【報道特集】世界の大問題 近視対策 2050年までに、人口の半分が近視になるという試算

投稿No:9852

【報道特集】世界の大問題 近視対策 2050年までに、人口の半分が近視になるという試算

先日、TBSの

報道特集と言う番組で、世界的な近視問題、

また対策について放送されました。

最近、近視についての問題を

報道するニュース番組が増えました。

それだけ、近視が問題になってきている

ということです。

世界中で、近視の子どもたちが急増し、

オーストラリア・ブライアン・

ホールデン・ビジョン研究所の試算では

2050年までに世界人口の

半分まで膨らむと試算しています。

近視は、単に

メガネをかければいい、

手術をすればいいと思ってはいけません。

近視は、緑内障の危険因子になります。

緑内障の原因の一つは近視なのです。

緑内障は視野(見える範囲)が狭くなる病気で

だんだんと見える範囲が狭くなっていきます。

緑内障は日本人の失明原因の1位なのです。

弱い近視でも、緑内障の危険因子になります。

若い年齢で発症するパターンもあり、

30歳で発症すると、数十年先まで

視野を保つのは難しいと言います。

5~60歳で光を失くし、完全に失明してしまいます。

今、近視は世界的に

増え続けています。

WHOも深刻な問題だと

懸念しているようです。

これまで、何度か紹介してきていますが、

日本でも子供の近視が問題になっています。

東京都北区のある小学校のあるクラスでは

25人中10人がメガネをかけているそうです。

文科省によると視力が1.0未満の子供が

6歳で23%、17歳で72%を超えるほど、

ほぼ近視だそうです。

小学生では、最も高い割合で

1979年(昭和54年度)の統計のほぼ倍の

数字になってしまっています。

子どもの近視は世界中で増加傾向にあり、

多くの国や地域で公衆衛生上の問題となっています。

近視の原因は複合的で、遺伝的要因に加えて、

生活習慣や環境的要因が影響していると考えられています。

スマホやゲームの普及が

大きな要因の一つとなっていますが、

スマホもゲームもしない、TVもほとんど見ない

子どもも近視になってしまうケースもあります。

それはなぜでしょうか。

スマホやゲームを見ていなくとも。

インドア好きで、本が好きでずっと

読んでいたりすると、近視は進行してしまいます。

ゲームやスマホというより、目と見ているものの距離、

見ている時間が大事なのです。

研究によると、屋外で過ごす時間が

少ない子どもは近視のリスクが高まると

報告されています。

30センチより、近い距離で長時間見続けていると

眼球が伸びて近視になるリスクが高まります。

子どもの近視

子どもの近視は進行性があり、

放置すると視力がどんどん悪化し、

高度近視に至ることがあります。

高度近視は、網膜剥離や緑内障など、

将来的に深刻な目の問題を

引き起こすリスクが高まります。

また、視力が悪いことで、学習や日常生活に

支障をきたすことがあります。

さらに、子どもの自信や社会参加にも

影響を与えかねません。

子どもの近視治療には

オルソケラトロジーがあります。

特別に設計された

硬質ガス透過性コンタクトレンズを使用して、

一時的に角膜の形状を変更し、

近視や乱視を補正する非外科的な視力矯正方法です。

この治療法は主に夜間にこ

のコンタクトレンズを装着し、睡眠中に

角膜の形状をゆっくりと変更することで、

日中の視力を改善します。

手術を伴わずに近視や乱視を補正できるため、

リスクが低く、回復時間が必要ありません。

レンズは主に夜間にのみ使用するため、

日中はコンタクトレンズや眼鏡なしで

クリアな視界を楽しむことができます。

オルソケラトロジーは夜間のみの装着のため、

小学校低学年から装着が可能ですが、

親が管理することが求められます。

やはり目に入れるものなので、

子供だけで管理や手入れは難しく、

衛生的にも親が管理して

気を付けてあげなくてはなりません。

眼軸長が伸びやすい高校生くらいまで

装着することが推奨されています。

様々な近視と治療法

子供の近視治療は年齢にも左右されます。

眼科専門医松葉眼科医院では

オルソケラトロジーを取り扱っております。

ぜひ眼科専門医松葉眼科医院に相談ください。

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