「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり 淡路景観園芸学校 実習 ⑬
投稿No:8815
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり いが栗、松ぼっくり、どんぐりで飾り炭作り
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくりの実習
飾り炭は、まるで生け花のように花器に飾ったり、
クリスマスリースにしたりと、
おしゃれなインテリアとしても人気があるようです。
また、炭には消臭や湿気取りなどの効果もあります。
炭の効果というのは昔からよく知られていて、
様々な商品に活用されています。
けれども、縁起物のひとつである飾り炭に、
こんなにバリエーションがあることは知りませんでした。
調べてみて色々知るほどに、
実際に作るのが楽しみになってきました。
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり 飾り炭とは
1 正月に、松飾りに炭を結びつけて飾ること。
また、その炭。黒が邪気を払う色とされるからとも、
読みを「住み」に通じさせて
永住を祝う意からともいう。 《季 新年》
2 茶道で、新年の床飾りに用いる炭。
また、それを飾ったもの。
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり 飾り炭の素材
では、縁起物として飾られる飾り炭に使われる素材は
、どんなものがあるのでしょうか。
一般的には、松ぼっくりやドングリ、
いが栗で作られるものが多いですが、
花や柑橘の橙(だいだい)、果物、ハスの実など、
そのバリエーションは非常に豊かです。
特に、橙には「代々栄える」という縁起担ぎの意味があり、
お正月の鏡餅に乗せるのもそのためです。
参考 語源由来辞典
飾り炭の展覧会も
2020年2月、小野市の「おの夢館」で竹や松ぼっくり、
花などを炭にして飾る展覧会が開催されたそうです。
『竹炭などを売る会社を経営する
立岩加おるさん(65)=兵庫県三木市=が、
同県小野市上本町のおの夢館で、
竹や松ぼっくり、花などを炭にして飾っている。
レモンやシイタケ、そろばん玉もあり、
真っ黒になった素材の多彩さに驚かされる。
炭との縁は家族の病気がきっかけだった。
自営業で忙しくしていた20年前、
15歳だった次女が命に関わる重い病気にかかった。
病院での治療に限界を感じ、
自然療法を始めたところ元気になり、
現在は3人の子供に囲まれて暮らしている。
自然なものを求めているうちに、
2005年に炭を作っている男性に出会い、
作り方を教わった。竹炭で加古川を浄化する活動にも参加。
11年に炭焼き窯を購入して独立し、
果実や野菜などを焼いて展示する
「飾り炭」を作り始めた。
今回は、そろばん玉を炭化させたものや、
カボチャやクルミ、
小さなタケノコなど計約50点を展示。
ハスの花が取れた後の茎やヤシャブシの実と枝、
いが栗、サザンカの実を額に入れた作品もある。
立岩さんは「作品のさまざまな形を楽しんでもらえたら」と話す。
(取材・文 笠原次郎氏)』
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり 準備
飾り炭作りは、ほとんどの受講生にとって、
初めての体験です。
あらかじめ飾り炭にしたい素材を考えて、
持ってきてくださいという案内がありましたが、
ほとんどの人が、準備が出来ていませんでした。
それを想定していたのか、
インストラクターが園芸学校のキャンパスで集めた、
松ぼっくりやいが栗、
どんぐりなどを用意してくれていました。
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり 素材を選ぶ
班別に分かれて、炭作りをします。
各受講生は用意された素材を自分で選んで、
席に持ち帰りました。
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり 素材を準備
私が選んだのは、松ぼっくり、どんぐり、いが栗です。
インストラクターが用意してくれた、
飾り炭を入れるせんべい缶(スチール缶)に
素材をアルミホイルで包んで入れます。
炭にすると、アルミホイルを開く時に
壊れやすいので、そーっと包んで、
開けるとき素材が壊れないように注意しながら包みました。
銀杏(ギンナン)も用意されていました。
生木(なまぎ)の枝も焼いてみようということになりました。
今日の実習は、ここまでです。
「景観園芸」の教育研究機関で飾り炭つくり せんべい缶(スチール缶)に収納
実際に火に入れるのは、12月になります。
2020年11月9日(月)