山中温泉ゆげ街道で、お散歩号のバスに乗り、栢野の大杉まで進みました。
栢野の大杉は、樹齢2300年です。昭和天皇天覧の大杉です。 北陸加賀 山中温泉(6)
鶴仙渓遊歩道のあやとり橋を渡りきると、橋のたもとに、石を積み上げたトーテムポールのようなものがありました。
観光客の皆さんは、この意味不明な積み石の前で、記念写真を撮っています。
橋を渡って少し進むと、突然道が開けて、山中温泉 ゆげ街道に出ました。
ゆげ街道には、両側にお店や旅館、売店、土産物屋など、商店街のように広がっています。
民家の軒下に、植木鉢に植えられたアサガオが咲いていました。
昨夜の雨の雫に濡れて、まるで湯上がり美人のような美しさを感じます。
ゆげ街道は、電柱が地下に埋設されていて、都会地で見るような電線や、電柱に絡みつくような広告物が一切ありません
。電信柱が無ければ、街はこんなに美しいのかと気づきました。
我々の街では、多くの電線が張り巡らされ、電柱は視界を悪くしています。
街を混沌とさせているのは、電柱だったのです。
山中温泉には、フリー乗車券で乗れる観光バスがあります。
その名も「お散歩号」です。宿で乗車券を買えば500円で、バスの中で買え
ば800円ですが、花紫に泊まっていますとガイドさんに申告すると、800円
を500円に割り引きしてくれました。
お散歩号に乗って、ゆげ街道をぐるりと一周しました。
折り返し地点は、天然記念物の「栢野の大杉」です。
栢野の大杉ステーションでは、10分間の休憩時間があり、この間に、観光
客はバスを降りて、栢野の大杉に触れることが出来ます。
鹿児島県の屋久島に、「仏陀杉」があります。樹齢2500年の杉で、2500年前といえば、インドで仏陀が誕生した頃なので、仏陀杉と名付けられています。
その仏陀杉に比べて、遜色ないほどの大きな杉でした。
屋久島のすばらしさは、古代杉が沢山残っていることです。
これに対して、全国各地の古代杉は、孤立しています。
太平洋戦争の後、昭和天皇が全国を巡幸したとき、この栢野の大杉にも、巡幸されています。
屋久島と同じように、杉の根を踏んで、杉を弱らせないようにするため、杉の根の上には、浮き歩道が作られています。
栢野の大杉に、人気を奪われていますが、元々の境内は、菅原道真を祀る神社の境内です。
神社の前で、一緒に旅行している、今回の山中温泉の企画をしてくれた、長
女の幸せを願って、菅原神社に手を合わせます。
奥さんが見つけたのは、栢野大杉茶屋の草だんごです。
松葉博雄が栢野の大杉を、別の場所から写真を撮っていると、私あれ買って
くると言って、草だんごに向かって走り去りました。
草だんごに興味はありませんが、記事の足しにはなるかなぁと思い、奥さんの後に付いていきます。
おじさんが一人、店番をしていました。草だんごは、よもぎを入れて、お団子を作っています。2個で195円です。
2013年8月24日(土)