指宿温泉 白水館 5万坪の庭園 薩摩伝承館
同じ温泉宿でスタートしていても、何十年も経って、大きく成長する宿もあれば、昔のままの宿もあるようです。その違いは、経営者の腕の違いでしょうか? 鹿児島ツアー(4) 社長ブログ鹿児島/温泉旅行/指宿白水館/薩摩伝承館
指宿白水館(いぶすきはくすいかん)の朝は7時過ぎに目が覚めました。
窓を開けるとすぐ前には海が見えます。
台風で痛めつけられた松林の枝が折れている光景は無残です。
高校時代の修学旅行に指宿を訪れたことがありますが、その当時の記憶は、まったく思い出せません。
もちろん、修学旅行なので、こんな高級な白水館に泊まっているわけもなく、思い出を探そうと思っても、あるとすれば指宿の海くらいのものです。
朝ご飯も、昨夜と同じ場所に行って、大広間を間仕切りしたような、掘りごたつのある場所で朝食を頂きます。
わずかな滞在ですが、指宿の印象は、いわゆる温泉宿で、かなり俗化された温泉です。
廊下には、白水館のスタートのころの写真が展示されていました
ここも、スタートは、普通の温泉宿です。
それが、ほかの温泉宿と違って、5万坪の庭園を持つご当地一流の温泉宿になったのは、他と何が違うのでしょうか?
この点、重要な証言が得られました。
それは、朝ご飯を頂いてお庭を散歩していた時のことです。
通りがかった年配の従業員の方と、会話をする機会がありました。
どうして白水館はこんなに成長できたのでしょうか?という質問です。
これに対して、長年勤めていた従業員の方の証言では、先代の社長が偉かったそうです。
厳しい教育としつけをしながら、反面、優しさがあったそうです。
2年前に亡くなられたそうですが、先代の社長の奥様も偉かったそうです。
昨夜暗くて見えなかった、白水館の目玉である、薩摩伝承館に行ってみます。
鹿児島伝承館は、宇治平等院鳳凰堂の作りです。
今回は時間がないので外から見るだけです。
白水館の館内はどこも冷房が効きすぎていて、とても寒く感じます。
外に出ると自然の温度で体がリラックスします。
5万坪の立派な庭園のある白水館も、砂蒸し風呂に入ったことと、夕食と朝食を頂いたことと、夜になったら寝たことで、ほとんど終わりです。
なんだかもったいないなぁと思いながらも、もうチェックアウトの時間です。
今日は開聞岳(かいもんだけ)、長崎鼻(ながさきばな)、池田湖を見て回ります。
9時には白水館を出て、次は霧島に向かって出発です。