兵庫県 丹波市 氷上町清住 カタクリの里 カタクリの花群生地
投稿No:9320
兵庫県丹波市氷上町清住 カタクリの里はカタクリの花群生地
カタクリの花
丹波市氷上町のカタクリの群生地に咲く
カタクリの花が見頃です。
カタクリとは、あの片栗粉の原料なのかと思ってしまします。
まずは、丹波市氷上町へ奥さんとドライブです。
関西圏では珍しいカタクリの群生地
カタクリの群生地に、
カタクリの花が絨毯のように一面に咲いています。
クヌギ林の一画が薄紫色に染まるようです。
かたくりの花は、晴れた日に陽が当たると開き、
時間が経つに従って花びらが外側にそり返るそうです。
天候が悪く気温が低いと開花しません。
毎年4月上旬に「かたくりの花まつり」が開催されます。
見ごろは、4月上旬の今です。
かたくり粉の名前の由来
カタクリは、ユリ科の多年草で
美しい紫色の花を咲かせます。
カタクリには堅香子(カタカゴ)という
古名(こめい)があります。
カタクリの花の様子が
「かたむいた籠」に似ているので
「カタカゴ」→「カタゴ」、
それにユリがついて「カタコユリ」
→「カタクリ」と変化したようです。
他にもカタクリの葉の形が
栗の子葉(しよう)に似ていることから
「片栗」と言われています。
かたくり粉はカタクリの鱗茎(りんけい)からとれるでん粉
のため「かたくり粉」とよばれます。
現在はカタクリの自生数が激減したため、
今ではかたくり粉の名前で販売されているのは、
ジャガイモのでん粉です。
ジャガイモのでん粉は
1882(明治15)年から生産販売がはじまりました。
明治以降、北海道開拓とともに
ばれいしょ栽培が奨励され、
ジャガイモでん粉が大量・安価に出荷されたことにより、
かたくり粉はほとんどジャガイモでん粉になったそうです。
氷上町「かたくり」の花の群生地
見頃は4月初旬で、春先クヌギ林の中に
ひっそりと群れ咲く薄紫の華麗な花は、
さながら紫の絨毯のようです。
かたくりの花はユリ科の多年草で、
花が咲くまでに7~8年かかると言われています。
雨や曇りの日には蕾のままの姿で、
晴れた日にしかその可憐な姿を見る事が出来ません。
また氷上町は、かたくりの南限と言われており、
毎年多くの観光客やカメラマンが訪れています。
4月の上旬の日曜日には、
かたくり祭りも開催され多くの観光客で賑わいます
地元のカタクリで町おこし運動をしている皆さんのおかげで
山道には、こけない様手すりがつけられていました。
ありがたいことです。
カタクリ粉は、ジャガイモの
でんぷんからつくられるようになっていますが
元々は、このカタクリの茎からつくられていたとは知りませんでした。
2022年4月5日(火)