穀類膨張機(ポン菓子)で独立開業の夢

独立開業の話ポンポン菓子だけでなく、他の商材と、組み合わせれば・・・。 社長ブログ神戸/丹波篠山/ぽんぽん菓子

男の人は、若い内には、いつか独立したいという気持ちを持つ事が多く、それでは、何を独立の仕事として選ぶか、考えているものです。

勤め人をしていると、収入は自分ひとりの努力だけでは増える事も見込めず、昇進するには、自分を認めてくれる会社の上司や、取引先の贔屓や、つてが必要です。

そう思っていても、実際に仕事をしていれば、必ずしも周りとの人間関係が上手くいっているとは限らず、人間関係に悩んでいる時には、もうこんな仕事より、何か商売を見つけて、独立したいなぁと思うものです。

例えば、男性週刊誌の人気記事は、独立開業と儲け話の記事です。

まさか週刊誌を読んで独立を実行する事は少ないと思いますが、一頃は布団乾燥機を車に積んで、団地を回るビジネスとか、スナックを開業する記事は人気記事でした。

今日の話は男子の独立開業に繋がる話で、それは、ぽんぽん菓子を作る穀類膨張機の話です。

丹波篠山の味土里館の広場では、お天気の良いときには、車に穀類膨張機を積んで、味土里館の前でポンポン菓子の作成を請け負う、ポンポン菓子屋さんがお店を開いています。

この方とは、これまで何度かお話を聞かせてもらっているので、顔馴染みになっています。

日本で、穀類膨張機を始めたのは、九州福岡の方だそうです。

味土里館の前で、穀類膨張機を使って、ポンポン菓子を委託生産しているおじさんは、もうキャリアが40年以上あるそうです。

このポンポン菓子屋に着目して、これまで何人もの独立開業の相談を乗ってきたそうです。

ポンポン菓子の請負は、一回が2000円です。

材料の豆や、お米、ピーナッツは、依頼主の持ち込みですが、味付けに使う砂糖や醤油も、依頼主が持ってくることになっています。

ポンポン菓子屋さんの負担は、穀類膨張機を加熱する燃料です。

昔は薪で、今はプロパンガスです。

砂糖と醤油の調整は、おじさんの仕事になります。

これで一日に10組以上、20組くらいの依頼があるそうです。

この方は、請負料を他のポンポン菓子屋さんの半額の1000円に設定しているそうです。

なせ半額に出来るのかと言えば、もう40年も穀類膨張機を使っているので、制作費の減価償却は終わって、負担が軽いからです。

独立開業相談にこれまで、篠山市だけでも、10人近くまで応援してきたそうですが、長くて3年、早ければ1年もしない内に、ポンポン菓子屋さんを廃業しているそうです。

何故かと言えば、思ったほど儲からない事です。

家族を養う男子であれば、せっかく独立するなら、高収入を目指すのが普通です。

ポンポン菓子の場合は、季節性があります。

お天気にも左右されます。

最近は少子化で子供達が少なく、子供が、お父さんお母さんにポン菓子が食べたいとおねだりしないと、ポン菓子の注文は来ません。

話を聞いていて、この穀類膨張機は、制作費はいくらくらいなのか尋ねると、およそ60万円です。

この穀類膨張機を運ぶ、軽トラックが必要です。

お店を出させてもらえる、人が集まる大型施設との話し合いも必要です。

請負の賃仕事で、一日に三万円とか五万円にまで収入を高めるのは、かなり難しいようです。

それなら、暑い夏や寒い冬の外出が止まる季節には、農家の裏作のように、もう一つ、穀類膨張機と、抱き合わせる仕事があれば、もっと安定するはずです。

その一つが、冬場の焼きいもです。

これなら、今使っている軽トラックで回る事ができます。

夏なら、移動ソフトクリームはどうでしょう?

ソフトクリームに、オリジナリティーのある味つけをして、自分だけの味のソフトクリームを作ります。

問題は、保健所の許可です。

ソフトクリームを車内で製造する事について、保健所は許可が厳しいようです。

それなら、クレープならどうでしょうか?

移動のクレープ販売です。このほかに、移動式のたこ焼きもあります。明石焼きもあります。

味土里館の前の、ポンポン菓子屋のおじさんと、こんな独立開業の話をしている内に、仕掛けた穀類膨張機が、爆発の時間になってきました。

蓋を開けると、びっくりするような大きな音と共に、真っ白い煙が出てきて、この煙のように独立開業の話もこれで消えていきました。

2016年1月14日(木)



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