大阪倶楽部のアクアライナーでナイトクルーズ~淀屋橋、天満、OAPタワー、桜ノ宮、大阪城天守閣、花外楼のお弁当を食べながら~
今日はさんプラザコンタクトレンズの定休日です。ちょうどお休みの日に、大阪倶楽部では水上バスを借りきってお花見のためのアクアライナー ナイトクルーズがありました。
ナイトクルーズは夕方6時発と7時半発の2便が用意されていました。松葉博雄はすぐに申し込んだものの、遅便の7時半発の便になりました。
船から夜桜見物に出発する船着き場は、大阪倶楽部のある地下鉄淀屋橋と京阪電鉄淀屋橋駅のすぐ近くにある淀屋橋港でした。
水上バス乗り場。こんな、ビジネス街のすぐ近くに船着場があるのは知りませんでした。
今日のルートは淀屋橋から天満を通り、OAP(大阪アメニティーパーク)ビルを横に見て、桜ノ宮を降り返し、京橋に入り、第二寝屋川をさかのぼり大阪城の天守閣を見て弁天橋で折り返します。大阪城港から天満橋港を経由し淀屋橋港へ戻って来るルートです。
船に乗り込みます。 もう7時半になって陽は暮れています。
このアクアライナー水上バスを今の季節に借りきると、13万6千円ですが、きっちり予約が詰まっていて、なかなか取れるものではありません。
アクアライナーが港を出ると、すぐに中ノ島公会堂が見えてきました。 アクアライナーが出発すると、すぐに船内サービスが始まりました。
お弁当は花外楼(かがいろう)からの仕出しのお弁当をいただきます。花外楼のお弁当をいただきながら、ビールを飲み、大川(旧淀川)の両岸に咲く桜を見ています。
すれ違う遊覧船もまた綺麗です。堂島川と土佐堀川が合流する地点は、中之島公園で二つの川はここからは大川(旧淀川)と呼ばれています。
先日、神戸の北野ホテルでの結婚式では、ガーデンの天井が開き、青空が見えた時には驚きましたが、今夜のナイトクルーズのアクアライナーの天井も、真ん中から左右に天井が開き、船は外気と一つとなり、これまでの船室が、まるで、野外にいるような錯覚を演出しています。
与謝野晶子は、「みだれ髪」の中で「清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢ふひと みなうつしき」と詠みました。大川でもすれ違う船と逢うたびに、今宵の船の美しさを感じました。
両岸では、ところどころで灯りを輝かせて、お花見をやっている場所があります。岸から、「ああ~こりゃこりゃ」と酔った声が聞こえそうな近さです。
大阪は水の都といいますが、たくさんの橋を通っていきます。大阪の橋の数を八百八橋(はっぴゃくやばし)と言います。
実際には、江戸時代には約200橋ほどだったようですが、大阪の橋は、町人たちが自分の商売のために便利になるように、自腹を切って橋を架けました。
一方、江戸の方は大阪よりも多い、約350橋ほどあったようですが、橋を架けたのは幕府で、公儀橋と呼ばれて、民営と官制との意識の区別が、大阪にはあったようです。
船から見ると沢山の高層ビルが出来ていることが分かりました。 以前に見た、香港、あるいは上海の摩天楼には及びませんが、沢山のビルが建っています。
天井が開き、桜が窓ガラス越しでなく、空気の流れを感じさせながら見ているので、臨場感はバッチリあるものの、4月の初旬の風は、大川の川面をよぎる風は、世間の風以上に冷たく、少し寒さを感じるほどでした。
今夜のナイトクルーズは普段のコースを少し変更して、大阪城の天守閣が闇夜にくっきりと、大阪城の白い肌を見せてくれるような、方向に船は進みます。
大阪城は暗い闇夜にパッと照明が浮かび、漆の黒いお盆に、白い鷺が立っているような妖艶な美しさを見せてくれました。
船に乗っている大阪倶楽部の皆さんも、「うわ~うわ~」と漏れるような感嘆の声が上がって出ていました。
今夜のナイトクルーズは奥さんと一緒に、大阪倶楽部のメンバーの皆様と一緒に思い出に残る夜桜を見ることが出来ました。
これが大阪倶楽部が良いところでしょうか?個人で企画するのも、実行するのも大変な企画と演出とがなければ、実現しない、美しい水の都を見ることが出来ました。ありがとうございました。
2006年4月7日(木)