ヤマカガシ 毒蛇です 毒の強さはマムシの4倍以上 動画有
投稿No:9108
淡路市岩屋の路上で捕獲された ヤマカガシ 捕獲して撮影したら、処分に迷います
淡路市岩屋 ご近所さんがヤマカガシを捕獲しました。
珍しいので、見せに来てくれました。
ネットで調べると、毒蛇のヤマカガシという蛇です。
ヤマカガシとは?
カガシとは日本の古語で、「蛇」を意味します。
したがって、ヤマカガシは、「山の蛇」という意味です。
ヤマカガシは北海道や一部の離島を除く全国に生息し、
好物のカエルがいる川や田んぼでよく見られる。
体長は通常80センチ程度、大きいもので約1・5メートル。
生息地域によって体の色や斑紋が違い、
九州のヤマカガシは黒い斑紋が大きく、
関東では赤色が目立つ。
出典:西日本新聞
ヤマカガシの毒は2種類
奥歯で深くかまれたときに出る毒は
血液に入ると頭痛を起こし、
死に至ることもあるそうです。
もう一つの毒は首の辺りに蓄えている毒です。
ヤマカガシに噛まれたら毒が回らないように、
蛇をすぐに離さないといけません。
首の毒が飛び散って
目に入ると失明する危険性があるので、
棒などでたたいてはいけません。
出典:西日本新聞
ヤマカガシは出血毒 噛まれると血が止まらなくなる
ヤマカガシの毒は出血毒ですが、
クサリヘビ科のマムシやハブなどの
出血毒とは少し違っていて、
プロトロンビンの活性化
(血液凝固作用)が主な作用です。
血管内に微小な凝固を発生させることで
凝固因子を消費させ、
逆に血液を止まらなくしてしまいます。
その作用は強力で、
時にはフィブリノーゲンがほとんどゼロまで減少します。
フィブリノーゲンは、血小板と同様に
出血の際の止血機構の一役を担っています。
この成分が減少することで出血が止まらなくなるのです。
そのため、ヤマカガシの毒を
「溶血毒」と呼ぶこともあります。
ヤマカガシの毒には細胞を破壊する成分はありません。
そのため腫れや痛みはほとんどなく、
受傷後数時間から
1日ほど経過したあとで出血傾向が現れます。
全身におよぶ皮下出血、内臓出血がおこり、
重篤な場合は急性腎不全や
脳内出血を引き起こし死に至ります。
毒の強さはマムシの4倍以上
毒の強さはマムシの4倍くらいあるそうで、
かまれた場合の主な症状は、
血が止まらなくなったり頭痛がしたりするほか、
重症になると脳内出血や急性腎不全になるケースもあり、
昭和47年以降死亡したケースが
4件報告されているということです。
出典:NHK生活情報ブログ
ヤマカガシの性格
ヤマカガシは「臆病」です。
臆病なのでちょっとやそっとでかみついたりはしません。
人の気配がしたらさっさと草むらに逃げてしまうんです。
それでも攻撃されたり、
山で突然出会ったりした時に
自分を守るためにかみつくのです。
出典:NHK生活情報ブログ
ヤマカガシを見つけたら?
通常は、しばらくすると
エサを求めるなどして別の場所に移動するので、
ヤマカガシを見かけても騒いだり、
捕まえようとしたりせず、
刺激を与えないようにしてその場所を離れてください。
もしも、ヤマカガシに噛まれてしまったらどうする?
もし、万が一かまれたらどうすればいいのでしょうか。
とにかく毒を出すことが最優先ですが、
素人には難しいため、
すぐに病院に行って専門家による適切な治療を受けてください。
ヤマカガシは臆病なヘビですが、
恐ろしい毒を持っています。
見かけても安易に触ったりいじめたりせず、
眺めるだけにしましょう。
2021年9月7日(火)