新人社員の研修は、企業理念、経営理念の解説から始まります。

従業員満足と、顧客満足がどのようにすれば両立できるのか、新人社員に対する社長研修は少人数で始めています。

4月に入ると、新しいメンバーが増えました。

社員やスタッフの皆さんは、採用して配属すれば、それでロボットのように一人手に動けるものではありません。

生身の人間なので、なぜこのようなことをしないといけないのか、どうすれば出来るのか、誰に対して行えばいいのか、理論付してかみ砕いて、社長の考えを伝えていきます。

2000年4月から社会人大学院で学び始め、2010年3月に経営学に関する博士の学位を頂いたまでの間に、沢山の研究を続けてきたので、社員研修に使うための資料は、沢山蓄積しています。

社員研修に使う資料は、文書だけだと読むまでに読解力を必要とするので、もっと分かりやすくするために、パワーポイントを使って、これまで口頭で社員研修をしてきました。

そのパワーポイントは、研修内容の目的別に編集すれば、新人研修の為の資料が出来上がります。

もし、経営コンサルティングや、教育コンサルティングにお願いすると、100万円以上の制作費がかかると思います。

手元にある経営に関する基礎的な理論をピックアップして、プリントアウトし、研修資料が出来上がると、それを基に、一人一人の理解度に応じた話しをしていきます。

いきなり難しい話しをしても、言った事がすぐに理解出来ることではありません。

我が社には、我が社の経営戦略があります。

その経営戦略を社員一人一人が実践する為には、組織文化が大事です。

組織文化や企業文化は、一度や二度話したくらいでは出来上がるものではありません。

その根底に、社長の考えている経営理念や、我が社の創業の理念の示す企業理念の理解から始まります。

入社間もない新人の皆さんには、初めて聞く話ばかりです。

真っ白な気持ちでいれば、なるほどなぁと、まるで砂に水を注ぐように、気持ちの中に入り込んでいきます。

沢山の理論が複雑に絡み合った、我が社の基本設計となるような設計図を、分かりやすく説明していくためには、一つのパーツを丁寧に説明していく必要があります。

それは、時間がかかることなので、研修はこれからも続きます。