沖永良部島観光は続きます フーチャ お墓 カルスト地形 島を存分に満喫しています
投稿No:9594
まだまだ沖永良部島観光は続きます フーチャ お墓 カルスト地形 島を存分に満喫です
沖永良部島の観光名所を色々回ってきましたが、
まだまだ有名な場所があります。
まずはフーチャです。
フーチャとは、『潮吹き上げ洞窟』を意味する
島の呼び名です。
上から、洞窟の下を見下ろすと
もし、落ちたら命は無いと思える怖さを感じます。
沖永良部島の北海岸は切り立った断崖絶壁と、
無数の棘のような岩場が広がっています。
海岸線付近の断崖には、
隆起サンゴ礁が荒波で浸食されてできた
縦穴型の洞窟が口を広げています。
恐る恐る覗き込みました。
季節風や台風のときには20~70mも
潮が吹き上がることもあるそうです。
洞窟を覗き込むと吸い込まれそうで、
迫力がありました。
(参考:鹿児島県観光サイト)
自然の凄さを身近に感じることができます。
また、フーチャ付近の海中には
アオウミガメが食用として好む海藻が多く生えており、
陸上から間近に遊泳中のウミガメを
観測できるスポットでもあるそうです。
台風のため波がうねっていて、
残念ながら今回はウミガメを見ることは
できませんでした。
世之主の墓
沖永良部島には、
世之主の墓 (よのぬしのはか)という
お墓の観光スポットがあります。
この墓は掘込墓で、
琉球王国の統治下にあったころの
島の王のものです。
14世紀ごろは琉球北山国の勢力に組み込まれ、
この時期、島を統治したとされる「世の主」
(琉球北山王の子とされる)の伝説が残されており、
その墓などの遺跡は、
琉球王国時代の様子を今に伝えています。
(参考:鹿児島県観光サイト)
沖縄からの船を部下の伝令のミスで
攻撃と勘違いし、
妻子ともども自害してしまった
悲劇の王だそうです。
世之主の墓は石門で囲まれ、
中には王様と奥様、
子や家臣たちの骨壷が安置されています。
琉球石灰岩
沖永良部島の掘込墓の特徴の一つとして、
琉球石灰岩と呼ばれる、
石灰岩が利用されています。
この琉球石灰岩は沖縄にも広く分布していて、
沖縄の江戸時代以前の古墓や城跡の多くは
この石灰岩を利用して造られています。
このお墓の造りは
以前、沖縄で見た、
琉球の武将護佐丸のお墓と造りがそっくりで
びっくりしました。
(過去ブログ:琉球の武将護佐丸のお墓)
田皆岬
田皆岬は島の北西端にある美しい岬で、
東シナ海に突き出した岬は高さ51mの断崖絶壁です。
島内屈指の景勝地となっています。
岬の周辺一帯は、
石灰石などが雨水や地下水に浸食された
「カルスト地形」が広がっています。
一般的に屋外のカルストは浸食が激しいので
なかなか残っていないそうなのですが、
この沖永良部島の田皆岬はたくさんの
カルスト地形を望むことができます。
カルスト地形をのんびりと歩き進めていると
灯台が見えてきました。
このカルスト台地は、
遊歩道が整備されているので
歩きにくいと言ったことはありません。
田皆岬は日の出と朝日の名所と言うことで
「奄美十景」に認定されています。
岬自体は一面天然の芝生に覆われていますが、
歩いていると、
カルスト地形らしい露岩もありました。
断崖絶壁は柵ないので、風の強い日や
足元の悪い日は注意しなければならないと思います。
沖永良部島へ来て、素晴らしい景観を
たくさん見ることができ、感動の連続です。
自然のすばらしさを
改めて実感することが出来ています。