りんりんの縁の地、岡山県奈義町の菩提寺を訪問しました 【りんりんを偲んで─第2弾─その2】
岡山県奈義町の菩提寺を訪問しました。
標高600mの菩提寺には、平地よりすこし気温が低いような感じがします。
すでにサザンカが咲いています。
サザンカは本来もうちょっと寒くなってから咲く花ですが、標高が高いために、季節が一足早く進んでいるようです。
山門を通って本堂に向かう途中、りんりんがこの道を駆け上がったことを思い出しました。今日は猫がいます。猫を見ても思い出すのはりんりんの姿です。
猫を見れば、りんりんが猫を見つけると、突然うなり声を上げて追いかけようとしていたことを思い出します。しかし、りんりんが猫に迫ったことは一度もありません。猫の逃げ足の方が速いので、すぐに逃げられてしまいます。
菩提寺には立派な古木がたくさんあります。
杉の大木があちらこちらに見受けられ、うっそうとした中に森の静けさを感じます。りんりんは木を見ては、根元をクンクンと嗅いで、他の犬のマーキングを探していました。
たくさんの古木の中でも注目するのは、天然記念物の大イチョウです。高さ約42m、目通り周囲約12mという大イチョウは、推定樹齢900年といわれる巨木です。
900年前と言えば、1100年代です。平安時代の末期でしょうか。そんな昔からこのイチョウは生きてきて、長い歴史を見つめてきました。何を見て、何を感じたのでしょうか、話しができたら面白いのですが。
本堂のお賽銭箱に、りんりんの追悼の喜捨をして、りんりんの安寧を祈りました。
りんりんと訪れた懐かしい場所に来る度に、りんりんが、ついさっきまで、その辺をはしゃいで駆け回っていたような気がします。本当にいなくなってしまったのかなと思うことがあります。
りんりんはひょっとすると松葉博雄の行動を空から見ているかもしれません。りんりんの思い出を求めて、次はどこを訪れましょうか。
天然記念物に指定されている菩提寺の大イチョウをみて、一足早い秋の深まりを感じて、りんりんの追悼第2弾は終わりました。
2008年10月30日(木)