有馬温泉の元湯の足湯で、湯治客の雰囲気に浸る

2006年7月24日、神戸市北区の有馬へ行きました。有馬は三宮からすぐ近くにあります。灘からも六甲山を越えて30分で行けるほどの近くの距離です。
有馬温泉
梅雨の最中で、各地で大雨が降っています。有馬の街も雨雲が低く垂れ込めて、山は山頂が見えないほどの曇り様です。

有馬温泉

このような中で紫陽花の花が咲いています。

有馬温泉

耳を澄まして、紫陽花の呟きを聞いてみます。紫陽花は、端の方から徐々に咲き始め、中心に向って花が開いてきています。

有馬温泉

中心のつぼみの声は、「ぼくも早く咲きたいよ~、まだかな?まだかな?」と、呟いています。今咲いている端のほうの花びらは、「日が差して来ると綺麗に見えるけど、日が差すと暑くて萎んでしまいそうで、ほどほどがいいな~。」と言っているようです。

有馬温泉

有馬温泉では、足湯があり、お風呂に入らなくてもお湯を足で感じる方法があります。
有馬温泉
足だけ湯に浸かって、周りを見ていると、いかにも旅の客人が旅の風情に浸っているようで、「きっと、絵になっているのかな?」と思いながら、足湯を続けていると、足がほんわかして気持ちが良いです。

最初は、お湯を下手の方に座って足を浸けていました。しかし、ぬるいので、温泉の流れてくる上のへ移ってみると、温かさが違います。上の方が温かいことが分かりました。

向かいにも席があります。ここに、どんな人が座ると松葉博雄は態度が変わるのでしょうか?

まず、一人旅の途中で、偶然足湯を見つけ、恥ずかしそうに座っている、なんとなく寂しそうな美人だったら、どうなるでしょう??きっと、話しかけて、「どこからきたんですか?神戸は初めてですか?」ぐらいから始めて、段々と、「それじゃ折角ですから、その辺で、冷たいビールでもご一緒しませんか?」というところにまで、進むのでしょうか?

ご遠慮したいのは、遠慮も消えうせた、リタイア後のおじさんが、奥さんに文句ばかり言いながら、前に前に場所を広げて、いかにも松葉博雄に早く出て行けと言わんばかりの夫婦連れだったら困るな~と思いながら、いつしか10分ほど空想に更けていました・・・。