松葉りんりんの四十九日法要は、家族を中心に、しめやかに行われました。中国料理店「Kirin(麒麟)」の美味しい料理は、りんりんの「ちょうだい、ちょうだい」を思い出します
今日は、亡くなったりんりんの四十九日の法要を家族が集まって、中国料理店「Kirin(麒麟)」で行っています。
りんりんは、確かに亡くなったのですが、家にいると、まだりんりんが駆け寄ってくるような気がしてなりません。
何か食べていると、すぐに寄ってきて、「ボクにもちょうだい」と手を机やテーブルをひっかいて、音を出して、言葉の代わりに注意を引こうとしている仕草を思い出します。
やはり、りんりんの「ちょうだい、ちょうだい」がないと、物足りません。
四十九日の法要に選んだ中華料理「Kirin(麒麟)」は、JRでは、摂津本山、阪急だと岡本の近くにあります。
最初に問題となったのは、駐車場がないため、2台の車は近くの有料駐車場へ入れることになりましたが、どこも一杯で、寒い星の下で、あちらこちらを探してまわりました。
お店の方にお任せコースをお願いして、魚と肉が出るように頼みました。
魚は、鯛の刺身で、これにピーナッツや餃子の皮の唐揚げ、香菜などを塗して、お醤油で味付けして頂きます。
茄子の揚げ物や、水餃子を食べながら、ビールが進んでいきます。松葉博雄は、今日のビールの相手は、次女の旦那さんが、積極的にしてくれました。
周りで見ていると、2人とも、ビールで顔が真っ赤になっていたようです。
鶏の唐揚げにマヨネーズ味をつけたお料理、エビの熱々茹でが、出てきました。
エビが皮付きなので、その前に、フィンガーボールが出てくるのですが、誤って、このフィンガーボールを飲んだ人がいるそうです。
なるほど、レモンも浮いていて、フィンガーボールの水は、醤油ベースのスープのように見えます。
一度、知っていれば、そんな恥ずかしい失敗はないのですが、もし知らないと、ついフィンガーボールのお水を飲んでしまうのも、無理はありません。
お店の人は、この人は、フィンガーボールを飲むかどうか、中華料理の基礎知識を知っているかどうか、そっと見ているかもしれません。
酢豚が出てきた頃には、松葉博雄は、ビールが相当進んでいました。
時々は、りんりんに戻して、四十九日の法要に似つかわしい話をしています。
例えば、りんりんは、普段、「りんりん先生」と呼ばれていました。どうして、りんりんは、「りんりん先生」なのでしょうか?このような、話題で、話が弾みました。
りんりんは、麻薬捜査犬とも言われたことがあります。鼻が良く利くので、お姉ちゃんのハンドバッグの奥にある、化粧用のクリームを夜中にこっそり取り出し、難しい瓶を開けて、お腹の足しに舐めたことがあります。
りんりんは、携帯クラッシャーと言われたことがあります。お姉ちゃんの新しい買い替えたばかりの携帯電話を3台も噛んで壊してしまいました。
しかも、代替品として借りていた携帯電話も、噛んでしまいました。
りんりんが、気になる場所は、旧型の携帯電話にあった、アンテナの部分です。
携帯電話から少し突起したアンテナ部分が気になって、りんりんは、お姉ちゃんがいない間に、アンテナを使用不可能な状態まで、噛んでしまいました。
中華料理店「Kirin(麒麟)」の終わりの頃の料理は、上海渡り蟹の春雨煮です。もうこの頃になると、お店にいた他のお客様は、食事が終わって、空席になってきました。
「麒麟」のお店のビジネスシステムの仕組みは、夕食時は2部制になっていて、5時半~と、7時半~に分かれて、途中のお客様は受け入れていません。
この仕組みだと、どのテーブルのお客様も、途中からはないので、ほぼコースに沿った注文の仕方と料理の作り方になります。
最後の締めは、焼き飯か焼きそばです。全部食べ終わって、今日のりんりんの四十九日の法要は終わりました。
最後は、喪主挨拶です。喪主は、りんりんの飼い主であった、次女です。今日の参加者に対して、心から感謝の気持ちを伝えて、お開きとなりました。
2008年11月9日(日)