里山とは 現状の調査 樹木の測定 実習演習 淡路景観園芸学校 受講記(58)マスターコース③
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里山とは 里山管理 樹木の測定 実習演習 淡路景観園芸学校 受講記(58)マスターコース③
どんな里山にしたいのか?
人の住む地域の山は、昔は生活に利用されてきました。
それが里山です。
山に入り、燃料にする芝刈り、薪や炭を作る木の伐採
堆肥として肥料にする落ち葉拾い、
樹に実る食べられる食材、きのこなどの食材取り
長い間、里山は生活の中に組み込まれていました。
しかし、化石燃料が普及すると、
里山の利用は激減してきました。
里山を放置しておくと、景観が壊れてしまいます。
どんな里山にしたいのか?
それを考えるためには、現状の調査から始まります。
里山管理 実習演習 ① マス目の中の樹木数 名称の測定
調査の方法は、5メートル四方の区画を線で区切って
その中に茂っている、樹木を一本ごとに番号を付けて
木の名前、太さ、高さ、木の間隔、葉が覆う長さを
測定して、記録していきます。
下草の小さい苗木も対象です。
番号が予め印刷されてテープを
調査する樹木に、留めていきます。
密集した樹木があれば、大変な作業になります。
困ったのは、樹木の名前です。
これは、インストラクターが、
参考書で確かめてくれました。
里山管理 実習演習 ② 測定結果の記録
面倒なのが、記録です。
戸籍調査のように、樹木毎に記録をしていきます。
番号、種名、樹高、太さ、木の間隔、茂り方などを
一本ごとに調査して、記録していくのです。
里山管理 実習演習 ② 樹木の高さ
樹木の高さは、長く伸びる測定棒を使います。
少し、離れてみないと、どこが天辺なのか、分かりません。
延び縮みする、計測棒をたてて、およその高さを計測します。
その際、隣の樹の間隔も、巻き尺で測ります。
里山管理 実習演習 ③ 里山の照明度
里山の日当たりは、大切な要素です。
大きな樹木が茂ると、周りの低い樹には
日光が当たりません。
そうなると、下の樹は成長しません
常緑樹ばかりだと、冬の日当たりも下草には届きません。
何回か、日照度をそくていしました。
同じ場所でも、時間を変えると
日照度は、大きく変化しています。
里山を明るくするには、
どの程度の明るさを求めるのか、
目安になるのが照明度です。
里山管理 実習演習 ④樹木の太さ測定
樹木の太さを図る、巻き尺があります。
外周を測定すると,直径が換算されます。
外周が図れない程の、細い木の場合は
換算をしないで、直径を巻き尺で測ります。
里山管理 実習演習 ⑤樹木の葉の面積
樹木の先端部分の、葉の面積の概算値を測定します。
一番長い部分の長さを記録します。
樹木が重なり合って、下から見ると外形がはっきりしません。
その場合は、木の幹を揺すって、葉を振動させて確かめます。
僅か、5メートル四方なのに、予想外の樹木が茂っています。
地面に低く茂っている樹木も測定対象です。
受講生には、初めての体験学習でした。
2021年11月26日(金)