人生の幸福は、その人の歩んできた道の中にあり 社長ブログ神戸
「大事になる前に、小事の内に」と、亡くなった松葉絹子叔母が教えてくれました。 社長ブログ神戸/淡路の生活/フローラルアイランド
人生の幸福はその人の歩んできた道の中にあり、定年退職の頃になると、二人で歩んできた事が問われる年代にもなります。
それは毎週のように行っている、東浦町のフローラルアイランドで感じた事です。
何組かの熟年夫婦のカップルが、一緒に買い物に来ている光景を見ます。
大抵のカップルは、熟年になれば、奧さんの方が主導権をもっているようです。
きっとお若いときは丁寧なしゃべり方をしていたのではないかと思うような奥様でも、この年になれば、ご主人に対する言葉遣いは、すっかりため口です。
例えば、「この柿、種なしやろう、左の柿のほうが、ええんとちゃうん?」と言った言葉遣いが、奧さんの方から出ているのです。
いわゆる、「~やろう?」という、語尾にやろうがつく、やろう語です。
これに対してご主人は、なんの抵抗もなくなっています。奧さんに言われた通りの商品を選んでいます。
きっと若いときは旦那さんに、ため口で会話をすれば「何言うとんや?」とたしなめられたのかもしれません。
しかし角が取れると、もうこんな事では争いません。それが家内安全、家庭円満となるのです。
今日もお昼ご飯は焼肉です。
奧さんは脂肪の原因に なるので嫌がっていましたが、逆らうことなく頂くようになりました。
食事を頂く時に一緒になって考えているのは、塩分をいかに控えるかです。
例えば、味噌汁なら上積みだけをすすって、下に沈んでいる濃い味噌と塩分を避けています。
お互いの自己主張が少しずつ収まってきて、まぁこんなもんかなぁ?と諦めるか、折衷案になるか、同調するようになるか、落としどころがあれば、気持ちも平安になり、幸せが近づきます。
今年の秋は、大型台風がいくつも本土に接近し、そのたびに50年に一度とか、100年に一度とか言われる様な大きな災害をもたらしています。
またもや台風接近で、淡路島の空も雲行きが怪しくなりました。
早く橋を渡らなければ、ひょっとすれば、明石海峡大橋が閉鎖されると神戸に帰れなくなると思い、予定を急遽変更して神戸に戻ります。
結果はたいした嵐にもならず、橋が渡れなくなるという心配は杞憂となりました。
これまで心配しすぎて悪かった事はありません。
亡くなった叔母が、「大事になる前に、小事の内に」と、教えてくれていました。
2015年10月1日(木)