の車海老と明石蛸がでてきました。
縁起物として、茅の輪くぐりがあります。お皿の上に、輪を結び、輪をくぐって箸を入れると、無病息災の御利益があるという、縁起物です。
明石蛸の木の芽焼き オクラ添えです。片山正喜さんは、沖縄の本部港を船で出て、鹿児島の港に上陸すると、九州の田舎道をゆっくりと走り、途中途中の温泉で、ゆっくり浸かってたそうです。
そしてこちらは車海老と丸茄子のオランダ煮です。上にかかっているのは白酢でした。
九州地方では、至る所に温泉があり、しかも、天然掛け流し温泉です。その入浴料は300円くらいで、人気が少なく、ゆっくりと火山帯が温めてくれた、天然温泉を楽しんできています。
こちらは天然びわ湖 スッポン小鍋仕立てという椀盛りです。
中には焼き餅も入っており、クコの実が彩りを添えています。
続くお造りは、天然活魚の盛り合わせです。
鮎の塩焼きと共に出てきたのは、トマトのすり流しというものでした。
和食の良さは、会食の良さは、単品でお腹いっぱいになるのではなくて、あれやこれや季節の食材を少量で、丁寧に料理して、味わうことが出来ることです。
本日はやす井の女将さんをしている安井ちなみさんがあいにく不在でした。仲居の中村祥江さんから、安井ちえみさんが、松葉博雄に会えなくて残念との伝言を聞きました。
≫2014年3月
上の写真は、2014年3月の、料亭旅館やす井に泊まったときの安う井ちなみさんの写真です。安井ちなみさんは、菊池桃子さんか藤あや子さんに似た美人女将です。
2015年6月11日(木)