『糟糠の妻は堂より下さず』といいます。糟糠とは、おからと米糠のことです。おからと米糠の貧しい食事を一緒にしていた時のことです。
糟糠の妻とは、若いときの貧しい生活ですが、ゆとりが出来ても、ぬか漬けを続けて貰えば、美味しい朝ご飯と元気を頂けます。
淡路市の道の駅で買った、森鮮魚店の鯛を、奧さんが朝早くから起きて、焼いてくれました。森鮮魚店のお魚は、家で調理しやすいように、鱗を取り、内臓を取り、主婦にとっては、とても助かる下ごしらえができています。
このサイズの鯛で、350円です。とても買い得感のある、買い物です。
梅干しは、さんプラザビルの地下にあるカレー店の、いっとっ亭の女将さんが持たせてくれた、自家製の梅干しです。とてもジューシーで、酸っぱい酸っぱい梅干しで、少しあればご飯が進みます。
梅干しは、今年松葉博雄も挑戦中なので、いっとっ亭の女将さんが作っているような、酸っぱい酸っぱい真面目な梅干しが出来るかどうか、楽しみにしています。
今日は土曜日の朝で、出勤時間はいつもと変わらないのですが、最近、松葉博雄の奥さんは、朝早くから目が覚めるそうで、早く起きて、手の込んだ美味しい朝ご飯を作ってくれています。
今年の手作り食材は、梅を使って、梅酒造りと、梅干し作りを終えました。次に準備しているのは柴漬け作りです。
キュウリがだんだんと安くなってきたので、一盛り100円くらいのきゅうりとなすびを買い込んで、塩漬けにして一晩おいておきます。
注意しないといけないのはカビの発生です。少しの手抜きで、少しの油断で、カビが発生して、台無しにした苦い経験があります。
魚釣りと一緒で、350円出せば、こんな立派な鯛が買えるのですが、魚屋さんに魚を買いに行くのではなく、海に行って自分で魚を釣ろうとすると、道具代、えさ代、交通費などを考えると、何千円になってしまいます。
それでもやはり、自分で釣った魚が食べたいのです。自分が食べたいのではなくて、家族に食べさせてあげたいのです。その時に、「パパすごい!」と、家族から賞賛の声があれば、それで満足なのです。
今朝の奥さんの料理もそうです。これだけの料理を、奥さんが食べるのではないのです。手間暇掛けて、旦那様の松葉博雄が、うん!これは美味しい!と、その一言が欲しいのです。
ぬか床がだんだん馴染んできて、美味しいお漬け物が出来上がるようになりました。
スタート時には、塩分が強くて辛かったのですが、キャベツに吸収してもらったので、だんだんと、瓜やなすびやきゅうりの、あまり辛くないぬか漬けが出来てきました。
これだけ手の込んだ朝ご飯を頂いたので、今日はこれに見合う仕事をしなければ、申し訳ないと思います。
では、これから出勤です。昔なら、子供達に、『ミルク代稼いでくるからね』と言って出勤していました。
2014年7月5日(土)