マンゴーの大きな種を飲み込んだ愛犬りんりんは、切開手術の可能性もあり、急遽、明石の夜間救急動物病院へ行くことになりました
マンゴーの大きな種を飲み込んだ愛犬りんりん
マンゴーを食べたその日の夜のことです。
リンリンにマンゴーを食べさせるために、奥さんはマンゴーを手に掴んでなめさせました。
ところが奥さんは、うっかりマンゴーを手から滑らしてしまいました。
その時りんりんはチャンスとばかりにマンゴーを咥え、口の中に全部入れてしまったのです。
あわててマンゴーを取り戻そうとすると、りんりんは大慌てでマンゴーの種を飲んでしまいました。
マンゴーの種は、長さ10センチ、幅3センチ、厚さ5ミリぐらいの小判型の平たいものです。
これが、胃から腸に移ると、腸壁を破る可能性もあります。
飲んだのは、夜の10時半ごろです。
夜間救急動物病院を探す
もう一般の動物病院は開いていません。
「さぁ、どうしようか?」と、悩みました。知り合いの内科の先生に電話してみました。
胃腸科の先生ですが、専門は人間なので、やはり犬のことは分からないということでした。
いろいろインターネットで調べたら、夜間救急動物病院があるということが分かりました。
夜間救急動物病院は、明石にあります。
すぐに連絡を取って、相談すると、「早く来たほうが良いでしょう」ということになりました。
松葉博雄は、ビールを飲んでいたので、運転は娘がします。
奥さんと3人で、りんりんを抱いて、夜中に第2神明道路を走り抜けて行きます。
明石西ICで高速道路を降りて、そこから海の方向に1キロほど行くと、病院はありました。
明石の夜間救急動物病院で処置を受ける
夜間救急動物病院に、「誰か他の人も、来ているのだろうか?」と思っていると、ちゃんと来ています。
何組かの患者さんと言うか、動物が処置を受けています。
りんりんは、早速、前足に注射を打たれました。
注射を打って、お腹を押さえて、飲み込んだマンゴーの種を吐き出させようという診療方針のようです。
りんりんが、注射を打たれるのは、神戸のリバティ動物病院以来です。
まず、これから診察を受ける前に、同意書にサインします。
何かあっても、意義申し立てをしない」という同意書です。
注射をしたりんりんは、どうなるのでしょうか?
注射のあと、りんりんは飲み込んだマンゴーの種を吐き出しました。
射を打ってしばらくすると、りんりんに反応がありました。
先生がお腹をさするだけで、りんりんは飲み込んだマンゴーの種を吐き出しました。
「あぁ、よかった」と、もう、大喜びです。手を叩いて喜びました。
一時は、お腹を開いて、開腹手術をするという、最悪のことを考えましたが、もうこれで大丈夫です。
りんりんは、最初、診察台の上に乗ったときは震えていましたが、看護師さんがしっかり抱いて、体で温めてくれました。
松葉博雄もりんりんを励まして、りんりんの手を握ってあげました。
適切な処置のお陰で、りんりんは、一命を取り留めて、大惨事にならないで済みました。
精算があるので、窓口で待っていると、診察してくれた先生が、わざわざ出てきて、様子を見てくれました。
りんりんの容態を気遣ってくれています。
まとめ 夜間救急動物病院は緊急処置をするだけ
この夜間救急動物病院は、兵庫県の獣医の先生たちが、交代で対応しているようです。
ここでは、入院などをするのではなくて、あくまでも一時的な緊急処置をするだけで、後は、主治医の先生のところに戻ってくださいということになりました。
安心して、車で帰る頃には、日付が変わって、夜中の1時半になっていました。
家にたどり着いたときには、今日の緊張でぐったりしました。
診療明細書と、夜間救急動物病院の地図 |
※社団法人兵庫県獣医師会 夜間救急動物病院
明石市魚住町清水2114番3 (社)兵庫県獣医師会館内
来院受付 PM9:30~AM2:00
電話受付 PM9:15~AM1:30
TEL:078-943-9912(きゅうきゅうわんにゃん)
2007年7月27日(金)