まつたけ、鮎はどうして消えたのか?広島空港の近くの里山は、子供のころは松茸が生える松林でした。今は孟宗竹が生い茂る竹藪になってしまいました。

広島空港の周辺の里山は、幼いころは広島産の松茸の採れる地域でしたが、山からは松茸が消え、川からは天然鮎が消えてしまいました。

お墓参りに来ています。

東広島市の広島空港の近くは、私が子どもの頃は松茸が沢山獲れる松林でした。

お墓のある山の斜面は松林でした。

お墓を守ってくれていた土地の人は、どの辺りに松茸が生えているかよく知っていたので、秋にお墓参りに行くと、松林の中から松茸を探し出して、お土産に持って帰るように用意してくれていた事を覚えています。

全国の里山が荒れているように、東広島の里山もどんどん荒れていき、松林の代わりに竹林になってしまいました。

この理由は、里山に村人が入って、薪の為の枝木を伐採したり、山の斜面の下草を刈り取って、松の生長がしやすいように手入れをしていたからです。

さらに昔には、山に入るには入会権というものがあって、村人は薪をとる為に、他人の所有する土地でも山に入ることが出来た時代もありました。

今は、電気・ガス・水道の時代です。

台所で料理をする時には、山から刈り取って来た薪を使う事はありません。

都市ガスかプロパンガスで理が出来ます。

更にキッチンは、直接火を付けるガスから、電磁調理器(IH)にもなってきています。

こうなると、山に入って木を切って、炭を作る人はもういません。

枝木を切って薪を作る人もいません。

山に人が入らなくなると、どこからともなく竹が侵入してきて、竹を切らなければ、いつの間にか竹藪になってしまいました。

里山に流れる川は清流で、飲み水にも使える水でした。

堤防がなかった時代には、夏には鮎が遡上してきて泳ぎ、網を使って鮎漁をすれば、沢山の天然鮎が捕れたことを覚えています。

それが、水は農薬と生活排水で汚染され、生水では飲めなくなり、川の流れは何カ所にも堤防が出来て、鮎が遡上できなくなりました。

お墓に生えている竹は、孟宗竹(もうそうちく)といって、筍として食べるには、一番美味しい種類の竹です。

しかし孟宗竹は、竹の直径が太く、生長した竹は、伐採するにもとても手がかかります。

竹が地下茎を通じて伸びてくると、辺り一面竹で覆われ、太陽の光も届かないほど、密集した竹藪になってしまいます。

こうなると、素人には手に負えません。

近くの工務店にお願いして、チェーンソーを使って、竹を伐採してもらっています。

子どもの頃、日当たりの良かった山の斜面は、20mほど伸びる竹の葉のために地上には光が届きません。

農薬を使って竹の勢いを弱める方法もあるそうですが、1000坪以上もある広い墓地なので、一部の竹を農薬で枯らしても、毎年春になると次から次へと筍が芽を出して、竹藪が弱まることはありません。

そこで、今日は地元の工務店の関係者に集まってもらい、この竹藪対策を専門家の知恵を借りて、対処することにしました。

地元の工務店の方は、同じような悩みを抱えている地域の方が、私以外にも大勢いらっしゃると言われています。

中には都会に出て行って、お墓を守る人が居なくなり、竹藪の中に無縁仏のように閉鎖されてしまったお墓もあるそうです。

今回は事前に工務店にお願いして、竹を伐採したので、かろうじてお墓の周辺には太陽の光が届くようになっていますが、これも維持しなければ竹藪で光が届かなくなります。

兄が亡くなって、お墓を守るのは私の役目になっています。

私が元気なうちに、なんとか竹藪対策をしたいと思って、工務店の関係者の皆さんに現場をみてもらい、どのようにすれば良いか考えて、具体的に工事をすればどのくらいの工事になるか、見積をしてもらうことになりました。

墓石は沢山あります。

墓石に刻まれた名前も、読みにくくなっている墓石もあります。

墓石に書かれている名前を、系図に書かれている名前と照合して、いつ頃の時代のご先祖様なのか確認してみると、なんとか字が読めたのは江戸時代の初期の頃でした。

暑いさなか、皆さんに山に登ってもらい、竹藪の状況を見てもらって、この後どのようにするか、現場で意見を伺いました。

重機が使えない山の斜面なので、簡単にはできそうもありません。

しかし、全国で同じような問題が起きているので、対策は何かあるはずです。

専門家の皆さんが知恵を出し合って、どのように竹藪と対処するのか、考えて頂くようにお願いしました。

切っても切っても生えてくる竹藪との闘いです。

かなり大きな作業になるのかもしれません。

2018年5月24日(日)

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