淡路でガーデンパーティ
今年も、2005年6月15日から2泊3日で、淡路にある研修所で、新入社員の研修をおこないました。
夕方になって、1日目の研修が終わり、ウェルカムパーティを庭でしました。天気予報によると明日の16日は天気が崩れるそうなので、庭で焼肉をすることが難しくなってしまいそうです。そこで、バーベキューは今日やることにしました。
準備は二手に分かれます。食材調達チームは、車で近くのスーパーマーケットまで食材を買いにいきました。
そして、もう一方のチームは、庭で火の準備に当たります。炭をおこし、テーブルと椅子を庭に出し、食材の到着を待ちます。
買ってきた材料はどれもおいしそうです。
社長松葉博雄はおにぎりを担当してむすびました。これは後で焼きおにぎりにします。
おむすびを見てください。いずれも形が整った正しい三角形のおにぎりになっています。ここまでくるには、かなり握りこんでることがお分かりでしょうか。
実は、それほど練習してなくても、いつの間にか、こんなおにぎりが握れるように子供の頃からなりました。これも何かの一芸と言えますか。
野菜を洗って切っていきます。レモンは絞ってタンにかけるとおいしいのです。今の時期は、野菜に恵まれていて、土地の野菜が安価に入手できました。
私は炉辺の係りになって、いろいろと食材を焼きました。この炉辺係はのんびりできません。
あれやこれや焼き加減があり、絶えずひっくり返し、形が崩れないように、焦げ過ぎないように、常にトングを振っています。
茄子が意外と時間がかかるので、最初に焼きはじめました。にんにくも一緒に焼きます。
この時期の茄子は、ハウス物から路地物に移り、茄子本来の甘みが出てきます。
これを丸ごと焼き茄子にして、焼きあがると、熱いまますぐに皮を水につけて手が触れられるぐらい冷まし、すぐに皮をめくり、だしをつけて食べられるようにしていきます。これはビールにとってもよく合いました。
お肉は淡路特産のあわじ牛です。あわじ牛はこれを神戸に持っていき、神戸で売れば神戸牛になるようです。
この近くに国営の牛舎があり、そこでは、乳牛のオスを育てています。
遠くから見ると、乳牛がいっぱいいるので、きっとおいしい絞りたての牛乳もありそうなので、牧場に行って分けてもらおうと思い、農場の方にお願いしてみたら、「ここの牛は全部オスやからミルクは無い」と言われたことがありました。
つまりお乳が搾れないオス牛は、食肉用に育てられてブランドをつけられるわけです。
各自が好きなものをとろうと、火を囲みます。
どんどん焼いて、ビールを飲んでいきます。黄昏の頃なので、暑くもなく、5m以内には海があり、そこから潮風が潮の香りを運んできます。
なかなかいいムードです。もし、ここに知らない人が通りかかり、「是非私も入れてください、お金を払いますから…」と言われたら、いくらの料金設定にしましょうかと、皆さんで話しました。
その結果、ビアガーデンなら3000円ですが、それ以上の雰囲気と食材があるので、まあ一声で1万円ならいいんじゃないですかということになりました。
しかし、そんなことがあるわけがありません。言ってみるだけです。
だんだんと食材が熱い炭火で焼けてきました。炭火で焼くと、電気やガスで焼くのとは一味も二味も違います。
にんにくがそろそろ焼きあがりました。丸いままの一粒のにんにくは、口に入れると、ふうふうと言うほど熱く、柔らかさはまるでクリの実を食べているかのようでした。
よく焼けたにんにくは臭みも飛んでいて、あまり周囲に臭っていません。
そろそろおにぎりを焼きます。おにぎりの上からお醤油をたらして焼くと、なんとも言えない醤油の香ばしい香りが鼻に染みとおっていきます。
焦げ目がつくほどおにぎりを焼き、表面のお米がやや膨らんで焼き米のようになった頃が、出来上がりです。
厚揚げも焼くとおいしいです。
じゃがいもは焼いてホクホクになったところにバターをつけて食べます。
暮れかけた空を見ながら、心地よい風に吹かれて、おいしいビールを飲んで、なかなか贅沢なガーデンパーティーになりました。
野外だからこそ、家にこもる煙や臭いを気にすることなく、油が飛ぶのも気にしません。
気にしているのは、こんなに食べても太らないかしらという女性の悩みだけでした。かと言って、箸はしっかり進んでいます。体重の管理は、自己管理でお願いします。
まだ皆さん、あまりお話をしたことのない関係ですから、この食事を機にどんどんお話ししていただきたいものです。
最近は、ペットに犬やネコを飼っていることが多く、話題の中心は飼っているペットの自慢になりました。
うちのワンちゃんはどうとか、うちのネコちゃんはどうとか、まるで子供がいい成績をとった親ばか自慢のようになっていきました。
さあ、いよいよ暗くなってきました。膨れたお腹をさすりながら、これから蛍狩りに向かいます。