台所で白菜を捌くと散らかるので、ハクサイの浅漬けは屋外でしています。
白菜が太って美味しくなる頃は、気温は下がり寒くなります。寒くなるころは、鍋料理が美味しくなる頃です。
淡路島の家に戻ると、ビールといきたいところですが、その前に、買ってきた白菜とかぶらを、浅漬けにします。
家の台所で、漬け物作りをしていると、台所が散らかるので、屋外の台所で、浅漬けに取りかかります。
白菜は、最初に真っ二つに切り、更に、四分の一、更に八分の一に細かく切っていきます。
かぶらは、外側の皮を削り機で剥がすように、皮を削り取ります。この仕事は普段は松葉博雄の仕事ですが、今日は奧さんが手伝ってくれています。
このあとカブラを、細かく切っていくのは松葉博雄の仕事です。切り開いた間に、昆布を挟んで、カブラにコンブのうまみが染みこむようにします。
難しいのは塩加減です。塩を沢山入れると、美味しく漬かるのですが、塩分を少なくするために、控えめに、控えめに、塩を使います。
方法としては、手のひらに塩を塗って、手のひらから、かぶらやハクサイにすり込むように、塩を塗りつけていきます。
塩加減は3%程度ですが、減塩の場合は2%か、2.5%です。
ビニール袋に、かぶらと白菜を交互に入れて、この後、鷹の爪と、ゆずの皮を削って、上から掛けておきます。
重しを置いて、寒い外に、風にさらしておきます。
漬け物のつけ込みが終わると、やっとビールを頂きました。よほど疲れたのか、ビールを一缶飲んだだけで、こたつの中で、寝てしまいました。
昼寝から起きると、もう晩ご飯の支度です。
今夜の晩ご飯は、寄せ鍋です。フローラルアイランドで買った、アカメバルなど鮮魚330円、丸ハゲ 330円を使います。
豆腐、こんにゃく、ハクサイ、ダイコン、穴子、はんぺんなどは、松本商店で買った食材です。
いつものように、味付け担当は松葉博雄の役割です。
出汁が美味しくなった頃、ハゲをいれます。ハゲが白くなってくると、もう頂いても良い頃です。
木曜日の楽しみは、米倉涼子の主演する、ドクターXです。ドクターXを見るためには、病院食のように、少し早めに食事を終えて、お風呂に入って、憂いのない状態を作ります。
なかなかおいしい味の寄せ鍋です。美味しくなった要因は、出汁昆布を2時間以上水に浸けていたことです。一晩浸けるのが良いとされています。晩ご飯なら、朝浸けておくと、良い出汁がでます。
奧さんと二人だけの食事なので、あまり沢山の材料を入れすぎると、余ってしまいます。大勢で食べる鍋料理は、人数に合わせて多様な食材を使うことが出来ますが、二人だと、本当にこれだけ食べられるのか、疑心暗鬼で、食材の量を、推し量っています。
鍋の火をあまり強い状態で続けてはいけません。寄せ鍋の食材が、だしになってしまうからです。
ビールを頂きながらの鍋料理なので、選ぶのは、箸が自然にビールに合う物にいってしまいます。
まずは豆腐とか、はんぺんとかに、箸がいってしまいます。
鍋の中に、ハゲが長くいると、ハゲの味が抜けてしまいます。いつまでもハゲをとらないと、奧さんがスプーンでよそって、ハゲを取り皿に入れてくれました。
このハゲには、肝が入っているでしょうか。肝が入っていれば、ハゲはうんとおいしいハゲになります。
このあと、奧さんは〆にうどんを用意していましたが、とても食べられそうもないので、うどんは今夜は頂きません。焼き穴子を入れたので、寄せ鍋の味がうんと良くなりました。
2014年12月4日(木)