石川県では、一日で一ヶ月分を超す豪雨が、昨日ありました。えらい時に、重なったものです。
花紫の朝食は、炭火で日本海の塩干ものを焼いていただく、和風の美味しい朝食でした。 北陸加賀 山中温泉(4)
花紫の夕食を済ませて、部屋に戻って、3人でテレビを見ながら団らんをしていると、不覚にも松葉博雄は、夕食のわずかなビールで寝込んでしまいました。
どうしたことでしょうか?普段なら、この位のビールの量なら、この後研究論文を書くほどの実績があったのに、横になって、奥さんと長女の会話を聞きながら、うとうとして、そのまま朝まで寝てしまいました。
一夜明けると、北國新聞には、昨日の集中豪雨のことが、トップ記事になっていました。一日で、一ヶ月分に相当するほどの豪雨だったようです。
朝、目覚めるのが遅く、露天風呂に行ってみると、露天風呂の清掃の時間で、露天風呂には入れませんでしたが、お客様は誰もいなかったので、係の人にお断りして、写真を撮らせてもらいました。
昨夜の雨の中の露天風呂と変わって、今朝は雨も上がり、山中温泉の峰に生い茂る木々も、暑い暑い日照りの夏から、沢山のお水を天から貰って、生き返ったようです。
山中温泉のお湯は、炭酸湯のような、どろっとした特徴も無ければ、海水を含んだような、塩分のある塩の濁りの特徴もありません。
本当に、水道水を加熱したような、さらっとしたお湯の質でした。
露天風呂の入浴を諦めて、2階の大浴場に行ってみます。
この大浴場の写真は、パンフレットから転載したものです。鉄筋コンクリートの重量物を支えるために、大きな柱が、お風呂の部屋の中に何本も並んでいます。これは少し目障りです。でも、この花紫の建物を支える大黒柱でもあります。
朝食の予約は9時にしています。昨夜の席に行ってみると、9時に来ることを想定して、今厨房から運ばれたばかりの食材が並んでいました。
サービス係の女性は、昨夜のさくらさんです。日本海の海産物を、小さなコンロで、炭火で焼いて食べる趣向になっていました。
こんな朝食、松葉博雄は大好きです。奥さんも長女も大好きです。
一夜干しの魚を、コンロの炭火で炙りながら、軽く炙って、ご飯と一緒にいただきました。
鯛の一夜干しは、レモン汁をかけて、いただきました。丁寧に、骨を取り除いていて、骨が刺さることを気にしないでいただきました。
炭火で焼きながら、魚をいただいていると、松葉博雄の奥さんは、この位で、昨夜の夕食は良かったのにと、小食派の意見が出ました。でも、一般的には、温泉旅館に泊まれば、もう食べられない、お腹いっぱい、と思ってもらわなければ、ご馳走じゃないという風潮があります。
小さなお椀に、色々な朝食必携食材が、コンパクトに並んでいます。
全部食べたかったのに、未練を残したのは、梅干しや、漬け物の、塩ふんだんのお皿です。
花紫の朝食を、全部まとめて写すと、これだけありました。もし、毎朝これだけの量を、朝ご飯にいただいていると、間違いなくお腹はどんどん張って、勤労意欲に影響すると思います。
お椀は、山中塗りの本場なので、陶器でなくて、木のお椀でした。
3人共もうお腹はいっぱいで、ついお腹を叩きたくなるほど満腹状態でした。
また、7階の部屋に戻って、小休止です。部屋の寝間は、食事の間に片付けられて、綺麗に整頓されていました。
さて、12時のチェックアウトまで、残りの時間、山中温泉の中心地を、散歩してみることにします。
2013年8月24日(土)