猟犬としての本能に目覚めるシーズー犬りんりんは、いまだに獲物を獲得した実績がありません。
ダンディなカットを褒めてもらって、ご機嫌だったりんりんが、突然、窓の外を気にしだしました。りんりんは、庭に来た猫が気になって仕方がないのです。
家族の言葉に、「ニャンコ」という言葉が出ると、それだけですぐに「ウー」と唸り声をあげて、カーテン越しに家の外の庭を見るのです。
なぜ、松葉博雄の家にニャンコが来るのかと言うと、小鳥のために、残ったご飯を水洗いして、食べやすいように庭にばら撒いているからです。
庭に来た鳥を見ると、りんりんは低い声で唸るのですが、それに寄って来たネコにも反応します。
りんりんは、我が家のパトロール犬として、庭に来たネコを追い払おうとしているのです。
ところが、いつもニャンコには、逃げられてばかりで、まだ逮捕したことがありません…。
りんりんは、とても悔しそうです。
ネコはネコで、りんりんをからかいにやってきています。シーズー犬の足が短く、胴が長いのは、山の狸やウサギなどの小動物の獲物を、穴の中に追い詰めて、穴に潜っていきやすいような体型なのでしょうか?
しかし、ネコは、穴に潜らないで、高いところに飛び上がって、追撃をさっと交わしてしまいます。いつまでたっても、りんりんは、ネコを追い詰めることがありません。
2007年4月5日(木)